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日々感じる矛盾や悲しみも包み込んでくれる『水平線』
私は『音楽』が好きです。
聴く曲には一貫性がなく、古い曲から最近の曲まで、クラシックからジャズ、JポップもKポップも洋楽も何でも、その時の気分に合わせて聴いています。
心理療法の中に音楽療法というジャンルがあります。
普段気分が落ち込んでいれば、元気が出るアップテンポな曲を選ぶことがありますが、実はセラピーとして(元気を出す為に)は、その時の気分に聴く音楽の曲調を合わせることが大切だそうです。
私はそれを逆手にとって、元気な曲を選べる時には「なかなか今の私は良い感じだな」とか、暗い曲が聴くたくなった時には「私ちょっと疲れているのかも。ゆっくりしなくちゃ」など。自分の状態を考えるきっかけにもしています。
今日はここ数カ月、ことある毎に聴きたくなる曲を紹介してみます。
2020年8月backnumberが出した「水平線」という曲。
皆さん聴いたことありますか?
私は相手の気持ちを思いやれるようになりたいし、人に優しくできる人になりたいと思っています。
でも…
頑張って試験に合格をした時には嬉しくて飛び跳ねて喜びました。
(合格できなかった人は悲しい気持ちでいただろうに)
息子が試合で勝った時には嬉しそうな息子を見てとても嬉しい気持ちになり一緒に大喜び。
(試合に負けた子どもやお母さんは悔しくて泣いているのに)
どことなく、日々感じる矛盾。立ち止まって考えても答えが見つからず。立ち去ることしかできず。そしてやり過ごすことまでも「~だから仕方がない」と自分なりに正当化する。
先日バスに乗りました。私は前の方で立っていました。優先席に若い女の子が座りスマホを夢中でいじっています。
そこに高齢の女性が杖をつき乗車してきました。
女の子は気づきません。すぐ近くの人も何も声をかけず。
次の停留所でたままた反対側の席が空き高齢の女性は座ることが出来ました。ほっ。。。
「声をかけるには遠いけど、やっぱり声をかけた方が良かったな。。。」
「でも私が声をかけると周りで声をかけなかった大人へのアテツケみたいで、その人達が嫌な思いをしたかもな。。。」
「やっぱり遠かったんだから声かけれなくても仕方なかった。。。」
飲み込もうとしても胸のつっかえが取れず、それでもやり過ごした私。
日々の誰が悪い訳でもなく、私が、あなたが、誰かが悲しい顔をしていると聴きたくなる曲。
答えなんてないことがス―――っと身体に染み込んで来て、前を向けるようになる。
この曲の歌詞には沢山『ステキな言葉』が詰まっています。
私が大切にしたい歌詞の部分。
自分の背中は見えないのだから
恥ずかしがらず人に尋ねるといい
心は誰にも見えないのだから
見えるものよりも大事にするといい
何か、大切な何か。
それは探したいけど見つからない。
でもそれは自分の中にしっかりとある。
そんな感覚が感じたくなった時にこの曲が聴きたいのかもしれない。
今日もnoteを書きながらそんな自分に出会えました。
皆さんはこの曲の歌詞のどの部分が印象に残りましたか?
皆さんが今聴きたい曲は何ですか?