文学発掘 あまり知られていない詩人・歌人・画家・作家たち(随時更新)
・詩人一戸謙三の軌跡 方言詩の前後をよみとく 【ノーカット版】
・企画展「生誕120年記念 詩人坂本遼展」の開催 | 姫路市
・日本の小説家・作詞家・俳人の浅原六朗。本はきわめて入手困難。牧野信一と早稲田で同級生。
・旭川文学資料館ではミニ企画展として「今野大力と旭川」展を開催中です
生誕120年&没後90年ということで、旭川時代の作品が中心とのことです
期間:12月17日~2025年3月29日まで(入館料は無料です)
・芦川澄子(1927/11/1 - 2014/12/30)
雑誌『宝石』『週案朝日』共同募集に応募し「愛と死を見つめて」が入選しデビュー。活動期間は数年と短かったものの、全推理作品を集大成した短編集『ありふれた死因』(東京創元社)が刊行されています。
・鬼生田貞雄(おにうだ さだお、1909年〈明治42年〉7月15日 - 1966〈昭和41年〉12月20日)
小説家。日本における実存主義の紹介に早期に触れ、シベリア抑留体験者としての戦後体験や、福島県の風土を、独特の実存主義的作風で書いた。
本名は貞淳。福島県三春町出身。明治大学卒業後、昭和13年、藤口透吾、内田生枝らとともに「一八会」を結成、同人雑誌「文学部落」を刊行していたとされる。一八会にはのちに芝木好子、大原富枝が参加していた。昭和13年「文藝首都」同人となる。(Wikipedia日本語版より)
・Beyond Gender#30
「男たちよ、乳房だけを愛でるな」 農村女性の生きづらさを詩に込めて 文・写真:伊藤恵里奈2024/12/30
岩手県の内陸部、北上市で生まれ育った詩人、小原麗子さん(89)に関する良記事。新年にふさわしい
・瀬戸内の劇詩人・小山祐士 作「泰山木の木の下で」。この「ハナ婆さん」が戦後日本の全てを背負っている。刑事の涙にもらい泣きした。刑事の自己省察とあの涙によってハナ婆さんの苦悩が受け継がれながら、優生主義的な限界も乗り越えられる可能性が示される終わり方になっている。イギリス映画『ヴェラ・ドレイク』もよく似た話。
福島演劇鑑賞会 第444回例会
#劇団民藝 公演
『#泰山木の木の下で』
2024年 7/11(木)18:30~、12(金)13:30~、13(土) 13:00~
会場:キョウワグループ・テルサホール
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作=#小山祐士 演出=#丹野郁弓
出演=#日色ともゑ #船坂博子 #桜井明美 #八木橋里紗 #神保有輝美 #佐々木郁美
90年代の初めごろ、宇野重吉演出・北村谷栄主演の舞台を観ている。細部は忘れているし、新鮮に味わえるだろう。
・「日経新聞」(2024年12月31日付)の一面サンヤツの広告より。『春山行夫と戦時下のモダニズム:数・地理・文化』(脇田裕正・著)
・2023年12月に来日したソマイア・ラミシュさんと、岡和田晃さん、佐川亜紀さん、大田美和さんの座談会「アフガニスタンの詩人と日本の詩人による知性対話」の記録映像。
2024年12月16日に、中央大学英語文学文化専攻教授 大田美和さんが現代詩作家 岡和田晃さんを招いて、アフガニスタンの詩人の詩集について講演とワークショップを実施。
・2024年12月3日(火) 大分合同新聞「ひと」のコーナー
・現在2ヵ所で同時開催されている佐藤義美生誕120年展示に関する大分合同新聞の記事。
・中村彝(なかむら・つね 1887‐1924)の『頭蓋骨を持てる自画像』が大きく朝日新聞「美の履歴書」に(2024年12月3日付夕刊)。
来年2025年1月13日まで茨城県近代美術館(水戸市)で「没後 100年 中村彝展――アトリエから世界へ」が開かれている。各地に収蔵された約120点が一堂に会した大規模なもの。
37歳で世を去った彼の最晩年の自画像の頬は薔薇色にかがやいている。
・岡山県北出身の歌人・芦田高子について
・高志の国文学館にて2023年12月16日(土)より、企画展「コスモポリタン翁久允展―脱日本人」が開会。
翁久允(おきな・きゅういん)さんって、どんな方なのかご存じですか。
翁久允さんは富山県立山町出身で、明治・大正期に19歳でアメリカへ渡り、作家として小説や随筆を発表され多くの文壇人と交流されました!
竹久夢二とアメリカへ再び渡米し、インドを旅して詩人タゴールを2度訪ねていらっしゃるんですよ😆
展示室では「書いて書いて、書きまくる」と仰って残された久允さんの作品とともに、交友関係がわかる書簡や直筆の仏画など、貴重な資料が紹介されています。
ミュージアムショップでは、翁久允氏の関連書籍を取り扱い中です!
