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政治の話がタブーだからではなく、お前の話がつまらないから避けられる。

選挙前に電話してくる人たち


選挙が近づいてきました。

メディアでは選挙と大谷さんの話題がニュースの半分を占めていて、あとは安売りと美味い飯とYoutubeの面白映像という2024年秋ですが、皆様いかがお過ごしでしょうか?

私はVoicyが結構盛り上がってきていますので、是非皆様聴きに来てください。

で。
選挙ですよ。

選挙になると昔は数年ぶりに電話してくる人が居ました。

アドレス登録していない電話番号からいきなり掛かってきて、おおー久しぶり!なんて言って、ちょっと近況を話したら「でさー」で話題は変わって、選挙で誰に投票してほしいなんて言うわけです。

そこではじめて気づくんですよね。

あー
選挙前は見慣れない番号は取るんじゃなかった、って。

最近は不思議とこの手の電話が掛かってこなくなりまして、なんなんでしょうね。そういう指導があったのかな。

まぁいいや。

一つ気になるんですけど、

あのタイミングで掛けてくる人ってどうしてギリギリ覚えているか忘れちゃったくらいのラインに居るんですかね?

あれ多分、どうでもいい人の中から電話かけても旅の恥はかき捨て程度で終わるような間柄を選抜しているってことなんかな。

今度誰かが掛けてきたら聞いてみよう
(絶対聞くわけない)

政治を語りたい人たち


それで、選挙ですよ。
選挙。

選挙前になると結構面倒なのが、政治を語りたがるやつが出てくることなんです。

あれ。
本当に面倒なんですよねぇ。

断っておくと、人並みに情報は集めていますし、44年も生きていると最低限投票可能なラインっていうのは見えてきます。

ただそのラインっていうのは結局のところこれまでに生きてきて培った基本的な考え方に依るところが大きいので、それとは真逆の考えに賛同しろなんて言われたところで変わらないんですよ。

だから、話してもお互いの見方の発表会にしかならない。これがある程度のラインで考え方が共有できている人であれば話は別なんですけどね。

でも、彼らはどうしてもしゃべりたがる。
二言目にはこうなんですよ。

「外国だと政治の話をするのなんて普通のことだ」

この言い方をされたらあー、じゃあ外国人と喋ってればいいじゃん、で終わりにしたいんですけど、そんなこと言ったらヒートアップするだけですから言わないんですけど。

あまりに面倒なのでこの手の人とは距離を置くようにしている訳ですが、ふと考えてみたんです。

どうしてこんなに政治の話は面倒なんだろう?
って。

政治の話が面倒な理由

あのね。

そもそも友人でも家族でも同僚でもいいんですけど、仕事していない時ってプライベートなわけじゃないですか。

そんな時につまんない話なんてしたくないわけです。

で、とても大事なことを言いますけど、
政治の話ってどう転んでも面白くはならないんです。

別にこの人と話していても自分の意見が変わるわけでもないし、だけど目の前の人は自分の意見に酔っぱらっていて、とにかく俺の政治話ショーを聞いてほしいわけです。

政治の話をしたいんじゃなくて、俺がしたい。
おまけに俺の意見にバカなお前らも従え。

ってことなんすよ。
根底にあるのは。

この手の人が政治の話をしたい理由って、今の政治に対して不満があるからであって、満足していたらこんなに人と政治の話なんかしようとも思わないですよ。

逆に聞きたいんですけど、

お前の不満の話なんて誰が聞きたいんだよ

ってことです。

これもう、政治の話じゃなくって単にデリカシーの話なんですよ。

私たちは生きているといろいろと不満があるのは間違いないです。姑の悪口とか、住んでいる地域の不便さとか、ゴシップとか。

そんな話、わざわざしないじゃないですか。
不満の話なんてそーだねーしか言いようが無いですからね。

おまけにその不満をどうするか?大演説を聞かされる。

こんなの苦痛以外の何物でもないですよね。

人は楽しい話をしたいもの

普段私はどんな人と話していても楽しく前向きなアプローチに持っていこうとしています。それはよほどネガティブで精神状態が悪い人でなければ同じことだと思います。

ただ、政治の話ってどうやっても面白くも前向きにもならない。単純に話していて嫌な気持ちにしかなり得ない。

要するに、親しい人と喋るのにこれ以上不向きなトピックって無いレベルなんですよね。

どうにか面白いように持っていこうとしたこともありましたけど、それでも無理ですもん。TVタックルでたけしさんがやってもうまくいかないんですから、私レベルがやれるわけないでしょうに。

あとね。
政治の話をしてくる人って、たいてい目の前の人をなめてます。

だって自分が大演説聞かせた挙句、それ以上の答えが返ってきたら恥ずかしい想いをすることになっちゃいますからね。

逆に自分よりも政治的な見識がある人と語り合おうとする人って、恐らく政治を前向きに捉えているってことなので、そういう人とは政治の話が出来るってことなのでいいと思います。

ただ、人を選んで同調してもらえそうな相手を選んできているのだとしたら、それはもう舐められている。舐めている相手に疑問なんか呈されたらクソ長い反論ショーの始まりですよ。

まぁもう、親しい間の政治の話っていうのはつまらなくなるべくしてつまらないものなんです。

討論好きのアメリカ人だって、こんなクソつまらない話をしようとする人とはしゃべりたくないですよ。そんなの万国共通ですからね。

政治の話を避けるのはタブーだからではありません。
どう頑張っても面白くならないからです。
それ故に先人たちは話すのを止めたのでしょう。

やっぱりね、
タブーにはタブーなりの理由があるんですよ。

ただなぁ…
この手の人に政治の話を振られたらどう流すのがいいんだろうか。

そうだ。
旭道山の話でもするか。

あの人元国会議員だし。

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西尾克洋/相撲ライターの相撲関係ないnote
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