選挙デビューをドラマチックに演出した結果😊
先月の衆議院議員選挙。投票率53.85%ってひどいですね…。
選挙権が18歳以上に引き下げられてもうすぐ10年。
18歳になった高校3年生でも投票に行けるんですよね。
総務省からも高校生へ有権者意識向上のための啓発が為され、そのための冊子が学校に届くようになりました。
ただ、どんなに「選挙に行きましょう」と言ったところで、生徒の心は動きません。
これまでの投票率を見たら、大人だって行かないんですから。
でも、今回の衆議院議員選挙。私が日本史の授業を担当している高校3年生(18歳を迎えた)の投票率はほぼ100%です😊
その理由は、
①2年時に近現代史から始めて、先人がどれだけ選挙権を望んだか、またそれを獲得するのにどれだけ苦労したかを実感させながら授業したこと
②「5回連続自分の投票所で最初の投票者になっている」という私自身のエピソードを選挙権の話をするたびに生徒たちに話してきたこと
③初めての選挙(デビュー戦)で投票所一番乗りを達成できたら、とっても素敵なことだと普段から話していたこと
選挙権は「(使っても使わなくてもいい)権利」でも「(法律で縛られた)義務」でもありません。
日本国民として生きる者の「使命」です!先人への「敬意」と「感謝」、子孫へつないでいく「責任」だと思います。
だから、投票に行くのは当たり前。「人と会ったら挨拶しましょう」「誰かに何かしてもらったらありがとうと言いましょう」くらいのレベルです。
その上で、生徒たちには「どうせ行くなら一番乗りしよう」と言います。
一番乗りして投票箱が空かどうか確認できる人は各投票所で1人しかいないわけです。
平等な有権者の中で特別な1人になれるんです!しかも、人生最初の選挙で!!
誰でもチャンスがあるので、この権利を勝ち取るためには早起きしないといけない。
つまり、努力が伴うんです。これがいい😊投票に対して想いがある人が勝ち取れるんですね。
そんな話を日頃からしていたら、投票率ほぼほぼ100%という結果になったのです。
「昨日の選挙。投票に行った人?」と聞いたら満18歳の生徒全員挙手。嬉しかったですね~😊😊😊
しかも、まだ誕生日を迎えていない生徒たちが「自分も選挙行きたかった😂」と悔しがっている姿にも喜びを感じました。
さらに、「自分の投票所で一番取った人?」で4人が挙手。私を含めて市内5か所を制圧(なんだか自分のチームが5議席取ったみたいだなぁ)!
続いて「8時の投票締切直前、最後の投票者になった人?」で2人。「期日前投票した人?」に4人。
いやぁ、みんな思い出に残る素晴らしいデビュー戦だったと思います🥰
私の信条である「心が動かなければ学びじゃない」は、言い換えると「心を動かして学べば意識や行動も変わる」ってことだと実感しました!