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2024年は人生の転換期だった

2024年、大学院最後の年が終わる。
研究、就職活動、結婚、様々な要素で構成された濃い1年だった。

当時の日記を読み返すと、すごく悩んでいたり、喜んでいたり、悔しがっていたり、色んな感情を抱えて過ごしていたことを思い出す。この1年の自分を忘れたくないと思ったので、noteにまとめてみる。

お正月は1人、実家で迎えた。いよいよ就職活動の本選考が始まるということで、お正月気分もそこそこにエントリーシートと格闘した1月。今年で自分の人生が決まってしまうんだ、と焦り、悩む日々だった。

2月、第一志望先の企業から内定を獲得。とても良い評価をいただけて、これまでの自分の人生を肯定してもらえたような、人生で1番嬉しい出来事だった。

内定を機に、結婚の話が一気に進んだ。5年間交際していた彼と、結婚することは日頃から話し合っていたけれど、具体的な日程の話ができるようになって現実味を帯び始め、とても幸せだった。ついに動き出したんだ!と。

普段から結婚について話していたけれど、ちゃんと区切りをつけよう!ということで、お互いにプロポーズもした。あの日見たマジックアワーの海、夜景、交わした言葉はずっと忘れない。大切な思い出。

就活中に我慢していた趣味も解禁した。料理やパン作り、手芸、映画、楽器、様々なことを楽しんで、生活が色鮮やかになった。

お互いの両親へ結婚の挨拶も済ませ、ついに入籍。人生の伴侶が正式に決定し、家族になった。私の名字が変わった。私は彼とともにこれからの人生を歩んでいくんだ。

だけど実感はなかった。彼とは遠距離だったし、大学では旧姓のまま過ごしていたから、結婚しても生活は何も変わらなかった。それを少し寂しいと感じたり、でも最後の1人暮らしになるかもしれないから満喫しようとしたりした。

毎月のように学会に参加し、いくつか賞を頂けた。自分が面白いと思って取り組んできた研究を、他の研究者も面白いと思ってくれて、評価されて、本当にありがたかった、嬉しかった。

英語での発表や交流も経験し、苦手だった英語に少し自信を持てるようになった。この頃からduolingoの連続記録が続いていてる。

修士論文もまとめ終わり、達成感で燃え尽きそうになる中、最後の課題である、海外雑誌への論文投稿に取り掛かった。これは年明けまでかかりそうだけど、学生最後の仕事としてしっかり作り上げていく。

そして再び冬

例年通り、「来年はどんな年にしようかな」と考えてみたが、想像ができない。学生から社会人に、一人暮らしから同棲に、地方から東京へ、何もかもが変わるから、どうしたいかなんて分からない。

来年はただひとつ、平和的に環境に馴染むことに重きを置きたい。
会社に入ったらまずは自分の仕事に慣れる。
これまで自由にマイペースだった暮らしを抜けて、相手と平和に過ごすスタイルを探す。
忙しい東京の喧騒に飲まれないように、自分を守りながら生きていく。

2025年は、心と体の健康を守りながら新たな環境に適応したい。

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