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読書「遊ぶ鉄工所②完」~1割勢力が組織を動かす~

私は将来的にマネージャーとなったとき、どのような職場環境を目指すべきか、どのように変えていけばいいのか、悩んでいます。
本著では「汚く、暗い、地味な鉄工所」を周りが羨ましがるような理想の工場を作るまでのノウハウが書かれており、参考になるかなと思い、手に取りました。
Chapter4~5では、組織を円滑にまわすために必要なノウハウについて書かれています。

・理解と寛容を以て人を育てる

社会も会社も自分とは違う異質な人との共存、融和が無ければ成り立たない。そのためには、周囲に対して理解と寛容が必要と述べられております。著者のヒルトップ社では「理解と寛容を以て人を育てる」を経営理念としています。「この人のために、してあげることは何か」を考える寛容さが大切と言われています。

・社内の1割勢力が9割の社員を育てる

全社員の意識を変えるためには、まず1割の社員を変えること。1割が変われば残りの社員はその社員を見て変わろうとするため、全員が変わるようになると述べられています。そのためには、1割勢力ができるために我慢する忍耐力と胆力が必要になります。

・人が育つ「アメが8割、ムチ2割」の原理

社員を褒めるといったアメを与えることが組織を円滑にまわすために必要だと書かれています。ただし、そのままにすると天狗になりかねないため、天狗の鼻を折らないといけません。マネージャーとしてはそのような人には新しいフィールドを与えて矛先を変えることが対策の一つと述べられています。新しいフィールドを与えて成長意欲を取り戻してあげることが必要です。

~終わりに~

本項では1割勢力が全体を動かすというところに共感しました。これまであまり意識していませんでしたが、身近な人たちを変えることで気づかずに全体の雰囲気や流れが変わった経験があったからです。これからは何かを変えたいとなった時は1割勢力をつくることに意識していきたいと思います。
また、褒められるとどんなことでも悪い気はしません。忍耐して躊躇なく褒めていきたいと思います。






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