前回、出産のときのことを思い出してnoteを書いてみたら、母になった頃の記憶が次から次に溢れてきた。 日々の生活に追われていると、”忘れたくない思い出”も、蓋つきのボックスの中に仕舞われたような状態になりがち。 久しぶりに産後のことを思い出していたら、しばらく開いていなかった本の存在を思い出し、本棚から引っ張りだした。 この本は、娘を産んでしばらくした頃に出会った詩が載っている本。 今は絶版になっていて、手に入れることは難しいと思う。 私がほしいと思ったときにもすでに絶版に
SNSで話題になっている産後の恨み先日、Xを見ていたら「産後の恨み」についての投稿が目に入った。 妊娠中や産後にパートナーに対して感じた恨みは、子どもが20歳になっても消えていないというものだった。 お腹の中に命を宿し、10ヶ月の間元気に生まれてくるように守りながら生活をするって、想像を絶する大変さがある。ましてや、初めての妊娠だったり、つわりがひどかったりしたら、その大変さは×何倍にもなる。いや、どんな妊娠も比べることではなくてどれも大変。 そして、産後はホルモンが乱れ
15年ほど前、「浅草のほうにおいしいパン屋さんがあるよ」という噂を聞き買いに行ったことがある。 イメージするパン屋さんとは違う店舗。 入り口でお店の方に、「パンが欲しいのですが」と言うと、「予約はされていますか?」と聞かれた。 予約!? 「……し、していません」と答えると、「今日は、食パンが売り切れて、バターロールしかないですが」と言われ、バターロールを1袋購入。 その日、仕事の打ち合わせで会った人がとてもグルメな人だったので、打ち合わせの帰り道、 「実は今日、おいしいパン
2023年の2月から、FEELCYCLEに通っている。 入会してから1年半が経った。 月に15回の会員になっていて、ほぼ毎月15回分をしっかり消化できている。 体力はめちゃくちゃあるほうだけど、人生でこんなに長く運動系のなにかを継続できているのははじめてのこと。 FEELCYCLEに通う1年前は、夫と一緒に近所のジムに入会した。 週に1度、月に4回通える会員になったけど、最初の2ヶ月ほど通ってから半年以上幽霊会員をして、夫に「通わないならやめたほうがいいよ」と言われて退会し
インタビュアーとしての私プロインタビュアーになって13年。 その間、たくさんの方にインタビューをさせていただいた。 ウソのようなホントの話、私のインタビュアーデビューは芸能人インタビューだった。 これまで、数えきれないくらいのインタビューをしてきたけど、その8割はテレビや雑誌で1度は見たことがある人ばかりだ。 私は、インタビュアーという仕事について修行をしたり、誰かに教えてもらったりした経験がないので、我流のインタビューをする。 数年前、別の方がインタビューをする現場に同席
昨年末、10年ぶりに父の墓参りに行った。 そのときのことは、saitaで連載中のコラムに書いたことがあるので、よかったらぜひ。 コラムには書かなかったけど、昨年の秋頃から父の気配というか、存在を感じることがあった。 私が普段、身体のメンテナンスに通うサロンのセラピスト道子さんは、体に触れると、その人の体からメッセージを受け取ることができる。 あるとき、背中の施術を受けていると、頭の中にまた父が現れた。 「あ、まただ」 と思っていると、道子さんが施術をしながら、 「お父さ
プロライターが綴る日常?最近、続けざまに更新していてえらい! と自分を褒めながらも、記事を公開するたびに思っていることがある。 それは、「プロライターが綴る日常」というタイトルと、中身に相違があるのでは? ということ。 いや、そんなことないか。 私はプロライターだし、書いてる内容は私の日常だもの。 「プロライターが綴る日常」そのものじゃないの。 全然、気にするようなことではなかった。 あ……。書きはじめて30秒で、書き出しの悩みが解決しちゃった。 悩みというほどの悩みでも
綾さんとの出会い前回のnoteで、「私がマネージャーをしているオーラ鑑定師のユンタク綾さん」という一文に反応した友人たちから、「マネージャーってなに⁉︎」と、連絡をもらった。 noteを読んでLINEに感想をくれるのでうれしい! けど、コメントに書いてくれてもいいんだよ(笑)。まだ、noteにコメントがついたことがないから。 ユンタク綾さんのマネージャーを担当して、今年の8月で1年になる。 私と綾さんとの出会いは、2021年の11月。 沖縄に住む友人から、「すごい鑑定を受け
