子供の爪噛みに悩む私を救ってくれた臨床心理士さんの言葉
数ヶ月前から三歳の娘の爪噛みに悩んでいます。
はじめは親指と人差し指くらいでしたが、どんどん、爪がなくなり現在では薬指以外は爪をしばらく切っていません。幸い、まだ足の爪までは手(歯?)を出していないようです。
本人が塗りたいと言ったので、苦味のあるマニュキュアも試したものの、苦くなくなるまで我慢して舐めてから、引き続き爪を噛んでいて、あまり役に立たず。(あまり小さいと苦味を感じにくいとか)
ネットを調べると、親のせいじゃない、とか書いてあるけれど、じゃあどうしたらいいのか解決策がわからず、困っていたところ、3歳児検診で臨床心理士さんに相談して、かなり救われました。
ずばり、教えていただいたことはこちら!
1. いつ噛んでいないか考える。
2. 無意識の癖なので、噛んでいても指摘しない。(癖は指摘しても直らないから、指摘するとかえって辛い思いをさせてしまうから)
3. その代わりに手を忙しくさせるように心がける。
4. 癖は頻度と期間で習慣化されるので、手を忙しくして、頻度を減らし、癖の消失を目指す。
ご相談に伺って一番に「どういうときは噛んでいないかしら?」と聞かれました。
んー?いやいつも気になると噛んでるんだけど、、と思いながら、隣で保健所のおもちゃで遊ぶムスメを見ると、噛んでない!!
臨「今は噛んでませんね」
私「ほんとだー!」
遊ぶのに夢中で噛む暇がなかったようです。いつも噛んでいることばかり気になって、いつ噛んでいないか考えていませんでした。
臨「暇なときに噛んでしまう感じでしょうか?」
私「登下校の歩いているときや、寝る前や隙あらば噛んでいます。」
臨「日中は手が口から離れるように手を忙しくしてあげましょう。あとは、寝る前はどうしても忙しくするのは難しいですが、本を読んでいるときに噛んでしまうようだったら、本のページをめくってもらったり、端を持ってもらうようにするといいですよ」
私:「なるほどー!噛んでいるときは指摘してもいいものでしょうか。」
臨:「爪噛みは本人が自覚していない癖で、無意識にやってしまうことなので、指摘しないほうがいいですよ。もうよくないことだと理解はできる年齢なので、無意識で自分ではコントロールできないことを指摘されるとつらいですから。」
やんわり指摘していたので、教えていただいてよかったです。
また原因についても、仮になにかの原因で始まった爪噛みだとしても、癖になっているだけかもしれないので、突き詰めることにあまり意味はないとのこと。
実は娘は数か月前にお友達に「さっちゃん、嫌い」と言われたことを気にしていて、私もこれが原因なのかなぁ、仲良くできているのかなぁと気にしていたのですが、なにか困っているようであれば、こういうことがあって嫌だったんだね、とただ聞いてあげる、それでお母さんちゃんとできていますよ、と言っていただいてほっとしました。(さすが、プロ。母のフォローまで本当にありがたいです。)
そして、大事なのは、口から手を離している時間を長くして、だんだん爪を噛む癖をなくしていくこと。頻度が高くて、期間が長くなると癖として定着していくので、頻度を少なくして癖をなくしていくことを目指します。
お家で暇そうなときは、ふとじゃんけんの戦いを挑んだり、手を使うお手伝いをしてもらったり、自然に手が離れるように働きかけるようにしています。
相談してから一か月、まだまだ爪は伸びませんが、心理士さんのアドバイスもあって、多少噛んでいても目くじらを立てない心の余裕ができたり、少しは噛む頻度が減ってきているような気がします。
苦いマニュキュアは本人に効果がないようであれば、苦味にも慣れちゃうから、いったんやめてみたら?とのことだったので、しばらくお休み中です。
まだまだ道半ばですが、お子さんの爪噛みで悩んでいる方の気持ちが少しでも楽になったらうれしいです。