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ネコジャラシが教えてくれる子どもの『心』

こんにちは。未熟なパパです。

今日は、「私たち心の中に生きている、もう一人の赤ちゃん」について書きたいと思います。

私たち家族は今、未熟なママとパパ。小3の長女と小1の長男、生後4ヶ月の次女の5人で暮らしています。

でも、実は以前の記事でも書きましたが、私たちには、生まれてくることのできなかった、もう一人の赤ちゃんがいました。胎児水腫と母体のミラー症候群という症状により、天国に行くことになった子です。

その時のことは私たち家族にとって大事な出来事なので、以下の記事にしっかりと残しています。

記事にも書きましたが、長女と長男が、亡くなった赤ちゃんに『キャパシェリー』という名前を付けてくれました。今ではみんな、『キャパちゃん』って呼んでいます。

そのキャパちゃんが亡くなってから1年が経ちました。

今でも我が家ではキャパちゃんを身近に感じ、共に過ごしています。

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①キャパちゃんを身近に感じる『お出かけ』

車にくっつける「baby in car」のマグネット。我が家では、車ではなく「玄関のドア」に貼って使っています。

学校や遊びから帰ってくる子ども達は、この「baby in car」が貼ってある場合は、赤ちゃんが寝ているという印のため、起こさないように、そっとドアを開け、静かに家の中に入ってくる約束をしています。(起こしちゃうとママが悲しみます)

先週末のことです。

家族で図書館に行くことになりました。

ママ・パパ・長女・長男・赤ちゃんの5人で外に出ます。

家から全員出たのを確認して、カギを閉めようとした時に、長男が「baby in car」を持ってきて、玄関のドアにペタッと貼り付けました。

「赤ちゃんも一緒に出掛けるから、貼らなくていいんだよ」というと、長男はこう言いました。

「キャパが家で寝てるから、お客さんが来た時に静かにしてもらわないといけんもん。」

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②キャパちゃんを身近に感じる『プレゼント』

学校の帰り道。子ども達は、いつも落ち葉や草花を拾っては、家に持って帰ってきてくれます。

昨日は、ネコジャラシを手に持って帰ってきました。

「はい!家族みんなへのプレゼント!」と言って、渡された手を見ると、そこには6本のネコジャラシがありました。

5本で無く、6本が当たり前になっている子どもの感覚に、感動を覚えました。

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③キャパちゃんを身近に感じる『ただいま』

家に帰ってくる時、普段は「ただいま」と言う長男が、たまに「キャパただいま!」と言う時があります

「キャパただいま!」と言う時は決まって、「家族で楽しいところへお出かけをした後」です。

✔焼き肉を食べに行った後
✔公園でピクニックをした後
✔海へドライブに行った後

もしかしたら、キャパだけ一緒に行けなかったから、可哀そうと思っているのかもしれません。

優しいお兄ちゃんになっています。

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他にもいろんな場面で、子ども達の言動から、キャパちゃんを身近に感じることがあります。

そして、そうした言動から子ども達の優しさや思いやりが垣間見えます

親として、その【心】がとても嬉しいです。

「いつまでも」そして「これからも」その【心】を忘れずに、大きく育てていってほしいなぁと思います。

これからもずっと、私たちの心の中でキャパちゃんは生き、そして共に過ごしていきます。

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