死ぬなら今日!
2022/04/10
ちょっと気分が悪くなるほどの暑さ。
死ぬならこんなダルい快晴の日に橋から川に飛び込むか、真冬の夜に酔っ払って道端で眠ると決めています。
ご近所の中学生たちが半袖で自転車を走らせているこの風景、もう夏みたい。
桜の次に咲く出番を待っていた花たちからしたら、もうちょっとわたしたちの季節をくれよ、という気持ちなんだと思います。
芝桜、桜より地味なので毎年桜が散ってから注目する。少し罪悪感がある。
どこにでもいるたんぽぽたち。
たんぽぽを見る度になぜかちびまる子ちゃんを連想。
ナズナ、この子たちもどこにでもいる。
ナズナの葉っぱに見える部分は実だって知っていますか。
この実たちを下に引っ張って少し茎を剥がして、根元を持って回転させるとペンペン音がするの。だからぺんぺん草とも言う。
なんのこっちゃという人は分かりやすいサイトでもググってやってみて欲しいです。とっても楽しいので。
やっと咲き始めたポピー。出会えて嬉しい!今の時期によく見える花の中で、わたしがいちばん好きな花。
和紙のような花びらと細い茎。こんなに華奢に見えるのに道端に咲く強さ。
ポピーと呼ぶと愛嬌満載で、雛芥子と呼ぶと切ない。かわいい花言葉までたくさん持ってる!
女の子の憧れが詰まった花だと思います。
面白い名前の植物も見つけました
ずっと名前が知りたくて検索したり本屋で探し続けていたけど、似ている名前の花が多くて苦労しました。
“棘実の狐の牡丹”
長いし変わってるしかわいい名前。
王道なかわいさではなくお花の芸名?源氏名ですか?みたいな面白おかしさ。
狐の牡丹の別名は、金平糖草らしい。別名までかわいいね。
狐の牡丹の花言葉を調べると、ひとりぼっちだとか騙し討ちだとか酷いのが出てくる。
こんなに可愛くて健気に生きていて悪口言われる子って植物の世界でもいるんだって不憫に思う
今日は散歩の途中で古本屋に行きました。目当てはこの本。
前に見つけてからずっと心に残っていたので、お迎えすることにしました。残っていてくれて良かった…!!
背表紙も綺麗。
中は見せられないけど、写真だけじゃなくて説明も面白い。
紙の質感や色味まで拘られていて、「作品」って感じの本。
不謹慎な言葉になるけど、一生懸命生きてきた、美しい生き物たちが選んだ死に様を見ていると思うと楽しい。
暑苦しい快晴の日が続いても川に飛び込まず、真冬の夜の寒さが続いても酒に溺れて居眠りしなかったなれの果て。より一層愛しくなるね