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【復職座談会レポ①】復職のしやすさは業種・職種で変わるという現実

こんにちは!ママリ編集部です。

先日、復職された方を対象に座談会を開催しました。
とても有意義な時間になりましたので、何回かに分けてレポの内容をご紹介したいと思います。

座談会では4つのテーマで会話しました。

1. 復職する際に悩んだことは?
2. なぜ復職することにしたの?
3. 仕事と家事・子育ての両立の仕方について
4. 復職してよかったこと、もっとこうすればよかったことは?

座談会で話したこと

今回は

  1. 復職する際に悩んだことは?

について話したことを紹介します。

6年勤めた広告会社を退職するしかなかった

Aさん

Aさん:広告会社に6年半ほど勤めていたんですが、出産を機に退職しました。子どもが1歳になるタイミングで復職しました。条件は時短扶養内
業種は絞らずに
自宅から車で15分以内に通える範囲内で探しました。

湯浅:広告業界に6年いて、なぜ退職しようと思ったんですか?

Aさん:やっぱり仕事がハードで、家庭を持って育児と両立しながら仕事をしている人が、私の会社にはほぼいなくて。現実問題厳しいのかな…と思い退職を決めました。
6年積んだキャリアだったので、もったいないなと思ったんですが…。その経験は仕事じゃない部分で生かすことにして、新しい技術を身に付ける方がいいのかもしれないと思い、新しい場所で復職しました。

今はイタリアンのキッチンでご飯を作ってます。家で役立つことがいいかなと思い、料理だとすぐに家庭に還元できると思ったので決めました。

通勤時間はかかるけれど辞める選択肢はなかった

Bさん

Bさん:私は新卒で入った会社でずっと働いていて、今年はもう社歴17年です。2人目なので2回目の復職です。メーカーの会社で、販売促進を目的としたコールセンターがメインの職場で働いています。同じ部署で2回目の復職です。

会社自体は通勤距離が長いけれど、働いていて楽しく人間関係も良好で、仕事も自分に合っているように感じていて働くには十分な場所だったので、辞めるという選択肢はなかったです。

入社当時は結婚したら辞める文化がありましたが、時代と共に変わってきて、若い子たちは結婚してもそのまま続けたり、産休育休を取ったりする方が増えてきましたね。

復職するも3歳の壁で退職せざるを得ない状況に

Cさん

Cさん:私は復職した後に退職したんです。なので復職した時と今では会社が違って、子どもが3歳になる年に辞めました。

椎名:何かきっかけがあったんですか?

Cさん:会社の制度として子どもが3歳になると時短勤務ができなくなっちゃったので…。職場や実家が遠く、保育園との兼ね合いもあり、夫も忙しい人なので。職場自体は何も問題なかったのですが、そこの問題だけで続けられなかったんです。

以前はコールセンターの仕事をしていたのですが、今は在宅でコールセンターの仕事をしています。在宅だったら通勤時間もなくなるし、仕事を始めるまでに時間の余裕があるし。同じ仕事でも時間に余裕ができた。

これまでの経験を生かした転職にもなったので、すんなり就職できました。

業種や職種によって復職のしやすさに変化、企業はどれだけ寄り添えるか?

今回のお話を通して、復職に向いている業種・職種もあれば、そうでない業種・復職があるように感じました。本人は働きたいと思っていても、会社の制度や生活環境によってあきらめざるを得ない場合も。

子どもが3歳になるタイミングで時短勤務期間が終了するというのはよくある話で、「3歳の壁」とも言われています。

子育てをする環境は家庭によってさまざまあり、企業側としては柔軟に対応しきれない部分もあるかもしれません。けれどどれだけ寄り添えるかということも大切で、寄り添えないことで優秀な人材が流出してしまうのはとても残念に感じました。十分な話し合いができるといいですね。

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