なはら姉さんが夜中に防災頭巾カバーを作った件
夏休み前に「2学期は もう学校に行かない~」と宣言したなはら姉さん。
私が無理に行かせようとしても行かないし、説得するエネルギーも時間も足りていない状態なので 様子を見てみることにしました。
初日、夏休みの延長気分で お休み
2日目、行こうとするも やっぱりお休み
3日目 朝に学校に電話をさせて 先生とお話をして 給食から登校
という感じでした。
「防災頭巾カバーがない!」
過去3年間使っていた防災頭巾カバーが汚くなり もうさようならしようとなって そのままになっていたのでした。
夏休み最終日、なはら姉さんが「一応、用意しておくか」と学校への持ち物を用意していたら
「防災頭巾カバーないんだったーーー」
と言い出しました。
でも 私は 頑固なママです。
「学校に行かないなら いらないじゃん」
といってみました。
というのも 不登校を本格的に選択し始めた頃、学校がいやだ、いやだというなはら姉さんは
「学校に行かないなら 学校でしか使わないものを買ったりしなくてよくなるよね。中学校の制服とかもいらないし~」
と言っていたのです。
そして 彼女の理論によると、彼女が2学期から学校に行かないなら 防災頭巾カバーも「不要なもの」に入るはずです。
なのに 泣きべそをかきながら 防災頭巾が必要だと訴えてきました。
私も そこでは引きませんでした。
そして なはら姉さんは 自分の部屋にこもって 何かを始めた様子でした。
自分で 防災頭巾カバーを作り出した
放っておいたら、なんと 自分で防災頭巾カバーを作っていたのです。
最近 私が小学校のときに使ってたお裁縫セットが出てきて、それをなはら姉さんのお裁縫セットにすることにしたら、好きなときに お裁縫をするようになりました。
そこで どうしたらいいかを考えた結果、作ることにしたのでしょう。
どんな風に作られているかを 頭の中で考えて 3枚の布が必要だと思いついて 縫い付けて作っていました。
最終的にやってみたら「あれ、、、 小さいか?」となり 学校でも試して見たら やっぱり小さかったーーー(笑)
実際に使えたらよかったけれど サイズが ちょっと小さくて だめでした。
でも こうやって 問題を解決しようとしたのは 悪くなかったなと思いました。
学校に行かない宣言をした、なはら姉さんは ちょっとは学校に行くから 防災頭巾カバーがほしいそうでした・・・
学校は 一つの居場所
なはら姉さんにとって 学校は 一つの居場所、くらいで いいんだろうなと 最近 私が思うようにしています。
もっと いろいろなことを経験してもいい。
もっと いろいろな人と関わったほうがいい。
学校がムリすぎて 自死(自殺)に追い込まれてしまう子供たちもいるんですもんね。
学校がイヤだったら ムリしなくてもいい。
ムリして学校にいくために 私たちは生きているわけではない。
なはら姉さんが行きたい場所を もっと見つけようと思います。