ショーロク!! 7月前半ー9
Bブロック開始
1試合目
骨川ホネゾウVSダッシュ・誠
2組のモブキャラ同士の対決。ネーミングもセンスがない。
何だかわちゃわちゃしてるうちにダッシュ・誠が勝利。
ちなみにこのダッシュは低学年の頃はかけっこが学年一早かった。今となってはやや早いメンバーの一人という感じだ。
2試合目は面白かった。
「赤コーナー、タイガー・マホー・ビーン!!」
インドの狂虎ことタイガージェットシンになりきった我が3組の川口信也=バーゴンが上田馬之助役になぜか清川を横につけて入場してきた。
バーゴンというあだ名がすでにリングネームみたいなのに、シンをかぶせて、さらにどこから調達したのやら、サーベル代わりにネギを咥えて目をひん剥きながら客席(同じ小6男子)を威嚇してリングインするのはなかなか様になっていた。
横で肩を組まれて、無理やり付き合わされてる感満載な清川の表情もなかなか馬之助ぽくてよかった。
これはバーゴン、キャラ勝ちするか?と思ってみていると、青コーナーも負けていなかった。
「青コーナー、エロの神様、ドスケベマスク~ッ!!」
誰あろう、2組のドスケベ大王こと森園紘一その人だった。オレたちのシコシコの先生だ。
さらにオレも含めて奴のエロ本の恩恵にあずかった同級生は少なくない。
おのずと心からの拍手が起こる。それにゆっくり応えながら悠然とリングインするモリの姿は、まるで往年のリック・フレアーのように神々しかった。
カーン(口ゴング)
以下、テッつん実況。
さあ、始まりました。Bブロック第二試合。
まずはビンがネギでドスケベマスクを連打だ!
ちゃんと柄の部分で殴ってますねえ。
ネギの白くて固い方ですね。さあ、これは痛くないぞ。でも効いている様子のドスケベマスクだ。
おおっと、ビンが肩口にコブラクローだ。
ちゃんとタイガージェットシンの定番のムーブをなぞらえていますね。
ああっと、ちょっと待ってください。ドスケベマスク、苦痛に顔をゆがめながらも・・・
自分のパンツに(ちなみにコスチュームはパンイチの奴が多い)指を突っ込んでいますよ。
これはいけませんよ。何か良からぬことを企んでいるのではないでしょうか。
おおっと!!出しました!!ポロリです!!完全にチンポが顔を出しました。
ビンのセコンドの清川が目を覆っているぞ!ドスケベマスク、まんざらでもない表情だ!
ビンもなぜかダメージをくらっていますねえ。
さあ、コブラクローが外れたところにドスケベマスク、そのチンポを使って・・・
ビンタ攻撃だ!1往復!!2往復!!3往復・・・!!
(イーチ、ニー、サーン・・・
と、モリのチンポビンタに合わせてオレたちは回数を大声で叫ぶ、何だこの一体感)
5往復目で、ついにビンがダウンだ。いろんな意味でダメージを負ってしまったのかーっ!!
いや、待ってください。ドスケベマスクも苦悶の表情を浮かべてダウンしましたよ。
なるほど!チンポビンタは両者ともにダメージの残る荒技なわけですね!
これは期せずしてダブルノックダウン状態だ!
さあ、カウントが入ります。
ワン、ツー、スリー・・・
(と二人が立ちそうになったり、倒れたふりをしながら場を沸かす。
それを見て盛り上がるオレたち。
そして直後!オレたちはさらにエキサイトすることになる)
セブン・・・おおっと!ちょっと待ってください!!
モリ、、、じゃないドスケベマスク、股間を全員にアピールしているぞ
た、立ってますね!この状態ですごいことですよ、これは!!
立った、立った!!完全に立ちました!
この瞬間、レフェリーもたまらずドスケベマスクの勝利を高らかに宣言しました。
いやあ、場内も割れんばかりの拍手ですねえ。
見事な試合でしたね。この勝ち方は誰も予想できなかったはずです。
と、オレたちはモリのドスケベな奇跡を目の当たりにして大いに盛り上がっていた。
そこへ、走り寄ってくる足音になど気がつかないほどに・・・
「お前ら!!いつまでドタバタと騒いどるんじゃああ!!」
フスマが勢いよく開くと、そこには明らかに怒り顔のキシモトと、寺の坊主が数名立っていた。
一気に全員横になって、無理やりいびきをかいて寝たふりをする。
基本的に全員、元気よく布団にジャンプインだ。坊さんが屁をこいた*なら即アウトである(*だるまさんが転んだ)。
中には間に合わず柱にもたれかかって寝ている奴すらいた。
誰かが寝言の体でつぶやいた。
「あ~、むにゃむにゃ、みんな寝相悪いわ~・・・」
いや、さすがに無理あるわ、全員分かってはいるけど・・・