読みたい本を買うために本を売る。
noteを書くのって意外と気力を使うもので、私なんてストーリーを描けるほど書いてないくせに、「今日は気力があるぞ!」という日しかタイピングができない。そうして延ばし延ばしになり、気付けば2月も終わろうとしている。最近は花粉症のせいか頭がぼーっとするし、効率が悪い。
Amazonの欲しい本リストは溜まっていく一方で「節約」が頭の中を洗脳し、なかなか購入までに至らない。どうしても読みたい本はメルカリでポイント購入している。ポイントがなくなれば自宅にある本を販売し、また欲しい本を手に入れる。そんな感じで最近は乱読できず、小説をゆっくり読み進めている。
222、『僕たちはヒーローになれなかった。』 葉田甲太(著)
『僕たちは世界を変えることができない。』の同作家。発展途上国において、何も持ってない人間が、誰かを救うことができないとしても、不幸を減らすことならできるかもしれない。ということに焦点を当てて、カンボジアに保健センターを設立するまでの著者のたくさんの経験や心情が描かれている。
何のために働くのか迷うことが多いなかで、自分の目の前の人が笑顔であればそれで良いじゃないかと気付かせてくれた。ひとりでも多くの人が笑顔で前を向いて生きれるように、そのために看護師として私には何ができるのか考えていきたい。
223、『黒笑小説』 東野圭吾(著)
3冊目の「○笑小説」シリーズ。最初の方は編集者や作家さんたちの苦悩がブラックユーモアに描かれていて、知らない世界を知った感じ。仕事で心身が疲れている人は共感できる節があるかも。辛いことも笑いに変換することで乗り越えていってほしい。
224、『ゴッホのあしあと』 原田マハ(著)
『たゆたえども沈まず』を読んだばかりのときに本屋で見つけた副読本。ゴッホの歩んできた道のりを知ることができ、著者のゴッホに対する愛を感じられる本だった。著者の描いたフィクションに少しでも近い事実であったなら、ゴッホも救われる気がする。
たまたまだが、私と弟の誕生日がそれぞれゴッホと弟モネの命日と重なっていてびっくり。
225、『オリエント急行の殺人』 Agatha Christie(原著), 中村能三(翻訳)
アガサクリスティの本はいつか読んでみたいと思っていた本で、今回機会があったので読んでみたら、これはハマる。色んな翻訳本があるが、クチコミより中村能三の翻訳を選んだ。
ミステリーは今まであまり読んでこなかったが、最後まで謎に包まれたまま物語に引き込まれ、一気に読みきった。ミステリーを読むならこの本が初心者の定番と言われているのが分かる気がする。著者は多数の本を書いているので、他も読んでみたい。
226、『さいはての彼女』 原田マハ(著)
キャリアウーマンの女性らが人生を奮闘している間に失ってしまったものを取り戻し、生まれ変わっていく短編集。自分の心が正直でいることは年齢とともにプライドも高くなり、難しくなってくるのかもしれない。しかし、年代を超えて色んな人と関わり、自然のなかで心を純粋にしていくことで、優しさを取り戻していく。もっと素直に生きていこうと思った。
とにかく量をこなしたいという思いにい駆られていたのか、去年までは手当たり次第なんでもかんでも読んでいた。いわゆる乱読していた。それもそれで色んな考え方や世界に出会えるので、思考を広げるためにはとてもよかった。
しかし年末あたりからは小説の世界をゆっくり味わいながら、読み進めていくことにハマり、ペースは落ちるけども未知の世界観を味合う楽しみを与えてくれる。
MAKO