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日刊 かきあつめ

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駆け出しのライターたちが、(ほぼ)毎日更新していく共同マガジン。 ※最近は「月水金」更新となっております。 今回のテーマは「#1,000」です。
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2019年9月の記事一覧

モナ・リザは今日も出張

友人と初めて訪れたパリでルーブル美術館に行こうという話になったのも 「パリに行ったら行くでしょ、ルーブル!」 くらいのノリで、大して下調べもせずメトロカード片手に乗り込んだ。 さすがはルーブル美術館。 私くらいのど素人でも 「あ、世界史の教科書に出てた!」 「なんか見たことある!」 な大勢の有名人達が迎えてくれてテンションがあがる。 それは、ミロのビーナスだったりダビデ像だったりナポレオンだったり。 やっぱ本物はオーラ半端ないね。 数世紀にわたり世界中の色んな人が色んな想

バスキアは芸術か。

私とバスキアの出会いは、TSUTAYAの旧作コーナーだった。およそ10年ほど前、二十歳そこそこの私は「映画くらい観れるようになっておきたい」と謎の決意をし、TSUTAYAでひたすら映画を借りていた。 当時はビデオオンデマンドどころか宅配レンタルも浸透する前で、かつ当時の私は一切の交通機関を使わない(というか金銭的に使えない)生活を強いられていて、最寄りのTSUTAYAへ行くのにも歩いて1時間近くかかる始末だった。 手間をなるべく省きたくて、一度行ったら6泊7日で観れるだけ

【#防災の日 公開記事まとめ】災い転じて福とするために

こんばんは、真央です。9月もあっという間に終わりそうですね。 9月1日が防災の日ということで、今回のテーマは「#防災の日」として、それぞれが防災に思うことを書きましたのでご覧ください~

地震大国だからこそ設置しよう!インテリア好きが伝授する家具転倒防止グッズはコレだ

地震のとき、「家具の転倒」による負傷が結構多いって知っていましたか?東京都の調査では、大きな地震で負傷した人のうち3~5割が屋内での家具転倒・落下でケガしてしまったということが判明しました。 (参考:http://www.taishin.metro.tokyo.jp/why/topic05.html) さらに上記HPより一部引用すると、「東京湾北部を震源とするマグニチュード7.3の地震が冬の夕方(18時)に発生した場合、都内全域で約54,500人が家具類の転倒・落下(屋内収

【被災者の「大丈夫」を絶対信じてはいけない件について】

今年2019年。1月に熊本と2月に北海道で大地震。6月は九州で大豪雨。8月には浅間山の噴火……多くの自然災害がここ日本列島を襲った。そして現在も、千葉で台風15号による被害が未だおさまっていない。 こうしたニュースを目の当たりにするたびに、日本は災害大国なのだなと改めて思う。 2018年の『今年の漢字』は「災」の字だった。災害の多さから選ばれたわけだが、2019年もその勢いは衰えていないどころか増している気すらする。 そんな背景があって日本全体で防災意識が高まる昨今。私

非常用モバイル充電器『アクアチャージ』のメリットを探したら苦悩した件→でも場合によっては買う価値アリ!!

今回のかきあつめのテーマは「防災」。なかなか渋いテーマだなぁと思いながらネタ探しで東急ハンズの防災コーナーに行くと、藤倉コンポジットという企業が出している「AQUA Charge(アクアチャージ) 非常用モバイル充電器」という興味深い商品を見つけた。 (画像は藤倉コンポジット公式HPより) うーむ、なるほどねぇ。水さえあれば充電ができる非常用モバイル充電器かぁ。どーいう原理なんだろう。調べてみよう。 仕組みは「空気マグネシウム電池」 公式HPによると本製品は「空気マグネ

考えていると何もできなくなる

この度の台風による被害に遭われた方に心よりお見舞いを申し上げます。一日も早く元気な日常を取り戻せるよう祈っております。 9月1日は、防災の日だった。毎年、防災の日に思うのは、私は災害へ十分な備えができていないな、ということだ。災害はいつ来るかわからない。わからないからこそ、日々考えておかなくてはならないことなのに、である。 そう反省した矢先のことだった。 先日の台風で、出身地である千葉県が被災した。私の周辺でも被災した方が複数いらっしゃる。彼らは、被災者でありながら、被

もしものときに命を救うかもしれないスポーツとは?

