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大岡信さん主催の日英の「連詩」セッションのNHKドキュメント(1998)を視聴して

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大岡信氏の主管で日英の詩人5名、
伊豆に集いて「連詩」詠む
招待されし英詩人トムリンソン氏の
挨拶の詩より早速始まった「連詩」のゲーム
相手の詩より何がしかのキーワードやイメージを引き取って、5行-3行-5行-3行と詩句を繋げてゆく即興制作
言葉を紡ぎ出す確かな手腕とイメージの饗宴
詩の言葉を通じた深部での交流が実感された
この2日間にわたる連詩セッションを終え、振り返る
宗匠役・捌き手の大岡氏が再確認している如く、
げに言葉とは連鎖なり
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NHK教育テレビ『未来潮流』「連詩〜苦闘する詩人・響き合う言葉の宇宙〜」(1998年12月12日放送)を視聴した。このドキュメントは、日英の詩の翻訳者としてこの連詩のセッションに参加した阿部公彦氏のYouTubeチャンネルで公開されているものである。大岡信の詩集を読んでいる関係で見つけて、この番組を見つけて視聴したが、とても良かった。大岡信さんの「連詩」の取り組みがよく分かった。この連詩セッションには、イギリスからは詩人チャールズ・トムリンソン、ジェイムズ・ラズダン、日本からは大岡信、川崎洋、佐々木幹郎の各氏が参加した。大岡さんの友人の川崎洋さんの詠んでる詩が無性に可愛くて、詩を読む会でも是非、この詩人をとりあげたいと思った。また、詩を読むだけでなく、詩を「詠む」会をやってみるというアイデアも浮かんできた。

いくつか、この連詩のセッションで詠まれた詩を紹介したい。

まずは、素朴で豊かな子どもの世界を描かせたら右に出る者はいないと言われる川崎洋さんの詩。

佐々木幹郎さんの雨蛙の詩も良かった。

次の大岡信さんの詩にはドキッとさせられた。

ジェイムズ・ラズダンさんの最後の締めくくりの詩も、意表を突くもので面白かった。

2日間にわたる連詩セッションの最後の締めくくりの詩は大岡信さんによる詩。

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