パパもがんばる夏休み。
今年は息子のはじめての夏休み。
連日夫がとても頑張ってくれています。
息子の夏休みは、週に2日から3日くらいは学童に行き、私の仕事が休みの日と夫が休みの平日は、学童を休ませて自宅で過ごしています。
小学校1年生になり、息子はずっと行くものだと思っていた学校が40日くらい休みがあるということを、最初は意味が分からなかったみたいで、夏休みに入っても「明日は登校班でいく?」などと私に聞いたり、「それじゃもう学校には行かないってこと?!」と何回も不思議そうに確認をしていました。
息子は2歳から小規模保育園、3歳からはこども園に通ってきて、夏休み期間も通常保育をしてもらってきたので、そもそもそんなに長い期間「お休み」があるということがまだしっくりきていないみたいでした。
学童に通うことは、通っていたこども園が運営している学童なので、プールやおやつ作りなど楽しいことがたくさんあるので全く抵抗なく行ってくれています。
学校がある日の学童に抵抗があったのは、学校で5時間授業を受けて疲れていて、すぐに家に帰ってきたかったからかなぁと思いました。
学童自体が嫌ということはなさそうで、ひさしぶりに朝起きて、息子の口から「行きたくない」という言葉を聞かないのは、私も精神衛生上ホッとします。
そんな毎日を過ごしているのですが、なんせ猛暑の日々。
息子が学童も休みで家にいる日は、親子でどう過ごしたらいいか試行錯誤の日々です。
私自身の夏休みを思い返すと、小学校低学年で学童に馴染めなくて学童を辞めた後は、平日は毎日両親が仕事だったので、親の出勤時間に合わせて弟と一緒に祖父母の家まで車で送ってもらい一日を過ごしていました。
覚えているのは、よくおじいちゃんの運転する車でイオンみたいなところのゲームセンターに行ってメダルゲームをひたすらしたこと。
今思うと、私も弟もそこまでやんちゃなタイプではなかったものの、小学生二人と夏休みの毎日をどう過ごすか、歳をとった祖父母が見てくれるのは大変だったはずです。
今の私の歳でも息子ひとりと過ごすのもヒーヒー言っているのに、おじいちゃんもおばあちゃんもよく毎日面倒を見てくれていたなぁとしみじみ思います。
でも、なにより覚えているのは、おじいちゃんが私たちよりもメダルゲームにハマって楽しそうだったこと(笑)
おじいちゃんは子守りというよりも自分が楽しむために行ってたのかなと思うほどで。
でも、私はそんなおじいちゃんの距離感や肩肘張らない接し方が好きでした。
だからなのか、私は今でもメダルゲームが大好きで、時間があれば自分ひとりでもメダルゲームをやりに行ってしまいます。
そんなおじいちゃんは、私が小学校6年生のときに亡くなったのですが、その当時の男の人にはめずらしくとてもマメで、料理やおやつ作りが得意なおじいちゃんでした。
白玉から手作りしてくれた「フルーツ白玉」や、砂糖から飴を作ってくれた「大学芋」など、いろいろなおやつを作ってくれました。
そして、おじいちゃんの家にはカラオケがあって、私や弟はアニメの歌を歌い、おじいちゃんやおばあちゃんは渋い演歌を歌って(笑)、両親が迎えにきてくれるまでいろいろなことをしてくれていたんだなぁと、今この記事を書きながら胸がいっぱいになっています。
おじいちゃんが一緒に楽しんでくれたこと、おばあちゃんの優しかったこと、しっかりと私の心に残っています。
私も息子の小学校の夏休み、「なにしたらいいの?」と思いますが、息子と一緒に楽しんで過ごせたらそれでいいんじゃないかなと思いました。
この夏休みに入ってから、夫は息子との距離がすごく近づいているように思います。
私が仕事で夫が休みの日に、息子を自転車の後ろに乗せて市民プールに行ったり、電車でどこか出かけようかと計画していたり、宿題を一緒にやってくれたり大活躍です。
いつも、仕事の休憩中に送られてくる二人の写真をみて、私はうれしく、また仕事をがんばろうという気持ちになっています。
夫は、息子がうまれてから、どう息子に接したらいいか分からない時期が長く続いて、思い通りに行かない子育てに悪戦苦闘していました。
私も子育てにはかなり苦戦してきたし今も苦戦していますが、夫はそれ以上に苦しんでいるように見えて、息子のイヤイヤ期などはいっぱいいっぱいになりよくパニックになっていた夫。
ときには物に当たることもありました。
そして、「言うこと聞かない!!」と何度も息子に対して言っていました。
私はそれを聞くのがすごく嫌で、何度も何度も、
「言うことを聞かせようとするよりも、一緒にいる時間を積み重ねて、息子に信頼してもらうしか道はないんじゃないか」という話をしてきました。
私は、夫がいない週末のワンオペが大変なことを理由に、夫をずっと責めてきましたが、夫は夫でとても苦しかったんじゃないかなと今になって思います。
正直、私も自分に余裕がなくて、夫の気持ちまで理解しようという心の余裕は持ち合わせていませんでした。
私に責められ、息子には懐かれず、気持ちも寂しかっただろうなと。
でも、夫は夫なりにがんばってパパになろうとしてくれた。
1学期の最後の方は、4時間授業で息子がお昼に帰ってくるのに合わせて、夜勤明けで疲れているのに、連日ほとんどの放課後を息子と一緒に過ごしてくれました。
だからこそ、息子は1学期終業式を、無理なく達成感を持って締めくくることができたように思うし、私はこのことが、今までしてくれたどんなことよりも一番嬉しくてありがたかったです。
夏休みの今も「一緒に何しようかな?」「自由研究はこんなのがいいんじゃないかな?」とたくさん考えてくれていて。
その気持ちが息子に伝わっているのか、最近は息子が夫にじゃれて甘えにいくことも増えたし、夫が土日に仕事に行くときは「さみしい」と言うようにもなりました。(今までは知らんぷりでした笑)
私の携帯を使って、仕事に行った夫と息子がしているLINEも付き合いたてのラブラブなカップルみたいで、可愛すぎて笑ってしまいます。
夫もそんな息子がかわいいみたいで、夜勤明けで早く帰って会いたい♡と言っています(笑)
「パパとプールいってめっちゃくちゃたのしかったわ!!」
と私が仕事から帰って、息子が笑顔で報告してくれる今がほんとうにありがたいなぁと感じます。
息子と過ごす夏休み、まだまだこれからが夏本番ですが、暑さに負けず、楽しいことたくさん一緒にできたらいいなと思います。