小児科選びの難しさから気付くクチコミや検索のカタチ
こんにちは。ママスキーのドイです。
地域や企業の課題とママの声を繋ぐことで双方のニーズが叶うコンテンツづくりや企画の提案をしています。
今日は(今日も?)私の体験を交えた話です。
実は、昨年の6月頃から我が家は小児科難民になっています。
なぜこんなことになっているかというと、その頃にかかりつけの小児科が休業?閉院?してしまったからです。人気の小児科だったと思うのですが、恐らく院長先生の高齢化の影響かなと予測してます。(私が子どものころにも診てもらっていた小児科ですし…。)
ということで、小児科を探そう!と思ったのですが、なかなか見つからずに半年以上が経ってしまいました。予防接種に行かなくてはならないので、そろそろ本腰入れて決めなきゃいけないのですが、コロナやその他の感染症も考えると小児科選びは慎重です。
今日はそんな小児科選びをしているうちに改めて感じたこれからの「クチコミ」「情報検索」について思うことを書いていこうと思います。
ママはどのようにして小児科を選んでいるのか?
ちょうどママスキーで「小児科選び」に関するアンケートを収集していたので、その結果を見ながら小児科選びについて考えてみようと思います。
※以下は2021年1月25日〜1月31日に166名から回答を頂いた結果です。
まず注目したのがこちらの結果。
小児科選びの事前調べに関しては「クチコミ」が第一位(回答数73)。次いで「WEB」となります。
これを見て感じたのは、WEBで調べたもののどこがいいか分からなかったから友達や親に相談したのではないか??ということです。
その根拠となるのが次の結果です。
小児科を選ぶ基準、つまり決め手となる部分に関しては、一位が「自宅から近い」とありますがこれは当然のことだと思うので、それとほぼ同率に近い「先生への信頼」に注目したいと思います。
お医者さんへの信頼ってどこで判断するんですか?
「先生(医者)への信頼」ってこれも絶対外せない条件ですよね。
私が元々の小児科を利用していたのも自宅から近かったことはもちろんですが、それ以上に私自身が子どものときに利用していたからという「安心感」があったと思います。
でももしこれが接点のない小児科だった場合、どうやって信頼を寄せるかといえば、やはり頼りになるのが「クチコミ」なのだと思います。
ですが、小児科の情報をウェブで検索しても各医院のHPか診療時間・診療科だけが分かるようなポータルサイトしか見つけ出せません。ポータルサイトの中にはクチコミ表示されているものもあるのですが、どうもこれだけでは判断しきれないところがあります。
不特定多数の一般人のクチコミより信頼できる誰かの声が重要な時代
少し前まではクチコミは量が重要視されていました。良いことも悪いことも忖度なく書いてあるクチコミが信憑性が高く「信頼」のきっかけになっていたと思います。
しかしそれも最近では変化して生きたように感じます。
その最もたるのが「インフルエンサー」の登場です。
つまり、誰かも知らない人の声でなく、信頼を寄せる誰か一人のオススメがあれば信頼になるわけです。
でも、このインフルエンサーも最近はPR案件が増え、情報を見定めるのはファンサイドに委ねられているように感じます。
検索、比較、決断に疲れている
私が思うに最近の私たちは「誰かに決めてほしい」のではないかと思います。子育てや家事、仕事など日々あわただしく過ごす中で、私たちは「決断」を繰り返しています。そしてこの「決断」がエネルギーを消費するのです。
病院を探す、選ぶ。
外食する先を探す、選ぶ。
仕事を探す、選ぶ。
みたいな感じで、「探す、選ぶ」を大量にしていますが、情報が大量にあるので、「探す」のも大変、さらに失敗しないように「選ぶ」も大変なのです。中には全て直感でパパパッと決められる人もいますが、ほとんどの人が比較検討するのだろうと思います。
その負荷を軽くすることがこれからの情報発信側に求められることだと最近は強く感じています。
普段スマホで音楽や映画を見聞きする機会が多い私ですが、何を選ぶかはアプリがヒントをくれます。普段アップルミュージックを利用していますが、私が普段聞いている曲からおすすめの楽曲を提案してくれます。
先日ネットフリックスに加入したと書きましたが、ネットフリックスでは私の好みからマッチング度別に作品を紹介してくれます。
恐らくこれからはこれがもっともっと加速します。
ママスキーも今はまだ「ポータルサイト」ですが、もうこれでは随分と時代から取り残されてしまうのだろうと最近は危惧しています。
これからの、いえ、いまもうすでに「ユーザー」が求めているのは「自分で検索・比較検討・決断」するだけの【情報】ではなく、「私(ユーザー)」にぴったり合うものだけの【選択肢】なのだろうと思うのです。
それが結果として視野を狭くしてしまわないかだけがまだ心配材料として疑問が残りますが、ママスキーもこの情報過多社会でユーザー満足度の高いサイトへの改善が急務だと感じている今日この頃なのです。
ママを楽しく、おもしろく、ジブンらしく。
株式会社ママスキー ドイエリナ
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