自叙伝が収録されている『翁久允全集』全十巻など、現在お取り寄せが難しい貴重な書籍(古書)を取り扱っています。
古書は会期中に限り、宅配便等でお送りすることも可能です(送料はお客様でご負担ください)ので、希望される方はご相談ください☞(TEL:076-431-5492、mail:sisetsu6@kenminkaikan.com)。
数に限りがございますので、どうぞお早めにお買い求めください。
【翁久允関連の貴重な書籍等(古書)】
・「道なき道」 翁久允 高志人社1950年10月
¥500 特価(税込)
・「最高の言葉」 翁久允 真・正・愛運動叢書刊行会
1957年8月
¥500 特価(税込)
・「廓然無聖 —碧巌録の禅師達—」 翁久允
真・正・愛運動叢書刊行会 1960年9月
¥500 特価(税込)
・「翁久允全集 全十巻」 翁久允全集刊行会
¥10,000 特価(税込)
・「正信偈解義」 翁久允 真・正・愛運動叢書刊行会
1965年7月
¥500 特価(税込)
・「わが父翁久允 」逸見久美 オリジン出版センター
1978年6月
¥500 特価(税込)
・「在米十八年の軌跡 翁久允と移民社会 1907-1924」
逸見久美 勉誠出版 2002年11月
¥1,500 特価(税込・サイン入り)
・「とやま文化の潮流」 北日本新聞社 1997年11月
¥500 特価(税込)
・「翁さんと私」松田良夫ほか つむぎ社 1975年10月
¥500 特価(税込)
・「立山を仰いで ふるさとの先賢 第4集"」
富山県教育記念館 1987年11月
¥500 特価(税込)
・「筆魂・翁久允の生涯」 稗田菫平 桂書房 1994年9月
¥500 特価(税込)
・「高志人 第399号」翁久允追悼号
高志人社 1974年3月
¥500 特価(税込)
・「とやま文学16号 特集 翁久允」 富山県芸術文化協会 1998年3月
¥1,000 (税込)
・「越中人譚 第一号 大井冷光 翁久允
大田栄太郎 岡田徳右衛門」チューリップテレビ
1998年7月
¥100 特価(税込)
・「富山写真語 万華鏡105 古志の人の書斎」
風間耕司 写真
ふるさと開発研究所 2000年9月
¥100 特価(税込)
・2023年度末の『松本清張研究』に掲載された李奉範さんの論文。松本清張にさまざまな情報・資料を提供した故・安宇植氏に読ませたかった論文です。また当時のいろんなことを思い出されたに違いありません。
・沼辺信一さんFB投稿:「【新着資料】大田黒元雄から大佛次郎への自著献辞(1947)
今年の初荷が届けられた。昨年末、某オークションに大佛次郎に宛てた諸家の署名本が五十点ほど安価で出品されたうちの一冊がこれだ。
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大佛次郞樣
一九四七年秋
大田黑元雄
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大田黑元雄
新編 歌劇大觀
昭和二十二年九月二十日發行
定價百五十圓
アポロ出版社
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大田黒元雄と大佛次郎との交友関係について多くは知らないが、大田黒の最後の著作『はいから紳士譚【ばなし】』(朝日新聞社、1970)巻頭の「序にかえて」で、大佛は次のように回想する。
《大田黒さんに最初にお目にかかったのは遠く昔、戦前の丸善の二階の、洋書の棚の前だったように思う。昔の丸善の二階と云う独特の匂いを持った雰囲気も今は知るひともすくなく成った。時によると客の影もまばらで、輸入して棚に並べた洋書の列が新旧の紙、製本の皮革のにおいをさせて、石の城塞のように厚く静かであった。今から五十年近く前のことである。》
とあるから、両者の邂逅は1920年代、おそらくは震災前のことであろう。大田黒の著作との出逢いはさらに遡る。
《私は大学生時代に、大田黒さんの「音楽日記抄」や、「バッハよりシェーンベルヒ」を愛読した。まだ大正年代で洋盤の輸入も註文の外には入って来なかった時代だから、大田黒さんの本は、ロンドンで御自分が味わった贅沢なディナーのメニユだけを見せて下さったようなもので、私どもを空腹に躍起にならしめ、羨望に耐えぬ思いをさせ、そんな美味いものがあるものなら、いつかは自分で食ってやるぞと心中意気込ませた。グラヴュアの写真が沢山に入ったニジンスキーやカルサヴイナの「露西亜舞踊」の豪華本など、こんな美しいものが舞台に在るのかと、私どもをして切歯扼腕せしめたものである。日本の洋楽の未開時代に、重い扉を大田黒さんが大きくあけてくれた功績は大きい。おかげで私は五十年前に、ドゥビュッシイやラヴエルの読めもしない楽譜の本を買い、ロンドンにレコードの註文を始めた。その後も営々と、大田黒さんの音楽の本が翻訳やら評伝で、続けて出版された。一代が音楽ばかりだったように見える。》
大佛次郎の「序にかえて」は次の一文で締め括られる。《一生、私は大田黒さんの本の読者であった。》」
・株式会社皓星社 長澤延子生誕90周年Webコラム「 母よ、黒い旗で遺骸を包み…… 」(福島泰樹)
群馬桐生に生まれ、戦後まもなく17歳の命を断った詩人・長澤延子。『長澤延子全詩集』の編者であり歌人の福島泰樹さんと、延子の作品世界を鑑賞していきます。