音楽で通じ合うココロ
私は音楽が好きです。洋楽も邦楽もジャズもクラブミュージックも何でも。映画音楽も好きだったり。こども達の歌う歌声も大好き。
そんな私の子育ての傍にはいつも音楽が。
まだまだちっちゃくて話せない頃の息子くん。
身体を揺らしながら、言葉にならない言葉でハミングしてくれる。
絵本に星が描かれていたら『キラキラ星』を歌う。
息子くん。もみじのお手々をヒラヒラしながら笑顔いっぱい。
『ぞうさん』を歌いはじめると、息子くん。ゾウさんが登場する絵本を持って来て、パチパチと手を打つ。
歯磨きの時には『仕上げはお母さ~ん♪』
私が歌うと、私のおひざにコロンとしてくる息子くん。歌いながら仕上げ磨きをシュシュシュシュシュ♪
毎朝、保育所に送って行く時には「ママと離れても頑張ってね」の想いを込めて『おすもうくまちゃん』を歌う。「しっかりしっかり。しっかりね♪」
保育所に息子くんを預けて離れ離れになることに慣れなくて淋しくて。
車の運転をしながら『おすもうくまちゃん』を泣きながら歌った想い出。。。
音楽が大好きになった大きくなった息子くん達と一緒に音楽番組をよく観ます。
以前noteで紹介した『水平線』を歌うbacknumberがゲストだった今週のCDTVライブ!ライブ!。
私は音楽を聴きながら、よく目から涙がこぼれます。
そんなところも一緒の息子くん。
番組を見ながら歌っていた声が聴こえなくなる。
曲が終わって振り返る。涙でぐずぐずになった顔を手で覆う息子くん。
泣くポイントも私と一緒。
『水平線』ともう一曲『手紙』
嬉しい事があった時に
誰かに言いたくなるのは
自分よりも喜んでくれる人に
育ててもらったからなんだろうな
母の顔が瞼に浮かぶ。心に浮かぶ。
誰よりも、私よりも、私の幸せを喜んでくれた母の嬉しそうな笑顔。
膝すりむいて帰った日は
なぜか僕より痛そうで
そんな記憶が形を変え今も
離れていても守られているんだ
息子くんに元気がない時。
自分の悩みは何とか乗り越えられるけど、自分が元気が出ないことよりも、元気の無い息子くん達を見る方が100倍辛いと、これまで何度感じたことか。「早く元気になりますように」と何度も何度も願ったことか。
あなたはずっと手を振って笑ってくれた
帰り道迷わないように
もし前を向けなくなった時も
振り返ればいつも見えるように
愛されている事に
ちゃんと気付いている事
いつか歌にしよう
今私が何とか悩みを乗り越えられるのは、母が「カッコなら大丈夫だよ」と応援してくれているのが、心の奥にずっとちゃんとあるから。
今朝も息子くんがチャリで登校する後ろ姿を「いってらっしゃい」と見えなくなるまで見送る。。。
学校でもどうか息子くんが笑顔で過ごせていられますように。悲しい想いはなるべくしませんように。どうかどうか。。。
backnumberが歌い終わりティッシュを取りながら、涙をポロポロ流しながら「良い曲だったね」「そうだね。良い曲だったねぇ」と2人で笑い合う。「もぉママ真似せんでやぁ」「そっちこそ」と大笑い。
何だか何も言わなくても、何だか何かが通じている。
あったかい心とあったかい空気。
いつかこの息子くんとの何気ないヒトトキも想い出に変わる。
あったかい想い出に。ヒトトキ一時を大切に過ごす。