還暦過ぎ爺の青春日記3
2021年11月6日、神保町 書泉で開催された紗倉まなさんのカレンダーイベントに参加しました。その時、紗倉さんの優しさに触れ、自然と「推し活」を始めることになりました。長年にわたり、遠征までするほど熱心に応援されているティーズ(紗倉さんファンの総称)の皆さんが多くいらっしゃることも知りました。
2021年から「推し活」を始めた新参者の私が「推し活」という言葉を使うのは、少々おこがましいかもしれませんが、還暦を過ぎた爺が第2の青春を謳歌している様子だと、お許しいただければと思います。
私の住まいは、紗倉さんがイッヌ様と一緒に訪れたことのあるムーミンバレーパークまで車で20分ほどの郊外の一軒家です。
妻と、33歳を過ぎてもまだ独身の長男との3人暮らしで、長女と次女はすでに嫁いでおり、私は5人の孫を持つ年金生活者で、67歳の爺です。
最寄りの西武新宿線の狭山市駅まではバスで移動する必要があり、少し不便な静かな住宅街に暮らしています。会社までは車で15分ほどで、車通勤には便利な立地です。また、近くに圏央道へのアクセスがあり、三井アウトレットパーク 入間などのショッピングセンターも車で30分以内の場所に多くあり、買い物にも困りません。
一方で、都内まで電車で出かけようとすると、バスや電車の乗り継ぎが必要です。池袋までは約1時間20分、新宿までは約1時間40分かかります。そのため、仕事以外で都内に出かけることはほとんどありませんでした。
遊びに出かける際は主に自家用車を利用し、外食も郊外にあるチェーン店が中心になります。ですから、カレンダーイベントが行われた神保町に行くのも初めての経験でした。
紗倉さんの「推し活」を始めて今年で4年経ちますが、これまでに神保町を6回訪れています。主にカレンダーイベントやトレカイベントのためで、最寄りの西武新宿線狭山市駅か、西武池袋線入間市駅の有料駐車場(1日あたり1000円前後)を利用します。
神保町に行った際は、いつも新潟カツ丼 タレカツ 神保町すずらん通り店に寄り、野菜かつ丼をいただくのが定番です。そして、帰りには奥さんのご機嫌取りのために、駅でミスタードーナツを買って帰るのが恒例となっています。写真集イベントでお米をもらったことがあり、それもまた奥さんのご機嫌取りに役立ちました。
これまでは仕事以外で都内に行くことはほとんどなかったのですが、紗倉さんの「推し活」を始めたことで、都内に出かける機会が増え、良い運動と認知症予防になっています。
また、2021年6月24日以来、AVの新作が出ていませんでしたが、5カ月ぶりとなる11月25日に新作がリリースされ、引退の心配がなくなり、ほっとしました。
紗倉さんがYouTubeの「紗倉まな2nd」で、「コロナが怖くて撮影しなかった」と言っていたのを覚えています。
当時はまだ、リップサービスを知らず、紗倉さんの言うことをすべて真に受けて、SNSでもそのたびにヤキモキしていましたが、初めてリポストも経験しました。
10月に開催されたマジックミラー号25周年記念では、トマホークとのやり取りをYouTubeで楽しみました。さらに、ラジオ番組『マジミラ』へのトマホークの乱入やYouTubeでのコラボなど、まるで偶然に行われたかのように見えましたが、実際にはすべてが計算された上で進められていたのだと思います。
振りと回収が巧妙に計算されており、その手法に乗せられて、私はすっかりそれらのやり取りに夢中になっていきました。
当時は、紗倉さんの計算されたSNSやYouTubeの投稿に振り回され、すべてが初めての経験で、どんどん彼女の魅力に引き込まれていったのを覚えています。
やがて、朝の挨拶や日常的なSNSの投稿が少なくなり、リポストや書籍に関する投稿が中心となる時期があり、少し寂しさを感じたこともありました。
また、愚痴をこぼす投稿があったり、投稿途中で削除されることもあり、そのたびに驚きと新鮮さを感じました。それまで、自分で投稿を消せることさえ知らなかったので、そのような経験も新鮮でした。
愚痴投稿が計算されたフリなのかもしれないと感じることもあり、そのような投稿後、予定をキャンセルする事があるので、事務所へのプレッシャーを目的としているのかもしれません。その巧妙さもまた紗倉さんの魅力の一つだと思います。
体調不良以外の投稿はどのような形であれ、私は楽しませていただいています。
『てんちゃ』で、紗倉さんが「SNS投稿を皆が見てくれていない」と話していたこともありましたが、その後も特に投稿が増えるわけでもなく、そんな気ままさも紗倉さんらしい魅力の一つだと思います。
これからも、紗倉さんが気が向いた時にSNS投稿をしてくれるのを楽しみにしたいと思います。
昔は、紗倉さんの投稿に一喜一憂していましたが、最近は少し余裕ができ、俯瞰的に見られるようになりました。
紗倉さんの「推し活」を始めたことで、さまざまなイベントや、紗倉さん以外の女優さんたちを知る機会が増えました。その都度、女優さんをフォローしてしまい、SNSだけでも楽しめるようになりました。
まだAVに関しては紗倉さん以外で、完全に満足できる作品は少ないものの、SNSが面白くお気に入りの女優さんは増えていきました。
昨年初めて参加したSODアキバJACKで出会えた倉田優希さん(現在はAV引退)、星野莉子さん、そして今年初めて参加したマインズ湯3でお会いできた江戸川もなかさん、オトふらから知っている小島みなみさんなど、紗倉さん以外にも興味を持てる女優さんたちと直接お会いすることができました。
