見出し画像

まんぶってどんな人?|紹介インタビュー

こんにちは! 採用広報お姉さんのアオパンと申します。
今日はまんぶさんとのコラボ企画ということで、まんぶnoteにお邪魔しております!

最初に少しだけふたりの関係性について説明させてください🙌
私とまんぶさんの出会いは前職コドモンで、平たくいうと上司部下の関係でした。育ててもらったり相談に乗ってもらったりと大変お世話になり、今の私があるのはまんぶさんのおかげ! と言っても全く過言ではない大恩人です。

現在はそれぞれ独立し、「プロ人事」と「採用広報お姉さん」としてタッグを組み、一緒にお仕事をしています🤝

そんな私たちの雑談の中で「そういえば、私たちは人の紹介コンテンツを書くけど、自分たちのがないよね(笑)」という話になり、お互いに紹介記事を書いてみることになりました!

そんなわけで、まんぶさんのこれまでのキャリアや考え方について根掘り葉掘り聞いてみたものがこのnoteです。これからまんぶさんとお仕事をされる方、関わりを持つ方にとって、人柄や思いを知るきっかけになれば幸いです。

働く上で重視する基準は「かっこいいかどうか」

ではでは、ざっくり自己紹介からお願いします!

人見知りなのに全く人見知りだと思ってもらえない、プロ人事のまんぶこと、徳永学です! 

現在36歳で、結婚11年目。小学5年生の長女と2年生の次女がいます。妻とは運命の出会いがあり、出会って半年後にはプロポーズをしたほどのスピード婚。1年後には長女が生まれるという怒涛の展開でした(笑)。

趣味は子どもたちとゲームをして遊ぶことと、NBAを観ることです。ゲームはストレス発散にもなるので、最近はスマブラをよくやっています。NBA観戦は、多いと1日に3試合くらい。スラムダンクがきっかけで中学からはバスケ部に入って、そこからずっとバスケが好きです。

選手起用やベンチ入りさせるメンバー構成には組織づくりに通ずるところがあって、学びが多いんですよね。時間帯によっては「オトモニ」で届けてもらったクラフトビールを飲みながら観戦するんですけど、至福のひと時です!

とにかくテレビかモニターの前にいるので、さすがに移動距離が少なすぎると思って、酵素を飲んでファスティングしたり、1日16時間の断食時間をつくるオートファジーをしたりして、健康管理には気をつけてます(笑)。

どんなキャリアを歩んできたんですか?

大学でもバスケを続けたかったのと、スポーツの勉強をしたくて、縁もあって北海道の大学に進学しました。

1年目はバスケ漬けの日々を過ごしていたのですが、部活を辞めてしまって……。そんなとき「北海道にプロバスケットボールチームを作る」という取り組みを始めた会社があることを知り、大学2年生の夏から長期インターンで働き始めました。

この経験で働く楽しさに目覚めると同時に「ビジネスで成功してプロスポーツ球団のオーナーになりたい!」という夢を持つようになった僕は、将来、起業できるような力がつく会社というのを意識して就活に挑みました。

ちょうど大好きな番組「カンブリア宮殿」に、楽天の三木谷さんが出ていたのがきっかけで、著書の「成功のコンセプト」を読んで、もう絶対に楽天に行くぞって決めて。ありがたいことに内定をいただくことができたので、ファーストキャリアは楽天になりました。

ただ入社1年目は成果も出せず、苦い思い出ばかりで……。配属先で適応障害になり、3ヶ月ほど休職しました。

復帰後はリサーチ事業で、ネットで行う市場調査のリサーチディレクターを6年半ほどやりました。一度潰れた自分にも分け隔てなくチャンスをくれる環境なのがありがたかったですね。

かなり大変な部署で、平均残業時間は80時間くらい。今ではほぼないと思いますが、毎週金曜日は、日が昇るまで仕事するのも当たり前でした。一番忙しい時は、終電に乗れるかどうかの駆け引きも毎日してましたね(笑)。

そういうハードワークな面はありつつも、かっこいい上司と一緒に働けたことで「文句言わずに人が嫌がることをやるのがかっこいい」「ピンチはチャンス」「踏ん張って誰かの役に立てるなら全てよし」っていう価値観が育ったことが、今の自分の礎になっています。

