ラテンミュージックの名盤「ハバナ午前3時」とベニー・モレーとの共演盤 1 ヨゴトモノリ 2020年9月28日 09:14 どの音楽ジャンルにも代表する名盤が存在しますが、ラテン音楽の名盤といえばペレス・プラードの「ハバナ午前3時」。そしてペレス・プラードとキューバを代表する大歌手ベニー・モレーとの共演盤があげられます。 「ハバナ午前3時」は1956年2月23日、25日、3月7日にレコーディングされ、日本では1967年10月に発売されました。 「マンボ・スビー」というリズム(テンポを遅くし、トランペットなどがメロディーを演奏するマンボ)の傑作とされており、「ベサメ・ムーチョ」や「ある恋の物語」などのラテンの名曲も収録されています。ペレス・プラードのアレンジの素晴らしさが分かる名盤です。私はペレス・プラードの曲の中でもテンポの遅い曲(マンボ・カエン)やマンボ・スビーが大好きで、この「ハバナ午前3時」のアレンジも、もちろん大のお気に入りです。 コンサートでは「ボンゴ」を担当しました。ゆっくりとした曲では、ボンゴは特に華やかでメロディアスな演奏をします。いわゆる味付けで、曲の雰囲気を決定付ける役割を果たしています。 大好きな曲を、好きなように(もちろんペレス・プラードが好みであったと思われるフレーズを駆使して)演奏する楽しさと面白さを噛みしめながら叩きました。嬉しかったです!! さて、もう1枚のベニー・モレーとの共演盤のお話です。 レコーディングされたのは1949年から1951年の間です。 この共演はラテンミュージック史上最高傑作とされており、「マンボの王様」と「キューバの国民的歌手」がタッグを組んだ名盤中の名盤です。 ペレス・プラードの独特なサウンドに、明るく伸びのあるベニー・モレーの歌声が異彩を放ちます。 最近では、「素晴らしき出会い」というタイトルでCD化されていたようです 初めてのレコーディングの49年頃は2人はまだ大スターではなかったと思いますが、それぞれ実力を発揮していき、ペレス・プラードは「マンボの王様」そしてベニー・モレーは「キューバの国民的歌手」という地位までのぼりつめました。 ベニーモレーは1963年2月19日に43歳で病死。キューバは偉大な宝を失ってしまいました。 私は2016年のジャパンツアーで、この2人がレコーディングした曲を2曲演奏しました。ペレス・プラード、そしてベニー・モレーが残した素晴らしい功績に敬意を払いながらの演奏となりました。動画は2016年ジャパンツアー時の「パチートエチェ」です。 #音楽 #動画 #メキシコ #ラテン音楽 #マンボ #日本人初 #Mambo #ペレスプラード #ペレスプラード楽団 1 この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか? サポート