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英国馬留学 - Hacking

英語を習いたての頃、How are you?の後の会話では天気のことをよく話すと習ったように記憶している。日本でも、今日は良い天気ね、とかは話すと思うが、見ればわかるし、ことさら取り上げる話題でもない、と思ったものだ(ひねくれもの? 反抗期だったから??)。が、ここにきて初めて、その意味するところを知った気がする。とにかく天気が変わりやすい。

上と下の写真は2日前の午前の写真だ。久しぶりに晴れて、とても気持ちが良くて、放牧地の周辺を散歩したほど。

気温は低かったが、馬たちも日に当たって気持ちよさそうだった

が、午後になれば、曇って下のような感じ。霧雨のようなものが降っていた。

冬は雨が多いのか、粘土質の土質のせいなのか、ぐちゃぐちゃ。

そしてなんと、昨日は雪が降ったり止んだり。

11月なのに雪! 放牧中の馬もしっかり馬服を着ている

なので、天気のことを話したくなる。寒いよね、Crazyな天気だわ、また雪降ってるし、と言わずにいられない。皆も同じ思いなのか、反応もI know!(全くその通りよ!)といった感じ。

今朝は晴れたけど、雪も降ったし、昨日の雪が解けてできた水たまりは凍っていた

さて、こんな中でも馬をリラックスさせ、特に若い馬には色々なものに慣れる練習も兼ねて、ここTallandではHackingを行っているのを目にする。

2頭ならんで常歩でゆっくりとHacking
放牧地の外周を回れるようになっている。上とは異なる日だが、上の2人はこの外周を歩いていったようだった

Hackingは外乗と訳されるが、敷地内も放牧地の外周をぐるっと一回りして帰ってこられるようになっている。日本語の外乗よりも、もっとカジュアルな気がするのは私だけだろうか。敷地内を散歩して帰ってこられる乗馬施設は日本にはあまりないと思う。ただ、今の季節はぐちゃぐちゃなところが多く、なだらかながらも、高低差もあって、坂道だったりで滑るので、要注意。

敷地内だけでなく、一般道路を歩くときもある。そのときは、反射するベストとかを着ることになっている。馬をずっと馬房に入れていたのでは飽きるし、運動不足になるし、放牧していても、景色も見る物も変わらないから、一般道を歩いて、色々なものを見せるのも大切なのだと教えてくれた。(ちなみに、この時期、私のように外からレッスンを受けに来た人がHackingに行くことはない。滑ったら危ないというのがおもな理由。乗っているのはインストラクターや厩舎作業しながらレッスンを受けているstudent=生徒と呼ばれる人たち)イギリスは馬を庭で飼って、Hackingを楽しむ人が多くいるとも話してくれ、、林に入って行かれたりと、Hackingに良い場所がいっぱいあるからねぇ、クロスカントリーと意識しなくても、乗っていて、障害物を越えなければならなかったりするのよ、とも言っていた。うらやましい乗馬環境だなぁ。

日本でも交通整理とかの人が着用しているような、ライトが当たると反射するベスト

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