最終的にはマネージャーになったり、青森県八戸市でBPO先のチーム作りを現地に行って支援したり。リサーチビジネスは労働集約型のチーム戦なので、マネジメント業務の比重が増えていく中で、組織づくりの難しさと面白さに興味を持つようになりました。

市場調査は「10年やって一人前」と言われるくらい知識と経験が必要で、難しい仕事なんです。でも実際はハードワークなのもあって人の入れ替わりが激しく、マネジメント課題が山積して生産性が上がらない。どうしたら早期戦力化するのかを考えて試行錯誤の繰り返しでした。

この経験から「上司がいなくても人が育つ仕組みづくりが必要だ」と感じるようになって、中にいるだけでは解決できない課題を解決するための“起業”という選択肢が出てきました。

でも新しいサービスを作るためにはエンジニアが必要で、エンジニアの友達なんかいない。楽天しか知らないし、市場調査ばかりやってきている。もっと視野を広げるためにまずは転職をしよう! と考えて、「人材・人事」の軸でベンチャーの世界に飛び込みました。

運命の出会いが連続する、スタートアップ人事の道

組織づくり志向になってからのキャリアは?

最初は将来的な起業を視野に入れ、人材ビジネスで儲けるための仕組みを学びたいと思ってHRtech企業に入社しました。でも1ヶ月もせずに退職……(苦笑)。

ただ、ノウハウや知識を学ぶことができたのはすごく財産となっていて、その後のキャリアで本当に役立ちました。何も貢献せずに辞めてしまったので、いつか恩返しができたらいいなと思っています。

そこを飛び出すときに楽天時代の同僚が経営する不動産テック企業で拾ってもらって、6人目でジョインしたところから「ベンチャー人事」としてのキャリアがスタートしました。

人事未経験だったのにCHOの肩書きをもらって、平日は採用や人事の業務とアライアンス担当などをしながら営業の雑務処理、土日は営業としてマンションを売りに出かけ……週7で働いた時期もありました。幅広く経験させてもらったおかげで価値観や視野、知識やスキルが広がりました。

働いていた1年半はたくさんの学びがあったし、会社経営の難しさにも多く直面しました。特に友人と働くというのは難しかったです。経営者である元同僚に甘えてしまい、自分の役割にプロとして徹することができませんでした。次はその反省を生かして、代表と背中合わせで戦うような働き方をしたいと思いましたね。

また、仲介モデルのビジネスは頑張って積み上げたとしても翌月には収入がゼロスタートになるという難しさも感じていたので、日々の努力が資産化するようなビジネスモデルで次の会社を探したいと思いました。

短い期間で3,40社の話を聞いたのですが、結果、前職である「コドモン」が求める条件にすべて一致していたんです!

まず代表の小池さんと会ったとき、人柄も素敵だし、商売の才能が突出しているなと思ったんです。この人なら今の事業がもしダメでも次の事業で成功しそうだし、何度でも一緒にチャレンジできそうな感覚を持てました。

事業の内容も保育×ICTのSaaSということで、すごく共感できて。子どもを保育園に預けた経験もあって興味があった上に、妻は保育士なので彼女の働く環境をよりよくできるなんて嬉しいし、社会貢献性も高い。しかも、サブスクモデルで収益性も高い。さらに、自分が入社することで力になれることもたくさんありそうで、介在価値が発揮できると感じられたのも重要でした。まだコーポレートが誰もいなくて、課題が山積みだったから……(笑)。

あまりにも全部揃っているので、ここしかない!と思って「給料はいくらでも良いので、入れてください」と伝え、10人目として迎えてもらいました。
そこから3年半は、本当に楽しくて奇跡的な体験でした。個人で言えばコーポレート全般を管掌させてもらいましたし、アライアンスなども経験できました。いわゆる会社のNo.2みたいな経験をさせてもらったことは本当に宝物です。

組織としても、奇跡的な出会いが重なって仲間がどんどん集まっていく経験をしました。IPOを目指した資金調達をしていないにもかかわらず会社はすごいスピードで伸びていくし、いわゆる「100人の壁」を超えるまでは、壁を感じることはほぼありませんでした。

「100人の壁」を超えて、感じていた課題とは?

