マレーシアの珍しい果物、プラムマンゴー(クンダン)
2022年12月の暮れ。
夜市に行くと、ドリアンの隣で小さな黄色い果物が売られていました。
ビワに大きさも色も形もそっくりの果物、プラムマンゴーです。
以前、一度食べたことがあります。
マレーシアに初めて来たときに、クアラルンプール・アロー通りの夜市で、「皮ごと食べれるマンゴー」だと言われ、珍しさのあまり買いました。
ドリアンを求めて足を止めましたが、あまり見かけない華人の男性から声をかけられました。
「この果物は今の時期しかない。珍しい果物だ。食べて食べて、味見してみて!」
名前を聞いても覚えられず、スーパーに行って(あったー!)確認すると、マレー語でクンダン(Kundang)とかワグドンというそう。
おじさんが「マンゴーじゃない」と言っています。
(え、違うのかな?)
とっても大きなダミ声で味見するよう勧めてきます。
(うーん、どうしよう。もう味も忘れてしまったし……ならば食べてみよう!)
皮ごと食べるんだ、と勧めてきますが、このコロナ禍に人が触ったものなど食べれません汗。
洗う水があるか聞くと、ペットボトルの水で洗わせてくれました。
(あーよかった!)
手にとったのは完熟のプラムマンゴー。
食べてみると皮は弾力がありサクサク。実は甘く、完熟オレンジジュースのような味と食感。なめらかにスーーッと口の中で溶けていきました。
(うぉ〜〜〜、おいしい!!!)
ダミ声のおじさんの熱心さに惚れて、夫が少し買うことに。
1キロ40リンギ(高いっ)でしたが、500グラム買って17、5リンギにまけてくれました。
まだ若い実も入っていたので、帰宅後3日間常温においておきました。
だいぶん熟してきたので実食。
わたしは胃が悪く、味見のあと胃がもたれたので、皮を包丁で剥くことに。(皮は残さず夫が全部食べました笑)
最初食べた時と違い、今回はミカンではなくしっかりマンゴーの味がします。
種もマンゴーの小さい版。
形もよく見るとマンゴーの独特な楕円形、チビマンゴーの形をしていました。
(アレ、やっぱりマンゴーじゃない?)
葉と実の形、味もマンゴー。なにと掛け合わせてあるんでしょうか。
マンゴー好きな人はきっと大好きになるフルーツだと思います。
普通ならマンゴーはウルシ科なので、皮は食べれません。気をつけないとかぶれてしまいます。
でもこのマンゴーは皮も食べれます。
シーズンも短くとても珍しいので、マレーシアにお越しの際は味見してみてくださいね。
2022年12月
ありがとうございます。もしサポートいただけるなら 断水だらけの家から→水が出る家への引っ越し代金に使わせていただきます。