見出し画像

日本の小説・コミックを原作とする韓国映画・ドラマ特集🎬🎭(随時更新)

・映画『オールド・ボーイ』(2003年)
漫画『ルーズ戦記 オールド・ボーイ』(土屋ガロン原作 嶺岸信明作画)が原作。

・映画『僕の、世界の中心は、君だ。』(2005年)
片山恭一原作の映画『世界の中心で、愛をさけぶ』のリメイク。

・映画『アドリブ・ナイト』(2006年)
平安寿子の短編「アドリブ・ナイト」(文春文庫の『素晴らしい一日』所収)が原作。

・映画『正しく生きよう』(2007年)
都井邦彦『遊びの時間は終らない』が原作。

・映画『カンナさん大成功です!』(2007年)
鈴木由美子原作

・映画『素晴らしい一日』(2008年)
平安寿子『素晴らしい一日』(文春文庫)の表題作が原作。

『素晴らしい一日』(2008)は、現代韓国、金に困ったヒスは、一年前に別れた男ビョンウンを見つけるため競馬場へとやって来る。彼に貸したままの350万ウォン(50万円相当)を返済してもらおうというのだ。再会したビョンウンは、相変わらずの能天気な甲斐性なしのまま。返すと約束するビョンウンだったが、信用できない。そこで、金を工面するビョンウンに同行することに。ヒスは車にビョンウンを乗せ、彼の知り合いを次々と訪ねるハメになる、というドラマ。

金に困った女が、ダメ男の元カレに借金を返してもらうために、人訪ね街巡りをするはめになるハートウォーミング・ロードムービー。

イ・ユンギが前作『アドリブ・ナイト』に続き、再び日本の平安寿子の同名短編集を映画化。

監督:イ・ユンギ
原作:平安寿子『素晴らしい一日』(文春文庫刊)
脚本:イ・ユンギ、パク・ウニョン

主演は、『シークレット・サンシャイン』のチョン・ドヨンと『チェイサー』のハ・ジョンウ。

第45回百想芸術大賞の映画部門にて、監督賞を受賞。
第10回釜山映画評論家協会賞にて、主演男優賞(ハ・ジョンウ)を受賞。

一年前に別れた能天気男のもとに貸した金を取立てに向かったヒロインが、金策に走る男に同行する奇妙な一日を通して、男の意外な一面に気づくとともに、自らのささくれた感情を和らげていくさまをユーモラスに綴る。
日本の小説を韓国に翻案し脚色したものだが、韓国映画的な濃さにはせず、心の機微をとらえていく丁寧な語り口。
スター二人の演技は愛嬌があり、一緒に一日を過ごしている気分。助手席と運転席の二人のやりとりを後部座席から見るかのよう。
好みのやり取り。
「あなたという人はどこまでが本心なのか分からない」
「俺が単純なのは事実だけど本心じゃなかったことはない」
「やめましょ」
「真剣になると はぐらかすよな」
「真剣にならないで。冗談言ってる方が似合ってる」
「分かった」
大人になりきれない二人の飄々としながらも持て余す感情と思い出、そして、現代が抱える日常の澱の上をとぼとぼと車が走っていく。
愛しい小品として心の押し入れにしまっておきたくなる一本でございます。

・映画『白夜行 -白い闇の中を歩く-』(2009年)
東野圭吾原作

・ドラマ『結婚できない男』(2009年)
阿部寛主演のドラマ『結婚できない男』(2006年)のリメイク。


・映画『愛してる、愛してない』(2011年)
井上荒野の短編「帰れない猫」(恋愛小説のアンソロジー『ナナイロノコイ』に収録)が原作。

・映画『火車 HELPLESS』(2012年)
宮部みゆき原作

・映画『凍える牙』(2012年)
乃南アサ原作

・映画『容疑者X 天才数学者のアリバイ』(2012年)
東野圭吾原作

・映画『LUCK-KEY/ラッキー』(2016年)
内田けんじ監督による2012年のコメディ映画『鍵泥棒のメソッド』のリメイク。

・映画『Be With You いま、会いにゆきます』(2018年)
市川拓司原作の竹内結子・中村獅童主演の映画『いま、会いにゆきます』(2004年)のリメイク。

・映画『リトル・フォレスト 春夏秋冬』(2018年)
日本でも橋本愛主演で映画化された五十嵐大介の漫画『リトル・フォレスト』が原作。

・映画『バーニング』(2018年)
村上春樹「納屋を焼く」が原作。

・映画『ゴールデンスランバー』(2018年)
伊坂幸太郎原作

・ドラマ『マザー~無償の愛~』(2018年)
坂元裕二脚本、松雪泰子主演で2010年に日本テレビで制作/放送されたドラマ『Mother』のリメイク

・ドラマ『空から降る一億の星』(2018年)
北川悦吏子脚本、木村拓哉、明石家さんま、深津絵里主演で2002年にフジテレビで放送された同名の日本ドラマのリメイク。

・ドラマ『最高の離婚~Sweet Love~』(2018年)
坂元裕二による書き下ろしオリジナル作で、2013年に放送された日本のドラマ『最高の離婚』のリメイク。

・ドラマ『ザ・バンカー』(2019年)
日本でも織田裕二主演でドラマ化された人気コミック『監査役 野崎修平』が原作。

・ドラマ『医師ヨハン』(2019年)
久坂部羊『神の手』(幻冬舎文庫)が原作。

朝日新聞デジタル記事「インタビュー “ペンと聴診器の二刀流”で斬り込む日本の終末医療・久坂部羊」(2019.11.26)

https://www.asahi.com/and/article/20191126/6812411/

・ドラマ『平日午後3時の恋人たち』(2019年)
2014年フジテレビで放送され、社会現象を巻き起こした上戸彩&斎藤工主演の『昼顔~平日午後3時の恋人たち』のリメイク。

・ドラマ『リセット~運命をさかのぼる1年~』(2020年)365: 운명을 거스르는 1년
乾くるみ『リピート』(文春文庫)が原作。

・ドラマ『僕のヤバイ妻』(2020年)
伊藤英明&木村佳乃主演で日本で2016年に放送された同名ドラマのリメイク。

・Netflix映画『甘酸っぱい』(2021年)
乾くるみ『イニシエーション・ラブ』(文春文庫)が原作。日本でも2015年に堤幸彦監督、松田翔太・前田敦子主演で映画化されている。

「本の話」編集部の記事「特集 『イニシエーション・ラブ』徹底分析 小説の舞台と映画ロケ地を歩いてみた」(2015.05.23)
原作の物語の舞台は静岡市。著者の乾くるみさんが、静岡市出身、静岡大学理学部卒とあって、小説のなかには静岡市の地名や施設名がふんだんに登場する。

・ドラマ『LOST 人間失格』(2021年)全16話
タイトルに太宰治の小説『人間失格』の題名を引用したが原作ではない。

・ドラマ『今日のウェブトゥーン』(2022年)
松田奈緒子の漫画『重版出来!』(小学館刊)が原作。

・映画『警官の血』(2022年)
佐々木譲『警官の血』が原作

・ドラマ『紙の月』(2023年)종이달/Pale Moon
角田光代原作


・Netflixシリーズ『終末のフール』(2024年)
伊坂幸太郎原作

いいなと思ったら応援しよう!