読書「スタンフォード式最高の睡眠⑤」~ブルーライトの活用術~
私は中高生のころからずっと眠気と戦っています。授業中、電車内、会議中など、眠気に襲われることはしょっちゅうです。この眠気との闘いに終止符を打つべく、この本を手に取りました。
第3章では過去の実験から導き出された眠気のメカニズムについて書かれています。
・早めに布団に入ってもなかなか寝付けない理由
過去の実験結果から、通常睡眠する直前から2時間前くらいまでがもっとも眠りにくいことが分かりました。これは睡眠禁止ゾーンと呼ばれていますが、この現象はいまだに解明されていません。この実験から睡眠時間を前倒しすることがかなり難しいことがわかると思います。もし1時間早めに寝たい場合は、いつもよりも1時間早く風呂に入ってストレッチなどをおこない、体温を作為的に上げることをおすすめします。
・メラトニンの分泌をおさえる強い光
眠りを促すホルモンとして知られるメラトニンは朝の強い光によって分泌が抑えられ、夜になると分泌が促されます。これは日光だけでなく、蛍光灯などの光でも人は感知します。最近の研究ではこの光の基準が470nmという波長であることが解明されつつあります。この光を感知すると覚醒度が高まることがわかっています。
・ブルーライトを活用してパフォーマンスを高める
ブルーライトもこの波長に当てはまります。これまではブルーライトの弊害のみがピックアップされてきましたが、ブルーライトには覚醒度を高める効果もあるため、パフォーマンスを上げたいスポーツ選手なども上手く利用しているようです。ただし、ブルーライトによる睡眠への害は大きいため、夜になったらブルーライトの影響力を強める行為(真っ暗な部屋でスマホを長時間見るなど)を抑えるなど使い分けが必要です。
~終わりに~
確かに子供のころなど次の日が楽しみで早く寝たいけどなかなか眠れないことがありました。まだ解明はされていないものの、同様の研究結果があることに驚きました。このことから、これまで身近に起きていたことは独自のものはほとんどなく、人間として一般的な事象なのかなと思いました。そういったところも読書を通じて学んでいきたいです。
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