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観光業界は最強!~2022年振り返りと2023年に向けた抱負~

こんにちは!観光業界のホスピタリティパーソンを豊かにするべく活動をしている中山雅久理(なかやま まくり)です。
2022年12月末に駆け込みで執筆をし始めましたが、年末年始の子育てと仕事の兼ね合いに苦戦してしまい、いつの間にか年が明け今日に至ります・・・。

今回は、2022年取り組んできたことと2023年に向けた抱負を取りまとめてみましたので、もしよろしければお読みください!
今年も観光業界を誰よりも盛り上げていけるように活動して参ります。


旅行計画アプリnicodyの2022年まとめ

まず、私たちが運営している旅行計画アプリnicodyは2022年を通して、大きな成長可能性を見出しました。なんといっても、ここまで来れたのは優秀な開発メンバーに支えられているからこそだと思うので関係者各位には感謝でしかありません。

簡単にはなりますが、成果や進捗ををまとめてみました。

プロダクトの深化とサポーターズ会員の開始


nicodyはほぼ広告費をかけず約1年間の運営で10万ダウンロードを突破、多くの利用者が毎旅行時にnicodyを使ってくださるようになりました。多い方だと1年間で7回以上利用をして旅行をされています。そして、さらにプロダクト改善を進めていくべく、nicodyサポーターズというクラウドファンディング形式の月額課金制度を導入させていただきました。2023年1月から始まった制度ですが、思いのほかサポーターズメンバーになっていただける方がおり驚いております。今後はサポーターズに入っていただいた方々と密にご意見をいただきながら、求められている機能・サービスを拡充して参ります。

サポーターズ会員証

収益化への兆しと、思わぬ可能性

toBの側面ではスケール含めたマネタイズ検証も着実に進められた年でもあります。

我々が目指すコンセプトに共感をしてくださったホテルウィングインターナショナルなどホテルブランドを運営する株式会社ミナシアの代表取締役社長である下嶋さんや株式会社サン・クレアの細羽さんや東さん、株式会社Dot Homes留田さんをはじめ、業界関係者の皆様には多大なるご協力をいただくことができました。まだまだ分かりやすい結果として成果を返しできていないのが大変心苦しいのですが、必ず恩返しをさせていただきます。

宿泊業界はまさに転換期だと私たちは考えておりまして、強大なOTAを中心に複数のプレイヤーが存在する中で、どのような価値提供ができるのか?検証を重ねていく過程で収益化の兆しも見えるような段階まで運営することができました。また、アプリ内で紹介させていただいているリンナスのチチさんやローカルアンバサダーの方々がつくる金沢の旅のしおりは必見です!

そのほかにも想定していなかった事業展開の可能性も見えたのは大きな収穫でした。現在、ありがたいことにnicodyでは、多い月で1万件ほどの旅のしおりが作られています。1万件のしおりと言われてもあまりイメージが湧かないかもしれないのですが、しおり上のデータは非常に有益なものと私たちは考えておりまして、本データを活用することで、旅行者に対し付加価値の高いコンテンツの提供や情報発信に繋げられるのではないかと考えております。



宿泊業界の人手不足に切り込む!Next HOTELもリリース

深刻さ、加速する業界課題

宿泊業界では、優秀な人材の流入や定着化がなされていないことが大きな課題となっています。業界の就業人口がここ数年で数十万人近く減っており、戻ってくる兆しも見えていない状況です。求人を出しても、応募すら集まらない、"応募単価"が数十万越え、成果報酬型の転職エージェントの手数料feeも30%を超えているというお話を耳にしております。そもそも人手不足なので施設をフル稼働することもままなりません。

コンセプト刺さる、問い合わせ急増

私自身、施設向けにnicodyのご案内をする中で、そもそも人手不足で導入検討が難しいということも多々あり、採用面でも役に立つことはできないだろうかと考えた末に、新たなサービスNext HOTELをリリースしました。私は人や環境次第で宿泊業で働くというキャリアは非常に可能性を広げてくれる職業だと考えております。私が知る限りでは、業界を盛り上げていくために、ホテルスタッフ、ホテリエが働き続けられる仕組みやキャリア形成を考え実行している経営者やGMの方もいらっしゃいます。また、Next HOTELリリース直後からありがたいことに求職者の登録数と利用希望の施設問い合わせが急激に増えております。ご興味ある方はぜひご連絡いただけたらと思います。

宿泊業界で働き続けたいという想いを叶えていける仕組みをnicodyにとどまることなく様々なアプローチでつくっていきたいと思います。

施設側問い合わせページ

サービスを利用したい施設の方がいらっしゃれば遠慮なくご連絡ください!


