見出し画像

『いいと思うよ』の真意。


自分の本心を奥底にしまってしまい
なかなか私に向けて表現できない夫。
今日は、この連続ツイートの補足。

私が何か提案した時の「いいと思うよ」「いいんじゃない?」は私からはジャッジに聞こえる時があるんだけど、夫はそういうつもりはさらさらないと思う。

この「いいと思うよ」

という台詞には結構、奥深い理由がある。

夫にとっては人の気持ちの詳細って分からないから、私を不機嫌にさせてしまうのが何より不安。
自分自身が不安なのではなく、あくまでも私の気持ちが分からない不安という感じ。

自分の機嫌は自分でとれるし、職場の人間関係くらいは外モードのテンプレでどうにかなる。だけど、異性であり、しかもパートナーの私の機嫌をとるとなると、非常に複雑で難易度が高いようだ。
そうすると『私が提案すること=私の機嫌が良くなること』なわけで、同意しない手はない。
つまり、反対したり、そこで一致しないかも知れない自分の意見を出すのは、リスクでしかない。

その結果、発動するのが『いいと思うよ』なわけ。

やはり夫婦間の会話で、違う意見が出せず私に合わせてばかりでは困る場面もある。実はいいと思ってないのにそれだと私も困る。だから、今後は、なかなか出てこない自分の本心を、少しでも自力で掘り起こせるようになるといいなぁと思いながら見守っている。


そもそも夫にとって感情面は、俯瞰して外側から捉えている?のかな。通常は、自分の感情を自分の内面から感じているので、自分の気持ちはすぐ取り出せるし、自分の気持ちを元に相手の気持ちも汲める。だからちょっと考えれば出てくるでしょう?と私は思ってしまいがち…だけど、
俯瞰視点だと、冷静に事実面から状況は観察できても、自分の気持ちや相手の気持ちの詳細にフォーカスするまでの距離が遠いし、解像度も低くボヤけてしまう。

とにかく、夫が自分の本音や考えを言ってもいいんだ!と思えるようになってくれたのは、
最近のことなので、ようやくその面では踏み出したばかり。

自分の気持ちを認識することが、きっと、人の気持ちを理解する核になるのだろうと思う。

最後にひとつ、感情に左右されずに、事実面から物事を冷静に見られる目というのは、雰囲気に流されやすい私にとっては、助かる事もたくさんある、という夫の長所も忘れず記しておこう。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?