元放送部員のリハビリ生活。
あめんぼ赤いな アイウエオ
浮き藻に小蝦も泳いでる
柿の木栗の木 カキクケコ
きつつきこつこつ 枯れ欅
ささげに酢をかけ サシスセソ…
ねぇ…
ささげって、何。
上手い下手はともかくとして、noteを始めてから
アウトプット筋が少しずつ動くようになってきた気がします。
そして改めて思う。
書くことや話すことのアウトプット筋は
最低限つけておいた方がいいかも…。
私は高校時代、放送部に所属していました。
とはいっても、そもそも人前で話すことが苦手で読みは専門外。
発声練習は強制参加だったのでやってましたが、
結局は話すことに苦手意識を持ったまま、現在に至ります。
でも、大人になると
人前で話さなきゃいけないタイミングっていうのがある。
そんな時は、当時の発声練習を一通りやるのが
最低限の準備…というか自分にとってのお守り。
どこの放送部も発声練習はやってると思いますが
そのメソッドは学校や顧問の先生によって様々。
うちはロングトーンと”ドッグブレス”っぽいやつ、
あと「あえいうえおあお」と「あめんぼ」が主でした。
ロングトーンは「あー」って長く言うやつ。
ドッグブレスは「あっあっあっ」と
お腹でスタッカートをつけるやつ。
(ドッグブレスって名前、さっき初めて知った…)
この二つは一息でなるべく長く、息が続くまでやります。
「あえいうえおあお」は
「あかさたなはまやらわ」行と「が+か゚」行。
「か゚」は鼻濁音の「が」行のことです。
西の地方だと鼻濁音がそもそもないor薄いので、まずは意識することから。
「あめんぼ」とは「あめんぼ赤いな アイウエオ」から始まる、
北原白秋の詩「五十音」のことです。
「五十音」て呼ぶと「あえいうえおあお」と混同してややこしいので
便宜上「あめんぼ」呼びでした。
北原さん、ごめんなさい。
「あえいうえおあお」や「あめんぼ」などで
一番気をつけなくてはならないのが、
節を付けないようにすること。
「ドリフの早口言葉」って言うと
分かりやすいと思うのですが…例えが古い?
「なまむぎなまごめなまたまご」や
「どじょうにょろにょろ みにょろよろ」と
音数が一緒(4・4・5)なので、
どうしてもリズムに乗せてテンポよく歌うように言いたくなるんですけど
そんなアナウンサーがいたら、
明らかにラッパー感醸してしまうので
節がつかないように気をつけて発声します。
特に「あめんぼ」は単語や文節のまとまりを意識して。
アウトプット筋は必要だ。
ということでnoteに遅れること1週間、
当時の発声練習を毎日やりはじめました。
そこで冒頭の疑問に戻る。
そういや
ささげって、何ぞ。
あともう一つ、
コンマ数秒遅れで被せるように思いました。
あんだけ毎日やってたのに
今まで一回も疑問に思わなかったのか??
アホか?????
自分は、アホか??????
…まぁ、アホだったんでしょうね。
高校生の自分は。
で、調べました。
どうやら「ささげ」とは、
インゲン豆のようなお野菜みたいです。
若い時はさやごと食べられ、
豆が大きくなると小豆っぽくなり、
こっちを使って赤飯を炊くこともあるのだとか。
漢字だと「大角豆」と書くらしい。
へぇ……
お酢かけて美味しいんですかね?
疑問が疑問を呼ぶ展開。
そんな元放送部員、実はまだ当時の顧問と連絡を取っています(笑)。
6月半ばを過ぎると、
「こんちは。今年どーでした?」と
無駄にフランクなメールを送ります。
というのも、5月末から6月中旬にかけて
全国大会への切符をかけた地区大会が行われます。
地区大会で勝ち上がると、
7月に行われる東京での全国大会に進出。
そこに差し入れを持って行って、馴染みの顧問と少しお喋りをする。
そしてティーンズの若々しさを浴びる(笑)。
というのが、私が関東に引っ越してきてから毎年の定番。
その夏の全国大会というのが…
『NHK杯全国高校放送コンテスト』!!
そして決勝の舞台は
NHKホール!!
どうですか。すごいでしょ。
すごいんです。
よく「放送部に大会あるの(笑)?」とか、
「何を競うんだよ(笑)?」とか言われますが、
えっへん、天下のNHK様の名を戴いてるんだぞ。
今年はそもそも五輪の関係で東京開催ではなかったのですが、
コロナのせいでそれも中止になってしまいました。
今度はいつ会えるのかな。
大会はNコンだけじゃありません。
「全国高等学校総合文化祭」、
略して「総文祭」。
文化部のインターハイです。
あとは我が地元でいうと、最近になって
中国地区の大会も出来たみたい。
大会に出場する学校も増えてきていて、
確実に昔よりも盛り上がってきております。
放送部界隈。
嬉しくもあり、羨ましくもある(笑)。
あ、そうだ。
NコンのHPに行くと昨年大会で
決勝に進出した作品を視聴することができます。
ぜひ見てみてください。面白いですよ(笑)。
NHK杯高校放送コンテスト第66回決勝進出作品
今の私だったら…
ラジオドラマ部門にコントで挑みたい(笑)。
あの頃はアウトプットに燃えていたなぁ。
当時の性格は最悪すぎて黒歴史だけど、
あの頃の がむしゃらだった自分が好きだ。
…なんて当時に想いを馳せつつ、
アウトプットのリハビリをがんばろうっと。