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(散文)「異邦の騎士」島田荘司著(紹介と感想)

島田荘司さんの「異邦の騎士」の紹介と感想です。

「占星術殺人事件」が有名な作者ですが、自分はこの「異邦の騎士」のほうが好みです。

内容は、記憶喪失の主人公、同棲することになった美人女性、一風変わった占い師、この3人のごく普通の日常生活からスタートします。

そんななか、記憶喪失の主人公が、自分の記憶を取り戻そうとすることによって話が展開します。
この徐々に取り戻していく記憶に、実はある仕掛けがあるのです。

そして、クライマックスは、タイトルになっている「異邦の騎士」が馬に乗り、颯爽と助けに来る。という話です。

読み終えての感想は、「この異邦の騎士、こんな謎を解けるなんて、すごく鋭い頭脳の持ち主なんだろ~」と感心する一冊です。
この一冊で、島田荘司さんの御手洗シリーズが好きになりました、

「異邦の騎士」の話に戻りますが、作中に「チックコリアのレコードを聴く」というシーンがあります。
この作品きっかけで、チックコリアを知った方も多いのではないでしょうか。

■■■ 完全版のお知らせ ■■■
実は、この「異邦の騎士」、1988年に初版が出ています。
その後、1998年に、異邦の騎士 改訂完全版が出版されています。


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