最初は、イベントでお会いしたすべての女優さんをフォローしため、膨れ上がりました。皆さんがフォロワー数を増やすためにさまざまな工夫をしているのを見て、その努力に一喜一憂しています。際どい投稿や動画のアップ、一日に何度も更新されたり、専用サイトを作ったりと、それぞれが工夫を凝らしており、見ているとあっという間に時間が過ぎてしまいます。
これまで紗倉さんのSNSしか知らなかったため、こんなに頻繁に更新が行われていることに驚きました。そして、投稿された画像や動画を楽しめることを知り、SNSの世界がさらに広がりました。しかし、あまりに多くの情報に嵌り、この年で寝不足になってしまうため、現在では倉田さん(AV引退)と江戸川もなかさん、そして紗倉さんの3人にフォローを絞っています。
たとえ紗倉さんのイベントに参加できないことが続いても、他の方のイベントを楽しむことで、気持ちに余裕が生まれるようになりました。
話を昔に戻します。
2021年10月に配信されたVoicyフェスでのエハラマサヒロさんと紗倉まなさんの対談は、とても楽しく聴きました。それがきっかけで「Voicy」を知り、過去の紗倉さんの無料配信を聴くようになりました。男女の営みや避妊などの相談、AVはファンタジー、撮影秘話、そしてお父さん的存在である「てっちゃん」との仲睦まじい放送など、非常に興味深く楽しむことができました。
これを聴いたことで、紗倉さんの人となりが分かり、より引き込まれるようになりました。当時はすべて信じていたので、推し活一直線になります。
紗倉さんは、2018年6月から2019年9月まで、そして有料プレミアム版で2020年9月から2021年2月までVoicyを配信しており、今でもVoicy(https://voicy.jp/)で聴くことができます。
紗倉まなさんに興味がある方は、ぜひ聴いてみると良いと思います。その会話の上手さ、聴きやすさ、そして優しいトーンに虜になることでしょう。
最近始まったAudibleの「学者メシ」の冒頭の紹介が、このVoicyを彷彿とさせてくれます。「学者メシ」は、毎週金曜日に更新されるポッドキャストで、紗倉まなさんとラッパーの呂布カルマさんがMCを務め、専門家の先生をゲストに迎え、出される料理(メシ)を楽しみながら世界の出来事を知ることができる、新鮮で知的なポッドキャストです。毎週金曜日の更新が楽しみで、長く続いてほしいと願っています。
Audibleに入会したことで、2021年12月に発売されたAudible版『働くおっぱい』にも今、夢中になっています。この作品は、紗倉さん自身の経験や視点が垣間見えるエッセイで、社会における女性の役割や自己肯定感、仕事と人生のバランスについて深く考えさせられます。
「エロ屋」という異質な職業に身を置きながらも、社会生活の中でどのように自身を確立し、自分の居場所を見つけていったのか。まなさんの声を通して語られる言葉一つひとつが、より強く心に響いてきます。特に、自分自身の体や仕事について率直に語るシーンでは、その裏にある感情や思いが深く伝わり、まるで紗倉さんと直接会話をしているかのような臨場感を味わうことができます。
さらに、2023年8月に開催された、漫画『来世ではちゃんとします』の作者・いつまちゃんとのトークイベントにも参加しました。そのイベントでの紗倉さんの朗読は特に印象的で、深く引き込まれました。
MCやゲストとしての紗倉さんも魅力的ですが、単独で行う朗読やラジオ番組などもぜひ実現してほしいと願っています。
そして、2021年12月2日(木)から5日(日)にYouTubeで配信された「CREATIVITY FUTURE FORUM 2021」のセッション2『美女と野獣とセクサロイド ~機械と人間の間に生まれる愛とは?』に、紗倉まなさんが<カタリスト>の一人として出演されていました。他の参加者には、藤堂高行さん(メディアアート作家)、山田胡瓜さん(漫画家)、三浦竜郎さん(博報堂 エグゼクティブクリエイティブディレクター)などがいましたが、紗倉さんの勉強熱心さと頭の良さには感嘆しました。彼女の言葉の使い方は分かりやすく秀逸で、相手の話を尊重しながら深く掘り下げていく様子は、このような討論の場で非常に憧れる語彙力だと感じました。
また、2024年4月20日に台湾で性教育イベントを行っていましたが、日本でもぜひこのような文化的なイベントを開催してほしいと願っています。
私が紗倉まなさんのファンになったいきさつをまとめると、2020年5月、ファンタジー色の強いAVの中で、自然な演技のエロさに引き込まれたことがきっかけでした。
そして、2021年9月からは、実際の姿をより詳しく知るようになり、推し活を始めることになります。
紗倉さんの自然なエロ演技、ラジオや配信における周囲の意見を引き出す巧妙な対応、SNSで見せるお茶目さや素直な一面など、多方面で活躍するレジェンド女優であることを知りました。
しかし、実際に会ってみると、相手を大切にしてくれる優しさが滲み出ていて、その可愛さに完全に惹かれ、出来る限り応援しようという気持ちになりました。こうして、紗倉まなさんの推し活を本格的に始めることとなります。
その費用を捻出するために、定年後もパートとして会社に残ることを決めました。
2021年が、私の推し活元年となり、新しい青春時代の始まりとなったのです。