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沖縄返還から52年!沖縄は日本です!!

1972年の今日、沖縄の日本本土復帰が実現しました。

琉球王国時代には日清両属の形になったり、先の大戦では激しい地上戦が行われ多くの県民の方々が犠牲になったりしました。そして終戦を迎え、アメリカの統治下に入り30年近くを過ごすことになります。

そんな沖縄が日本に復帰したことは、沖縄県民だけでなくすべての日本人にとって喜ばしいことであり、それは今も続いています。「沖縄出身」と聞くと「いいなぁ」ってなりますからね。

そもそも沖縄は、縄文時代から「日本人」が住んでいた地域ですし、弥生時代以降も「貝塚文化」という形で続いていたので、沖縄の方々は紛れもない「私たちの同胞」です。

しかしながら、その地理的な条件のため、常に中国からの干渉を受け、冊封下に入らないといけない状況にありました。

一方、日本の国家にとっても「琉球」は安全保障上の要地であり、常に気に掛けていた地域だったと言えます。琉球が清の冊封を受けるということは、日本と敵対することになってしまうため、「琉球=日本」という関係は崩さずにいました。

琉球王国を独立国として扱いながら、日本の影響下に置こうとしてきたのはそういうことです。蝦夷地(北海道)や朝鮮の位置づけと同じですね。中国やロシアの存在を考えた時に、「安全保障上の要地」をしっかりと固めておく必要があるのです。

しかし、今の日本史の教科書を見ると、琉球(沖縄)が中国の冊封に入ることは否定せず、日本からは「武力によって支配された」という立ち位置で書かれています。

江戸時代の「薩摩藩による琉球攻撃」、明治時代の「琉球処分」、第二次大戦時の「沖縄戦(捨て石作戦)」など、いかにも日本政府が琉球を差別的に考え、強制的に扱ったように感じさせます。

その背景にある「支那」や「ロシア」、「アメリカ」の脅威について語らず、「日本=悪」とするのには辟易しますね。

「沖縄返還」もその延長上にある気がします。「同胞」である沖縄が本土復帰を果たしたのに、「差別」があるかのように日本本土(この言い方も良くないのかもしれませんが)との「分断」を作ろうとしているように見えます。

沖縄県の知事やマスコミはその典型で、「沖縄にアメリカの基地があること」は「日本政府が悪い」という立ち位置で論じます。たしかに政府にも問題はあるのでしょうが、本質は「日本政府VS沖縄」ではなく、「中国による侵犯にどう対応するか」です。

「尖閣諸島の領海侵犯問題」、「台湾への軍事侵攻の問題」、「太平洋地域の安全保障の問題」など、中国の「武力による現状変更」に対する「日本の安全保障」と合わせて語らないといけないはずです。

北朝鮮のミサイル問題や韓国による竹島不正占拠問題も同列の問題です。でも、肝心な安全保障の話はなぜか日本人の中ではタブーであり、「日本人同士の責め合い」というすり替えが行われていると思います。

沖縄県知事や沖縄主要メディア、活動家など、「中国の脅威を語らずに日本政府を責める」人たちは、「中国の冊封下に入ること」を日本人の幸せと考えているんでしょうか。

アメリカの基地を無くしたければ、アメリカの基地を置かなくても大丈夫なように中国への対応を考えないといけません。

日本史の中で、正しい琉球史を学ぶことは、日本の安全保障を考えることにもなると思うんですよね。

少し硬い話になってしまいましたが、「沖縄返還の日」にあたり記事にしてみました。


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