年間80名くらい増加して150名くらいになった年が本当に大変でしたね。コロナ禍というのも重なって、働き方が大きく変わるし、マネジメント体制の構築が必要だし。コロナだけでも各社の人事は大変だったと思うんですけど、社員の半分が初めましての状態になるのと同時にリモートワークへの切り替えも進めなきゃで、やることたくさんでした。

会社が200〜300名の規模になっていく中で、個人としては自分のマネジメント未経験の組織規模に差し掛かって、能力や経験による限界を感じる瞬間が増えたんです。発生した事象への対応はできるけど、先回りして問題発生を抑止したり、自分以外にも対処できる人材を増やすといった対策が打てない状況にもどかしさを感じるようになりました。

視野がやたらと狭まって、できることしかできない。そんな自分をもう一段階進化させるために、いろいろともがきながら結果的には2021年夏に退職をしました。

ありがたいことに、退職のタイミングで今の共同創業者であるエンジニアのハリーと出会いました。自分も多くの経験をして経営にチャレンジできる状態で、楽天を卒業するときにはできなかったサービスを一緒に作れる相棒に出会ったので、「これはもう運命だっ!!」と感じました。

嬉しいことに、彼と僕がやりたいことの根本が一致していて、「一緒に事業やろう!」ということになり、やりたいと思っていた事業で起業できることになりました。

自身の会社を立ち上げ、何か変化はありましたか?

一番は、労働者じゃなくなったことだと思います。起業してもすぐに稼げるわけではないので、まずはプロ人事としてフリーランスで稼ぎながら起業準備を始めました。これによって、お金に対する考え方は本当に変わりましたね。

最近よく思うのは、自分で意思決定をする立場になったことで、これまでいかに「人任せ」にしてきたかということ。今までは、社長に決断を託していたんですよ。「考えてください」「決めてください」って。事業の計画を考えていたつもりだけど、どこか代表任せにしていた自分がいました。

お金を稼ぐのも、貯めておくのも大事なんですけど、経営ってどれだけお金を使えるかなんだなって今は思います。もちろん散財することじゃなくて「投資」です。

退職して、外に出て、複数の会社で人事やコーポレート立ち上げをさせてもらって、起業家や投資家の方々ともお話をさせてもらう機会が増えたことで、自分の中にあった当たり前を上書きすることができたのは本当によかったです。

パラレルキャリアで目指すのは、社会貢献と恩返し

今は何をしているんですか?

流行りに乗るなら、経営者と人事の二刀流です(笑)。

人事としてのやり残しは、100人規模の会社が300名の会社になっても崩れることなくメンバーがチャレンジし成長していく仕組みづくりと、IPOするまでのチームづくりだと思ってます。

これをやり切りたくて、プロ人事として組織づくりに関わらせてもらっています。特にドクターメイト株式会社では人事責任者として、上場に向けた歩みの中で組織づくりやメンバーのキャリア支援に携わっています。
経営者としては、ハリーと共同創業したキャリアトラック株式会社の代表として、キャリアづくりを支援するキャリアマネジメントシステム「Careertrack」を作っています。

これまでの人事・採用やマネジメント経験での気づきをもとに、一人ひとりが自ら成長するための仕組みを考えて形にしています。

これまで在籍してきたどの会社でもマネジメントには課題が多いという現実を目の当たりにしてきました。これを人事として挑んで出した結論は、「会社からやらされている限りは難しい」ということ。つまり、人事がやる人材開発には限界があると思ったんです。実際に、キャリア自律という言葉が叫ばれるようになってきてキャリアの主体者は企業から個人に移っています。

だから、一人ひとりが会社や上司に頼らなくても自分で成長できる、自律したキャリアの形成をできるようなサービスが必要だという思いで、キャリアトラックを立ち上げました。

自分自身の人生を振り返ると、本当にたくさんのご縁やチャンスに助けられて、ここまで育ててもらったなと感じています。でも、それは本当に運が良くて恵まれていただけなんです。

だからこそ、感謝を忘れずに、社会に学びや経験で培ったノウハウを還元したい。大事なことは、僕たちの働きによって自律した人が増えた先で、マネジメントをしている人が楽になって、社会全体がよくなってくれたらいいなと思います。そして、巡り巡ってお世話になった上司や、迷惑をかけた過去の会社に恩返しができたら最高。

それをプロダクトに落とし込めているかというとまだまだ試行錯誤中なので、これからも自分自身の壁を頑張って乗り越えていきたいと思っています。

徳永さんにとって理想のキャリアとは?

