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思春期子育て。親子の絆。

今日はこの春高校生になる下の息子くんの入学式でした。
入寮してから一週間「どんな顔してるのかなぁ?」会える喜び半分、心配もう半分。

入寮して家を出た日の夜。
子育てひと段落の打ち上げをしよう!と旦那さんと乾杯☆
でも・・・。
ポロポロ。ポロポロ出るんです。涙が。。。
いきなり大粒の涙が溢れる私に旦那さんは困惑。

息子くん達と離れ離れになって、頭に浮かんだのは『後悔』
「もっとこんなご飯作ってあげたら良かった」
「もっと一緒にいる時間を大切にしておけば良かった」
「あんなに何で怒ったんだろう。もっと優しいママで居てやれば良かった」
どんどん、どんどん後悔が口を突いて溢れ出す。むせび泣く私に
「カズコは子育てよくやってたよ。めちゃくちゃかわいがっとったよ。息子くん達もカズコがママで幸せだったと思うよ」
こんなことを言われると余計に溢れ出す涙。涙。

数日後、近所のお友達に会いました。彼女も息子が高校生の時に寮に送り出した経験があるママさん。
「私もそうだったよ。淋しくて断捨離よ。家をいっぱい片付けたよ」
心がすっと楽になる。
そっか淋しくたって良いんだ。泣いたっていいんだな。私だけじゃない。他のママもそれを乗り越えて来たんだ!


今日の入学式。久しぶりに会った息子くん。
日に焼けた顔で新しい制服に袖を通したピカピカの一年生。
教室でのホームルーム、隣の息子くんとこっそりおしゃべり。
「家に連れて帰りたいよ」とついつい本音。
「そりゃ俺だって帰りたいよ」「パパとママに会いたくなかった。。いや、会いたかったよ。けど会いたくなかった。。。パパとママに会うと帰りたくなりそうでさ」息子くんからも本音がポロリ。
「帰ったら何がしたい?」
「ママのご飯ってさ、本当に美味しかったんだね。ママのご飯が食べたいよ。帰ったらママの作ったご飯が食べたい」
涙が込み上げる。「ちゃんと伝わっていたんだな」

私が子育てで大切にしてきたことの1つが『ご飯』
息子くんが小さい頃、一回り上の先輩ママさんから「男の子の子育ては胃袋よ。しっかりご飯を作れば男の子は大丈夫。ちゃんと真っ直ぐ育っていくよ」と言われたことがあった。

仕事が忙しくて残業になる日は、朝から夕飯の仕込みをして出た。
仕事が忙しくて簡単なメニューが続いた時には、時間に余裕を見つけたらすかさずコロッケや餃子など手の込んだものを作った。

息子くんが「食べたい」ともらしたメニューは覚えておいて、数日うちに必ず作った。
息子くんが元気がない時には「元気になりますように」と思いを込めて彼の好物を作った。
息子くんの試合の前には「力が発揮出来ますように」と思いを込めてとんかつを作った。


高校3年間。息子くんに会えるのは年に数回の学校行事。
息子くんが自宅に帰ってくるのは年末年始だけ。
高校生なんてまだまだ子どもなのに。親元を離れて生活するなんて・・・。

この一週間心配で心配で「大丈夫かなぁ」とつぶやく私に、旦那さん「息子くんなら大丈夫だよ。きっとしっかり頑張れる。大丈夫だよ」
息子を信じて送り出す。父親ってすごいなぁと感心する。

今日は絶対に息子くんの前では泣かない!!と心に決めていた。

午後の入寮式も終わり、友達と桜並木を寮に向かう息子くんの後ろ姿。。。
「じゃぁね!!○○○!頑張ってね!またね!」と大きな声で叫ぶ。笑顔で大きく手を振った。

大丈夫大丈夫。大丈夫だよ。息子くん。
きっと君なら乗り越えられる。
もう少ししたら自分らしく楽しめるようになる。
ママはおうちで美味しいご飯を作って待ってるよ!
ガンバレ息子くん。君なら大丈夫だから。

息子くんの成長を信じて、息子くんの帰りを待つ。
「言うは易く行うは難し」母もまだまだ修行中。
息子くんと共にゆっくり焦らず『親になる』


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