京都アニメーションの凄惨な事件を受け、私が所属する編集プロダクションでも、一部の社員のみで避難訓練を行うことになった。 火災のときに最も重要なのは、いち早く建物から脱出すること。ところが弊社の入居する3階建ての雑居ビルには、メインの階段のみで非常階段はなく、避難経路は「避難はしご」だけだと言うのだ。 消防法で6階以上のビルには、非常階段の設置が義務付けられている。一方で5階以下の建物には非常階段はなく、避難はしごや救助袋、救助ロープなどの避難器具を使って脱出することになっ

もしもに備えていないアナタに読んでほしい災害漫画『かくう生物のラブソング』

正直に言うと、災害を身近に感じていない。 これだけ水害や大中小規模の地震が頻繁に起きているというのに、他人事のように感じてしまう。そりゃニュースやSNSを通じて流れてくる被災地の惨状には心が痛む。その土地に住む友だちに物資を送ったことだってある。 実家も台風が直撃する地域なので、家族含め地元近隣みな、頻繁に水害で悩まされている。それなのになぜだろう……「やばい」とか「あぶない」といった実感が伴わないのは。 この感覚は私だけなのだろうか? そんなこんなで万一に備えることも

【海外生活】知ってた?アイルランドでは台風クラスの暴風雨が日常!ちなみに現地人の暮らしはこんな感じ

駆け出しライターの有志で始めた『日刊かきあつめ』も早いもので発足から1年が過ぎました。 今回のテーマは「防災」。月一でメンバーが集まりテーマを決めるのですが、アイルランド生活中のわたしはしばらくミーティングに不参加。一体どうしてこのテーマに決まったのか?と思ったら、防災の日が9/1だったんですね。 日本でテレビ付けていれば当たり前のように得られる情報も、ひとたび違う国にいると自分で調べない限り入ってこないと実感。 はて何を書こうか…と考えた結果、せっかくなのでアイルラン

あなたの家は大丈夫?映画サバイバルファミリーに学ぶ!災害時に必要な「見えない準備」

防災と言われて、色々な防災グッズを買い込み安心しているアナタ。しかし本当に必要な「見えない準備」を怠ってはいないだろうか? その準備を怠ってしまったがために、災害時に大ピンチへ陥ってしまった家族の話が映画『サバイバルファミリー』である。 【映画:サバイバルファミリー】 あらすじ: 東京に暮らす平凡な一家、鈴木家。 ある朝突然、緊急事態発生! テレビや冷蔵庫、スマホにパソコンといった電化製品ばかりか、電車、自動車、ガス、水道、乾電池にいたるまで、東京中の電気を必要とするすべ

【OLの非日常】出番のなかった非常食を社員みんなで分けた話

9月1日は「防災の日」。この日わが社では毎年、すべての備蓄品の在庫と賞味期限を確認するのが慣例だ。 期限が近い非常食は従業員へ提供する決まりになっている。 これが結構喜んでもらえる。 今回対象になったのがアルファ米6種セット。 開封してオフィスにあるお湯(なければ水)を注ぎ再度チャックをして数十分で完成。非常時でもちゃんとしたごはんにありつけるという優れもの。 この商品は「不安や緊張の中普段の食事に近いもので少しでもリラックスできるように」「非常食とはいえおいしいものを

A Strong Humanity?防災の心得

「ああ。これはヤバいみたいですね。」 2011年の東北大震災が起きたとき、私は仕事の電話をしていた。なかなか揺れが収まらない。 いよいよこれは大地震到来なのだと電話の相手と解釈したあと、お互いを労いながらデスクの下に潜ったと記憶している。 会社のOLちゃん時代。普段はハイヒールでヒラヒラスカート履いて出社する事も多い都内会社員だったもんで。 ちょっと焦った。 うーむむ。もしもの亀で生死を分かつべくかの大変な騒動に発展したらどうしようか? ◆謎の仮想ボス!◆揺れはお

【悲報】火災報知器さん、忠実に仕事をこなした結果みなに嫌われる→まず外見から愛されようとしてみた結果…

火災報知器が作動している場面を目にしたことはあれど、それが本物の火災だったためしはない。ちなみにここでいう火災報知器とは、学校とかにある赤いアレではなく、一般家庭の天井にある丸っこいアレのことだ。平成18年ごろから全国の家庭に設置が義務付けられた、アレである。 焼肉やタバコの煙……私がこれまで目にした火災報知器の活躍はたいてい、そんなしょうもないことが原因だった。もちろんその中には、火災報知器のおかげで火災を未然に防げたケースがなかったとは言い切れないが、きっとそれ以上に「