冬時間が始まりました
こんにちは。
今週はハロウィンですね。
アメリカのひろーいかぼちゃ畑が懐かしくなります。
先日、英語クラスで使っているテキストに心理テストがありました。
目の前に水があります。それは川ですか、湖ですか、海ですか?という問いに、私は小川と答えました。
水の量は今とりまく人間関係の大きさだそうです。両脇にいたイタリア人は小さな池と答えてました。
「流れのある小さな小川」まさに当たっているかもと思いました。
私の暮らしは数年おきに変わり、周りにいる人も同じように変わっていきます。その流れの中から1人、2人と濃いお付き合いになる人が毎回出てきても、また引っ越すとなかなか会えなくなり、細々SNSで連絡をとりつづける。そして続く人と途絶える人がいます。
先日、外国人のママさん達何人かと話をしていたら、一人のママさんが、この国にいても友達ができないからアメリカに帰ろうかと思って仕事探しをしていると聞きました。旦那さんがイタリア人で、介護のために数年前から来てる方です。イタリアに住むのも初めてではない彼女でも、やはり慣れない暮らしや新しい人間関係に悩むんだなと思いました。
別の外国人のママも、旦那さんが仕事でイタリアにいないことが多く、子供たちも自立しはじめているので、毎日時間があるから何をしようかなと話していました。
日本の駐在サラリーマンとは違い、自費でインターに来ているご家族が多いので経済的には何も心配無さそうで、言葉の問題もないから、さぞかし楽しく暮らしているんだろうと思ってましたが、外国に来て、新しく生活をするのは大変さは変わらないんですね。
以前、半年くらい前に来たアメリカ人の子が学校の門の前で立ち止まって、涙をいっぱいためて、結局一緒に親御さんとまた帰っで行く姿をみたことも何度かあります。英語でどこでも行けて、困ることのない彼らでも、親の都合でイタリア語の勉強しないとならないんなんて、最悪な事態ですよね。親御さんも苦労されていました。
日曜から冬時間になりました。
日に日に夜が長くなり、お天気もあまりよくなくて、なんとなく気分が沈みがちになったりします。太陽が恋しい。
ホームシックになりそうになったら、ちょっと隣にいるイタリア人でない外国人を観察してみます。
なんとなく寂しいなとふっと思うのは、私だけじゃないんだなあと、ちょっとほっとします。
転々と国を渡り歩く人生は大変です。
でも特にヨーロッパにいると、ハーフやクウォーターの方はたくさんいるし、言葉も3カ国語以上話す方も普通にたくさんいます。
話せる言葉の数だけ、それぞれ色々な人生経験を持っている方にたくさん会います。話をしていれば、お互いの苦労や憂いは聞かなくても伝わってきます。今の瞬間、たまたま同じ空間に居合わせて知り合えていることに感謝しつつ、今を今年の冬を楽しもうと思います。
古いですが、美空ひばりさんの「川のながれのように」ってほんと名曲ですね。自分の歳を感じます。。
今日も読んでいただき、ありがとうございます。
素敵な1日をお過ごしくださいね。
では、また^^