前回のnoteの反響前回のnoteで、”人のバックグランドが視える能力”のことを書いたら、いろいろな反響があった。 20年来の友人から、「あれ、ほんとう?」と連絡がきて、意外と身近な人にも話していなかったんだなぁと気づいた。 「あの、家に灯りがついてると思ってた人って結婚してたの?」とLINEを送ってきた友人もいた。 そうそう。あの営業さんは、何度か食事の誘いを断った後、会社のメンバーと飲みに行った席で、「実は僕、結婚してるんですよ」と言ってきた。 知ってるけど……と思い
あの人が帰る家には灯りがついてる「今度、2人でごはんでも行きませんか?」 仕事の打ち合わせ中、取引先の男性がそう言った。 いつもは会社の打ち合わせスペースで打ち合わせをするのに、その日はなぜか会社近くのカフェで打ち合わせをしましょうと言われた。 そういうことか……。 どう返事をしようと考えながら、彼の左手の薬指を見る。 その指に指輪はないけど、その指からは、”今だけはずしている”という感じがあって、ものすごく居心地が悪い。 「タイミングが合ったららぜひ! 2人でと言わず
少し前、夫の母と私と娘と3人で買い物に出かけた。 アクセサリーショップで、義母と「このピアスかわいいねぇ」と話していたら、店員さんが娘を見て、「かわいい~。おしゃれさんですね。すごくかわいい~」と言ってくれた。 娘は照れながらも、「ありがとうございます」と言い、それにまた「かわいい~」と言われていた。 気に入ったピアスがあったので購入。 店員さんは、「本当にかわいいですね」と言ってお見送りをしてくれた。 店を出たところで私は、 「私は娘ちゃんのことを世界一かわいいと思って
5月は私の誕生月だ。 今年もまた一つ歳を重ねる。 そして、この月には大切な友人の命日がある。 あの報せを聞いた瞬間のことは、昨日のことのように覚えてる。 同じ職場で出会ったMは、どんな時も笑顔で優しかった。 みんなで遊園地に出かけたとき、ジェットコースターが怖いという私の隣に座った彼は、降りるまで私に手を握らせてくれた。 「大丈夫だよ。大丈夫!」 彼の手を握ることで怖さに耐えた。 よく聞く吊り橋効果なんて起きない。恋愛的な感情ではなく、お兄ちゃんとか従兄弟みたいな存在だっ
「ブログとかnoteとか書かないんですか?」 書くことを生業にしている私がよく受ける質問。 私にとって、”書く”ことは仕事なので、プライベートな時間に”書く”というのは、よほど時間と心に余裕がないとできないことだったりする。 ただ、仕事で”書く”ものには制限があったり、書きたいことばかりを書けるわけではない。 「自分が書きたいことを書いてみても良いんじゃない? 今は発信の場もたくさんあるんだし」 そんな言葉が聞こえた。 私の中に、実は煮えたぎっていた”書きたい”欲が、
・ 自信がない。 自信が持てない。 セッションを受けに来る方のほとんどが口にする言葉です。 逆に「私、自信があります!」と言いきる人とはなかなか出会えません。 そう言える方はセッションを受けないですしね。 …と思ったけど、セラピスト仲間には多くいます。 この仕事は、自分を信じていなかったらできない仕事。 私のまわりにいるセラピストたちは、自信を持った人が多いです。 そういうセラピストと出会えるクライアントさんは幸せだと思います。 自分を信じてないセラピストが、自分以外の人
私の親バカぶりはなかなかすごい。 お腹に宿っているとわかったその日から愛おしくて愛おしくてたまらないスイッチが入り、分娩台まで続いたつわりも、この子のためなら!と乗り越えた。(めっちゃくちゃ辛かったけど) 生まれてからなんてもう、そりゃそりゃ愛情爆発! お義母さんが「こんなに我が子を全身全霊で愛するのはすごいわ」と言ったのを覚えてる。 35歳で出産した私は、それまでにそこそこ人生の大変さを経験していたので、忍耐力が備わっていた。 だから、娘に初めてイラっとしたのは、1歳半を
こないだ、娘が私の横で丸まってピタッとくっついて寝ていたときに、「お腹の中にいた子がもうこんなに大きくなったの⁉︎」と驚き、信じられない早さで育っていくなぁと、改めて思った。 今はまだピッタリくっついて眠るし、外を歩く時は手を繋ぎながら、「ママ、ママ」と言ってくれるけど、きっとこんな時間は一瞬で過ぎていく。 これまでの9年が一瞬だったように、成人までの9年だって一瞬だろう。 子育てを終えた先輩ママたちと話すと、後悔していることがあると言う。 「もっと優しくしてあげるん