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駐妻。うっかり悶々と考えこまないように過ごす。

こんにちは。

みなさんは世界史と日本史、どちらが得意ですか?
私は、どういう訳かカタカナの地名や名前を覚えるのが大苦手で、日本史を選択していました。
そんな私が、夫のおかげで海外に住むなんて、人生は予想外の連続です。

今は、イタリアに住んでいるので、子供はイタリアの歴史を学ぶ機会があります。
教科書を見ていたら、ギリシャの歴史から始まって、エトルリア人、ローマ帝国と続いていました。
その中で、イタリア建築でよく見かけるアーチの建築の技術、これはもともとはローマ帝国より古い、エトルリア人が使っていた技術だったことを知りました。
このアーチ、娘にとっては思い出深い建築物。
アメリカでモンテッソーリ系の幼稚園に通っていた際、娘が一番好きだったおもちゃが、小さな積み木でアーチを作るものでした。
これがイタリアと関係があったとは、びっくりです。
先日、美術館の写真を見ていたら、このおもちゃが出ていて、本人もびっくりしていました。
Montessori Roman Arch Bridge( Wooden) 

https://www.amazon.com/Montessori-Toys-Scientific-Construction-Educational/dp/B09N6Z6MZ6

それからは、イタリアやヨーロッパの他の国を旅行しながら、アーチを見つけるのが一つの楽しみになっています。
それと同時に、ヨーロッパの違う国に行ってもローマ帝国の遺跡があり、この場所も、この国までもローマ帝国の支配下だったのかと、驚かされます。
南の方にいけば、ローマ以前のギリシャの影響を受けた建築物もあるし、その後のイスラム世界の影響を受け建物もあったり、1500年以上も前の時代の足跡を感じながら暮らせるのがヨーロッパなんだなぁと、思います。
世界史の勉強は苦手でしたが、たまたま期間限定で住む機会を与えていただいたので、今更ながらイタリアから世界の歴史を学び直しています。
地名を知った今は、カタカナでもどんどん頭に入ります。
まさに、百聞は一見に如かずです。

引っ越しの多い暮らしは大変ですが、新たに得るものが多いなと思います。
一方で、新しい国での暮らしは、日本にいる時よりも1人で考える時間がたくさん取れてしまうので、悶々としがちです。
そんな時は、外国暮らしで知ったささいな事でも、頭の中の雑学の引き出しが、少しずつ増えてるかも!私すごいかも!と、だれも褒めてくれないので自画自賛します。
ちょっとノリの軽い自分をいれてガス抜きしながら、過ごしてみるのも楽しいです。
母国でない場所で暮らすって、気がついていないだけで、歩いてるだけでも緊張感を持って過ごしている気がします。
今、一年ぶりに一時帰国しています。
前や後ろから日本語が聞こえるたびに、「あ、日本語」って思ってしまったり、レストランに入って日本人がたくさんいると、「あ、日本人」って思う私がいます。自分も日本人なのに。。
なんか変な感じですが、電車でうたた寝できるし、スリの不安感もほぼなく、日本って平和ですね。安心感に包まれて、身体中がリラックスしている気がします。

今日も読んでいただき、ありがとうございます。
では、また^^






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