現場体験を通して考える、現場の働き方アップデート

私自身、2022年はホテルの清掃現場で2ヶ月間ほど働かせていただくことがありました。実際に働いてみて感じたのはハード(施設)は毎年進化を続けているのにも関わらず、ソフト(人)はアップデートがなされておらず発展の余地が多分にあるのではないかと感じました。今後も、現場での業務経験も積まさせていただきながら本質的な課題解決につながるプロダクトをつくってまいります。

【登壇させていただいたイベント】

そのほか、広く観光業界における人の課題については、観光庁からレポートも出ておりますので、より正確な情報はこちらからキャッチアップいただけたらと思います。

レポートリンクはこちら




観光業界を最強にするプロダクトを創る

nicodyは、旅行者の満足度最大化に向けて機能開発を進めておりますし、ユーザー基盤を活かしながら宿泊現場の働き方を変えていくことや自治体やDMOの観光データの収集・集計業務の負担軽減という業界を包括的にアップデートしていくことに挑戦をしております。私たちのプロダクトを通して、観光現場で働かれている方々の可能性を引き出していくことや、業務負担の軽減や効率化といったことを実現することで、給与向上や業界全体として求職者が増えていくような世界線を目指します。この挑戦を通して日本を代表する旅行サービスをつくる(観光業界を最強にするプロダクト)、そして旅行者の満足度を最大化し続けられる仕組みを実現することが私の人生のミッションです。

観光業界のアップデート迫る

これからインバウンド含めて観光が戻ってくるタイミングである今だからこそ優秀な人材が定着・流入していくための働き方や仕組みのアップデートが求められています。昨年末には観光庁からマーケティングに関するガイドブックも出ており、業界としてより多様な能力・スキルが求められていくのだろうなと感じています。マーケティングや情報発信など様々なサービス・プロダクトがあるとは思うのですが、数多あるサービスの中でも、業界の基幹システム、コアツールとなれるようプロダクト開発に集中してまいります。引き続き、業界関係者の皆様には様々なご連絡をさせていただくかとは思うのですが、率直なご意見をいただけると大変ありがたいです。いただいたフィードバックを必ずプロダクトに反映してお役に立ちたいと思っております。

一部抜粋:https://www.mlit.go.jp/kankocho/content/001580600.pdf
一部抜粋:https://www.mlit.go.jp/kankocho/content/001580600.pdf

2023年の抱負について

今年は具体的に以下の定量・定性の目標を達成したいと思っています。
①nicodyサポーターズ会員500名達成
②少なく共5施設の採用課題の解決に貢献
③ホテリエの新しい働き方を提唱する第一人者となる

これ以外にも達成しなければいけないことはありますが、今進めているプロダクトを改善していく中で上記数字の達成等に繋がると考えています。やりたいことは無限にありますが、粛々と目の前のコトに向って、一人でも多くの関係者を幸せに出来る人間になります。

最後に

私自身20代の大半の時間を観光業界に賭けて参りました。その中で、思うのは日本の観光コンテンツは世界で見てもトップレベルに高いということです。(今年以降はもっと海外へも繰り出して目で見て体で感じて日本の魅力を引き出したいと思います。)だからこそ、コンテンツが持続的に提供し続けられるような仕組みをつくりたいです。この仕組みづくりを実現するためには、私自身はまだまだ大きな変革を生み出せるほどの力を持てておらず、力不足な部分あります。ただ、観光業界や宿泊業界をリード、支えてくださる強力なリーダーな諸先輩方はいらっしゃるので、その方々の背中を歯を食いしばって追いかけて参りたいと思っております。

かなり遅くなりましたが、2023年も様々な地域に遊びに行かせていただくとは思うので、どうかよろしくお願いいたします!

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