自己肯定感の低さも丸ごと受け入れる
少し前に占い師さんに見てもらいました。
「あなたはいつも周りのことばかり考えている。もう少し自分のことも大切にしなくては」「仕事も人の為ではなく自分のしたいことをする方が良いですよ」
そんなアドバイスをされました。
足元が揺らぐような気持ちになりました。
私はこれまでずっと「自分の特技や強みがあるとしたら、どう動くことで一番社会に貢献できるのか、一番社会にとって効果的に使ってもらえるにはどうすれば良いか」ばかり考えて来ました。
これが自分の気持ちだと思っていたけど、これは自分のことを大切にしていないと言う事なのか???
私はあまり自己肯定感が高くありません。
その自覚もあり、何とかしたいと思っているので、普段から自分の出来ていることや頑張っていることに目を向けるようにしてはいるけれど…。
こども達は自分自身の理解を越えたどうしようもないことに直面した時、大人が思いもよらないような、考え方になっていることがあります。
不幸な良くない出来事が起こった時に、原因を「自分のせいだ」と帰属させるのです。
例えば両親の離婚。「自分があんなことをママに行ったからママは出て行ったんだ」とか、
コロナに家族が罹患したのも「自分が悪い子だからパパがコロナにかかったんだ」とか。
そして、そんな非現実的な考えに悩んでいたとしても、なかなか周りの大人に打ち明ける事は出来ません。
幼い私も。同じく。
「おばあちゃんが体調を崩したのも私が言うことを聞かない悪い子だからだ」
「ママが疲れてしんどそうなのも、自分が病気になり迷惑をかけているせいだ」
「お父さんが悪い事をするのは私がこの世に産まれて来たからだ」
ずっと胸の奥で、「自分は悪い子」「自分は周りに迷惑をかけている」「自分はいらない子」と思い続けて大人になりました。
ずっと自動的にやってきた、自分の肯定感を下げてしまう考え方の癖は、大人になってもなかなか変える事が難しく。。。
そんな私の大きな転機は出産でした。赤ちゃんを抱っこしていた時。我が子に丸ごと肯定されている「ママはそれでいいんだよ」と柔らかく温かく小さいお手々に抱きしめてもらっている、そんな感覚になったのです。
「自己肯定感が低くても良いじゃないか」「肯定感が低いから出来ることもある!」「自己肯定感が低いから低い人の気持ちに共感できる!」
それからの私は、徐々に環境の変化に過剰適応することも減り、楽に生きれるようになっていきました。
私にはいつかやりたいことがあります。義務教育卒業後のこども達の支援。
大人に近づいていく大切なこの時期。社会に出る準備段階。
この時期のこども達が自分自身のことを「苦手なことも出来ないこともあるけど、良いところだってある。全部含めて『わたし』は『わたし』」と腑に落ちて、社会に一歩踏み出していくお手伝いが出来ればいいな。
社会に出た時後も難しい状況に直面した時でも、諦めず「きっと人生捨てたもんじゃない。きっと誰かが助けてくれるはず」と、わたし達との関わりを思い出し希望を持って前に進んでいってもらえたら。
自己肯定感の高くない私だから作れる安心できる場で、こども達に「お水」と「栄養」をふりかけられたらいいなぁ。
1時間の占いの最後「私は周りの皆さんとの関わりを楽しんでいるんです。私は私の楽しみの為に仕事をしています!」と自信を持って伝える。「天職ですね」