私の考える働き方改革 ~仕事編~

0.身近に迫る働き方革命

「残業多い社員はこの方々です!もうこれ以上残業しないでください。働き方改革しましょう!」
働き方改革が本格的に始動された2019年4月からはや1年が経とうとしている。私の職場も例外ではなく、残業時間が一定を超えたら1日代休取得、水曜日はノー残業デー。こんな感じで半ば強制的に改革が進められている。
働き方改革とは何が求められているのか、これから我々は何をすればよいのか?私なりに考えてみた。
最後まで読んでいただけるとありがたいです。

1.働き方改革ってなに?

厚生労働省のHPを見ると、働き方改革について以下の記述があった。

"我が国は、「少子高齢化に伴う生産年齢人口の減少」「育児や介護との両立など、働く方のニーズの多様化」などの状況に直面しています。こうした中、投資やイノベーションによる生産性向上とともに、就業機会の拡大や意欲・能力を存分に発揮できる環境を作ることが重要な課題になっています。”https://www.mhlw.go.jp/stf/seisakunitsuite/bunya/0000148322.html

生産人口の減少は日本の大きな課題である。コンビニやレストランが一斉閉店する、営業時間を短縮するといったことも最近増えてきたように感じる。これからも増えていくだろうし、問題はさまざまなところに派生すると思う。日本全体のオペが停止しないように、働き方改革が急速に求められているんだと思う。
また、働き方改革を進めると残業時間が減り、毎日の使える時間が増える。人は時間ができると外食に出かけることも増えるだろうし、趣味や習い事といった支出も増える。私は人口減少による経済停滞の対策も兼ねているのではないか、と思った。

日本の高度経済成長は人口ピラミッドが経済成長スタイルになっていただけ、そんな記事を読んだ。どこの国においても人口ピラミッドがピラミッド型となっていると経済成長が活性化し、つぼ型・釣鐘型という風に少子化が進むと鈍化するということである。確かに若手が多い職場は活性化し、ベテランが多いと停滞する。ベテラン勢のプライドや意固地な態度、若手の委縮。そうした環境が停滞につながるのだと思う。これまではなんとか回せていたと思うが、これからは更にベテランが増えていく。一人一人の仕事のスタンスを変えていかないといけない。働き方改革では単なる残業対策だけでなく、そうした意識改革も求められているのだと思う。

2.私たちは何をすればいいのか?

「働き方改革のため、残業を減らして!」そう言われた時、私は思考停止に陥ってしまった。「何をやればいいの?」上司に聞きたかったが、なんとなく答えが見つからなそうな気がして聞くのをやめた。そこから私なりに考え、以下のことをやればいいのではないかと考えた。

・仕事を選別すること
これまでやっていた仕事のムダを減らすことをしていこうと思う。
例えば、
メールを送っていたのをやめる。
かしこまったメール文体を変える。
定例資料の中で不要な項目を減らす。
必要のない会議招集を避ける。
些細なことすぎる!と思うかもしれないが、その時間を減らすことで他の時間に当てられる。意外と効果は大きいと思う。

・効率の良い働き方を試していく
月に1回は在宅ワークを取り入れる、といった会社が奨励する範囲で積極的に効率のよい働き方を採り入れていくのがよいと考える。結果的に自身には適さなくても周囲のハードルが下がり、積極的に新しいことを採り入れる雰囲気づくりができる。こちらもやってみるべきかなと感じる。

・コミュニケーションコスパを上げる
コミュニケーションにかかる時間や体力は計り知れないほど大きい。働き方改革では質の高いコミュニケーションが必要になってくるため、コミュニケーションコスパを上げる工夫が必要である。コミュニケーションコストを下げるためには、面着相談を減らす、メールでなくSlack会話をする、いつも笑顔で対応するよう心掛ける(ちょっと気味悪かな?)といったことが有効かなと思う。パフォーマンスを高めるためには要点のみを伝える、相手を悩ませる時間を減らす工夫が必要と考える。

3.働き方改革で求められるスキル

「何を変えていこう?」と考えるうちに、求められるスキルも自然と思いついた。今後は以下のようなスキルが必要かと思う。

・変化に柔軟に対応できるスキル
会議やメールなどの形式が変わったり、在宅勤務が増えたり、今後は変化が大きくなる。周囲の働き方に合わせて自身も積極的に変えていく。失敗を恐れず、何事にも前向きに対応して取り組んでいくことがこれまでよりも強く求められるのではないかと思う。

・自身で考え、解を導くスキル
これからは自分自身で「何をどうすれば効率性が上がるのか」考えて結論を出す力が求められると思う。これまでよりもコミュニケーションの回数は減るだろうし、周りが教えてくれる時間も減るだろう。自身で学習して考え、アウトプットする。そんな解を導くスキルが必要となると思う。

・高い専門知識と常識
コミュニケーション量が減った中で意思疎通を円滑に行うためには、相手と常識や知識のベースを合わせる必要がある。上司などとベースを合わせるためには専門知識を高めたり、最低限の常識を持つよう努力が必要である。今後はこのスキルがある人に仕事が回されるようになるかなと思う。常識がないことに対する風当たりが強くなるだろう。少し残酷だとは思うが。

4.終わりに

「改革には痛みが伴う」とはホントだなと感じる。残業時間が減らされることで経済的にも痛みを感じているが、仕事に対してもますますシビアになっていくんだなと思った。今回は働き方改革によってどのように仕事を変えるべきか書いたが、今後は労働時間が減ったことによる余暇時間をどのように過ごすのかについて考え、プライベート編を投稿したい。(こっちの方が難しそう・・)

最後までお読みいただきありがとうございました!
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