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20年前と違って見えたエヴァの世界。
大学時代、深夜にテレビ放送されていたエヴァンゲリオンを初めてみた時、初号機の美しさに夢中になった私…。
初号機のディテールと、紫・黄緑、オレンジの配色を見て、何て美しいんだろうと圧巻。そんな私はJR西日本のエヴァンゲリオン新幹線(2015-2018)に大興奮で何度も見に行ったくらい大好きです。
念願のシンエヴァンゲリオン劇場版!息子と観に行きました!
テレビでエヴァを観ていた頃の私の歳に、近い年齢になった彼と一緒に見るシンエヴァ。成長し親になった登場人物も。
シンエヴァの全体的な印象は『Q』までとは違ってカラフルな世界。これまでのエヴァの重苦しい空気を吹き飛ばす、暖かい空気感。根っこが「怒り」でなく「受容する」ことで流れていく暖かい血潮。
私も親になりました。私に繋がっていた物語が、隣の息子くんを通して、繋がって紡がれていく物語。
涙がポロポロ。ポロポロ。全てのパズルのピースがはめこまれた感動。
親が子を想う。例え自分のこの身が壊れようと必死で守りたい命と未来。
見えないけれどもちゃんとある大切なこと。それに気づけた時の安らかな幸せ。
もうエヴァが見れない淋しさ。色々な気持ちが込み上げて。。。
ずっと繋がっていく物語。繋がっている線路。そこにある駅。。。
私は学生時代この駅のこのホームに立ちました。
親元から離れ、新しく前に広がっていく線路を眺め。その先に繋がっている未来に想いを馳せ、不安と期待で心躍る。
そんな当時の自分を思い出し、またまた涙が込み上げる。
その後この街で出会った仲間の笑顔が浮かび、またまた涙が込み上げる。
隣に座る息子くんの路も、ステキな世界にどうかどうか繋がっていきますように。