中国正月の食事
今年は2月10,11日が旧正月(中国正月)でした。
中国正月の到来で、街中は賑やかな雰囲気に包まれ、各家庭では食材の買い出しに大わらわです。
中国正月は市場休みのため、買いだめした食材で心温まる料理が振る舞われます。
野菜中心の食事
今年は、中国正月前に「バリカンポン」して、クアラルンプールで中国正月を迎えました。
うちの奥さんの実家では、朝ごはんや昼ごはんは、肉類はあまり食べずに、野菜を中心とした食事を、わりと早い時間に食べるのが習慣になっています。
我が家でも、野菜を中心にした食事で新年を祝いました。
今年の中国正月は、中国正月前に「バリカンポン」を済ませているため、クアラルンプールで迎えました。
奥さんの実家での、中国正月の最初の2日間程度の伝統的な昼ごはんは、肉よりも野菜を中心とした食事が恒例です。
この習慣は、家族の絆を大切にし、家族の健康と幸福を祈るものとされていて、我が家でも、野菜を中心にした食事にして、新年の幕開けを祝いました。
白菜を中心に、きくらげ、しいたけ、揚げた春雨、揚げた湯葉、にんじん、そして焼いたのりが材料です。
奥さんの実家でも、大体このような材料での食事でした。
味付けもシンプルなもので、脂っぽくなく、重くないため、胃にやさしく、正月の初日の昼ごはんには最適です。
日本語を教えている生徒さん(彼は福建系で、うちの奥さんは潮州系)に聞いてみたら、彼の家でも、福建系のお母さんは同様な野菜中心の食事を、朝早くから準備するそうです。
夕食は肉
夕食には肉を使いますが、やはり野菜が中心のメニューです。
豚肉は少なめで、珍しく長ネギが美味しそうなものが変えたので、長ネギを多めに使い、やはりシンプルな味付けで仕上げてくれました。
ネギの甘みと、豚肉の甘みを活かすために、今日は照り焼き風味ではなく、ポン酢で味付けたようです。
正月にふさわしいシンプルな食事で満足感がありました。
文化や伝統て面白い
今日の授業は、生徒たちと、それぞれの家庭での中国正月の祝い方を聞き、私からの日本の正月の紹介を通じて、貴重なフリートークの時間を持ちました。
広東系や客家系、福建系など、異なる背景を持つ生徒たちですが、伝統的な中国正月の祝い方については、似たようなものであることがわかりました。
しかし、日本同様に、伝統的な要素が少しずつ消えつつある現状も共有されました。
それでも、30~40代の生徒たちは、日本の正月の習慣と同様に、大切な伝統や価値観を、守り続けたいとの思いを持っているようで、その姿勢には深い共感を覚えました。
このようなフリートークを通じて、民族や国の独特な文化や習慣に対する興味が再確認されました。
文化の違いや共通点をより深く理解し、広く知りたいと、生徒たちとのフリートークから、あらためて意欲をもちました。
現在の生徒たちは、中華系、マレー系、インド系など、マレーシアの主要な民族の方です。
さらなるフリートークや対話を通じて、彼らの多様な文化的バックグラウンドを理解し、共有できることを楽しみにしています。
これらの貴重な交流の機会が、海外で日本語を教えることの真の価値を示してくれると痛感しています。
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