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何にお金を使えば幸せかの話
何にお金を使えば幸せだろうかということをずっと考えてる。
お金を増やすことに関しては、それこそ山ほど書籍が出てるし、Youtubeで動画もたくさんでてる。素人でもできる投資のセオリーみたいなものもある程度確立されている。
それでは、貯めたお金をどう減らしていくか? それに関しての書籍は本当に少ない。
減らすことの意味に関しては下記の本が有名だけど、では実際に何に使えばいいかまでは書いてない。(体験に使うが主)
私も50歳を越えているので、正直若いころのような物欲はそれほどないし、(ある程度欲しいものは買った)、行きたいところにもある程度行った(50か国ほど旅しました)
体力は年々衰えていってる中で、さて何に使えば幸福度があがるかな?というのが今の課題。
ちなみにこれまで個人的にいいお金の使い方をしたなと思っているのは2つ
1つは子供達をたくさん海外に連れて行ったこと
もう一つは写真家の幡野広志さんに家族写真を撮ってもらったこと
どちらも安くはなかったけど、子供達がもう二人とも家を離れてしまってる今、上の2つは子供達が家にいる間にしておいてよかったと本当に思っている。
そんな子供達も春からは社会人で、何か一緒にということももうない。
おそらく解の一つは他人のために使うだ。
それはなんとなくはわかっているけど、理屈が今一つピンときてなかった。そんな中、このような言葉をみつけた。
「豊かさとは余剰である」
これだ!と思った。足る知る。
自分が必要だと思う量をこれまでの人生経験からちゃんと把握する。その上で余ったぶんは惜しげもなく他人に与える。
これができれば人生豊かになるだろうなと思えた。
問題は足るを知る。私が80歳で死ぬとわかっていれば計算できるけど寿命が不確定要素。だからいくらあればいいと定義するのがとても難しいし、インフレもあるし社会情勢も変化するだろう。そうなるとやっっぱりあればあるだけいいという思考になってします。
もちろん寿命なんてわからないけど、少なくとも当座月々このぐらいは寄付に回しても生活には何に影響もないという額はある程度割り出せる。
そして実際に寄付してみた。
口座のお金は減っているはずだけど、とてもとても気分が良い。寄付させてくれてありがとうという感じ。
(これが豊かさとは余剰と言ってる意味だと思う)
こうなると、それこそ自分自身は本当に何が欲しいのか見極めてシンプルな生活を心がけて、そして体調に気を付けてできるだけ長く働いて寄付もたくさんしようという思考になる。
この前観た映画の主人公のような生活
ただ、シンプルを極めていくとどんどん内向きになっていくので、シンプル8割に、2割ほどうまくノイズを入れて、ある程度生活に刺激も入れていくようなスタイルにしたい。
とにもかくにも「豊かさとは余剰である」という言葉にとても救われた。