実は、楽天時代に描いたキャリアデザインがあるのですが「20代はとにかく修行。まずは今いる場所で何かしらトップになって、マネジメントを経験すること。30歳で転職して、35歳までに役員など経営に携わって経験を積む。35歳で起業して自分がやりたいと思うビジネスをやる。」というのを書いたんです。

今36歳ですが、35歳まではまさに自分が思い描いた通りの人生を歩んできちゃったんです! 作ったかのような話ですよね(笑)。自分でもびっくりしています。これぞ偶発的計画性理論。やっぱり「やりたい、達成したい」という思いを強く持って走り出すのって大事なんだなと思いましたね。

新しく描き直したキャリアデザインは、かなりワガママなキャリアです。これからの時代は、1つの組織に尽くすだけではダメで、自分でポートフォリオを作らないといけません。でも、これを僕はまだやり始めたばかりで語れないので、まずはキャリアの専門家としてしっかり語れる「パラレルキャリア」の持ち主になることを目指しています。具体的には、人事として組織を作ることと、代表としてキャリア支援サービスを作り届けること。その両方で同時に成果を出していきたいんです。

キャリアを語る上で「誰が言うか」ってすごく大事だと思うんですよね。

これからは転職が当たり前の時代で、副業やフリーランスも増えています。複数の会社に関わるのは当たり前だし、起業だってもっともっと増えていきます。

自分の話に説得力を持たせるためにも、もっと最先端の働き方を自分で実践して、結果を出していきたいなと思っています。

理想のキャリアって、誰でも掴めるものなのでしょうか?

僕は「誰でも掴める」と思っています。

なぜなら、チャンスや運の掴み方には再現性があると思っているからです。大事なのは、掴もうとする意思を明確にすること、そのために必要な行動を続けていること、頼りになる人との繋がりを大事にすることです。

それさえできていれば、つながりの中か、その先に次のステージへ連れてってくれるキーマンがいるはずなので、そのチャンスを掴んだら放さない!掴んだまま、どれだけ行動できるか。悔しい時間やつらい時期を乗り越え、行動を積み重ねた先に、自分が理想とするキャリアが見えてくると思います。

もちろんすぐにうまくいくとは言いません。泥臭い期間が必要です。でも、そういう時間をちゃんと取れるか、そこで人間的にどれだけ成長できるかが重要です。

よく知識やスキルを身につけたり、地位や名誉を得ることが「キャリアの成功(理想的なキャリア)」と表現されることがありますが、成功(=理想)の定義は、自分が決めるものなんですよね。だから、結局「人生幸せです、最高です」って言える人格に成ることが一番大事で、それが理想のキャリアを掴めた状態だと思います。

人生は100年時代に突入しました。20代でキャリアをスタートして、10年で培ったもので10年生きることができます。でも10年経つ頃には時代が変わっているから、また10年培わないといけない。その培ったものでまた10年生きる。そう繰り返すと考えると、20〜40、40〜60、60〜80って最低でも3回くらいはやり直しが必要なんだろうなと最近考えています。

逆に言えば、それだけ時間があるんだから、いくらでも積み上げられるしやり直せる。30代で新人でも、あと50年もあるんだから全然いい!
遅すぎることなんてないんですよね。

理想のキャリアを得たかったら、幸せになりたかったら、行動するしかない。だから、自分がどう生きたいかを考えて、決めて、実現のために日々行動する。

そのサポートを僕らも全力でしていきたいと思います。

まとめ

濃密すぎるキャリアのまんぶさんなので1記事ではとても語り尽くせませんが、まんぶさんがどんな人なのか、なんとなく知っていただけたのではないでしょうか。人や組織が大好きで情に厚く、他人の喜びを自分の喜びだと感じられる優しい方です。

おしゃべり上手ですが同時に聞き上手で、悩みや困難に一緒に立ち向かってくれるので純粋に頼りになります。私も人生を変えてもらったひとりとして、本当に感謝していますし尊敬しています。

自身のキャリアや自社の仲間集めでお困りの方は、まんぶさんを頼ってみると思わぬ活路が拓けるかもしれません!

最後まで読んでいただき、ありがとうございました!

アオパン


この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?