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私の好きな偉人シリーズ「西郷隆盛」

好きな偉人に西郷さんっていうのはちょっとベタ過ぎですかね😅

でも私が西郷さんのどこを好きか書いてみるのもいいかと思うので選びました。

私の西郷隆盛推しポイントは、「戦わない武士」なところです。

見た目は雄々しいのに、とにかく戦わないです。

まず「第一次長州征討」では討伐軍の参謀として長州へ出向きましたが、長州藩の降伏宣言と引き換えに討伐をやめました。

その後、討幕軍となった薩摩藩ですが、今度は「江戸城無血開城」を勝海舟との交渉により決めました。

さらに明治に入り「征韓論」が浮上してくる中、西郷さんだけは武力ではなく言葉による説得で問題解決しようとしました。

「誠意を持って話せばきっとわかってくれる。だから自分自身が丸腰で朝鮮に行く」と主張しました。

周りは全力で止めましたけどね😅そんな誠意は日本人以外に通じるわけがないと。下手したら殺されるよと。

その後の歴史や今の中国、韓国を見ていれば周りの忠告は正しかったでしょうね。

とにかく、敵も味方も巻き込まれる一般人も、命を落とさないような行動を取る人でした。

坂本龍馬いわく「西郷さんは大きく叩けば大きく響き、小さく叩けば小さく響く人」なのです。

情に厚く人に対して分け隔てなく接する人なんですね。

そんな西郷隆盛がなぜ西南戦争という大きな反乱を起こしたのか、不思議じゃないですか?

明治六年の政変後、西郷さんは地元の鹿児島に戻って農業や教育に携わります。政界引退です。自らは政治の表舞台から退いても、日本の未来のために有能な人材を育てようとしていたのです。

それにもかかわらず、政府側が西郷隆盛の力を恐れ、スパイを送り込みます。政府への反逆を企てているのではないかという疑いを掛けて、もと薩摩藩士だった人たちを地元に帰らせて探らせたのです。

これに気づいた西郷さんの生徒たちが切れたんですね。仲間だと思っていた人たちが、実は師匠の命を狙う刺客だったことに激しく怒ったのです。

こうして西郷隆盛の弟子たちが蜂起することになってしまいました。本来なら西郷さんは弟子たちを止めると思います。きっと、自分の命を狙ったスパイにも温情で許したのではないでしょうか。

でも、この戦いだけは別でした。負け戦になることも承知で、指揮を取ることにしたのです。国家の未来を最も案じていた西郷さんが、政府軍との戦いを選んだ。それはなぜか。

弟子たちが自分のことを思って起こした戦いだからです。その想いに応えるために割に合わない、自身の信条とも違う「反乱」という選択をしたのです。情で生きる西郷さんらしいですね。

結局、政府軍に鎮圧されてしましますが、敗北の時に西郷さんが思ったことがまた凄い。

「政府軍がこれだけ強い軍になったのなら、日本の未来は安心だ」です。あくまでも日本の行く末を案じていたのですね。

それともう一つ、政府の中核にいた幼なじみの大久保利通に向けての思いです。政府軍と反乱軍という形で対立することになってしまったけれど、大久保の気持ちを誰よりも理解し、より良い未来を作ってくれることを応援していました。

1877年の西南戦争。西郷隆盛の日本愛が詰まった戦い。「大きく叩けば大きく響く」西郷さん。大好きな人物の一人です。


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