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素晴らしい秋キャンプの夜を甘くみた代償

雲一つない青い空、爽やかな空気。キャンプにもってこいの季節だ。

蚊取り線香をセッティングする手間もない。トンボがやたらと頭とか指先に留まる位ですむ。

10月2回目は関東のファミリーキャンプ場。草サイトで日当たりも良く、寝転んで昼寝をするには最高だ!

実際にはテント張りとペグダウンを夫からレクチャーを受け、てんてこ舞いだったけれど、、、。(いい加減一人でもテント張れるようになりたい)

昼間は23度位、夜は7度くらいまで下がるという予報だった。

キャンプデビューはちょうど一年前の秋。なのに、一年もたつとどんな装備で行けば良いんだっけ?となる。

確か寒い時期は、電源付きサイトをよく利用するので、電気毛布と湯たんぽで乗り切ってたなぁ。でも、今回は電源がない。

マルカの湯たんぽ。朝までアチアチです!

寒くなるからね!と何度も夫に念押しされたので子供にはOGAWAの羽毛シュラフを差し出した。

家族全員で使うマルカの湯たんぽも久しぶりに出してきた。あとは自分だが、愛用のワコール製毛パンツがある。この毛パン(多分、モウパンと読むのかな?ケパンじゃないと思う)は、本当に温かい。

昔、母親が買ってくれた時には「こんなババくさいの、誰が履くんじゃー」と怒ったのだが、一度履いてみたら、極上の温かさに包まれてまさに天国だった、、、。

当時5000円ほどした。デザインも色も結構大胆なバリエーションに富んでいて、今では3本ほどコレクションし、寒い時期には絶対に履いて寝る。

(そして、夫はこのモコモコとした毛パンが大っ嫌いである。結婚当初は、激しく拒否反応を示していたが、最近は目を逸らしている)

青々とした空とポカポカとした日差しに、夜の寒さは全く想像できなかった。長袖のシャツ一枚で心地よい。

ま、毛パン履いて、湯たんぽあれば大丈夫っしょ!(シュラフは、3500円の中古だけど、、、)

グラデーションにうっとり〜

素晴らしい夕暮れをうっとりと眺めていたが、ここから雲行きが文字通り怪しくなってきた。

気がつくととんでもなく黒い雲が近くに迫っていた。雨雲レーダーで確認するとギリギリ近くを通るが私たちのいるところはセーフのようだった。

見るからにヤバい雲!


「なんか、逸れるみたい」

と言って、しばらくするとしっかり降り出してきた。慌てて火を起こした。木が湿ってからではつきが悪くなってしまう!

邪悪なる雨雲は、一雨ザァーと降らすと止んだ。と、同時に気温もガクッと下がった。慌ててフリースを着たのだが、ちょっと不安がよぎった。

夜はもっと寒くなるよね?

10時頃、寝ることになった。その時点で14度位だったが、シュラフに潜り込めば大丈夫だろうと楽観視してみた。

エアマットが地面からの冷えを断ってくれる!(はず)

マルカの湯たんぽがあるし!

何事も甘くみてはいけなかった。秋の夜とはいえ、、、

結局、全然ダメだった

気温はどんどん下がって行った。顔が寒くて眠れない。仕方なく焚き火の匂いが付いたフリースを上から着こみ、キャンプチェア用のブランケットで顔の周りを覆ってみた。

そして一晩中、寒さと子供の蹴りと戦いながらいつもは、毛布を何枚か持ってきていた事、大きめのジョガーパンツを毛パンの上から履いていたことなどを思い出し、途切れ途切れに眠った。

明け方近くなって、寒さが限界になり、本当に泣きそうになりながら、足元に置いていた湯たんぽを、着替え用の服で包みお腹のあたりまで持ってきて丸まった。またウトウトと少し寝る事ができたが、すぐに6時のアラームが鳴った。頭も身体も鉛のように重だるかったが、トイレに行かないと、そっちも限界だった。

結局ほとんど眠れず、身体はガチガチに固まり、喉は痛いわ、鼻水はとまらないわで、見事に風邪をひいてしまった。

やっぱり寒さを甘くみてはいけない!暑いのも辛いが、防寒が充分でないと文字通り死ぬ



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