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ルーツを辿って時代の勉強。(パート1)
まこてぃです。
小説や文学などを読むようにしているのですが、時代背景が分からないと情景も浮かんでこないし、理解しづらいということに気付きました。
ついに大の苦手とする歴史の知識をつけるぞ!と意気込みましたが、直接勉強するのは生理的に受け付けません。なので、好きなものや興味のある分野のルーツから歴史を学んでいくことにしました。
分野は偏りすぎているかもしれませんが、悪しからず。(笑)
86、『ドーナツの歴史物語』 ヘザー・デランシー ハンウィック(著)
まずは一番好きなドーナツのルーツから。
新石器時代のおよそ1万2000年前、ドングリなどの穀物からヒラ焼きのドウと呼ばれるパンが発祥。(まだ定かにはなっていない)
パンの発祥は紀元前4000年前のエジプトで、そこからヨーロッパでたっぷりの油で揚げたものを「ドーナッツ」とした。と言われている。
昔はカトリック教の断食の際に紛らわすために食べられていたり、第一次世界大戦時には、戦地の兵隊たちを元気付けようとしてドーナツを作って配ったりしていた。また、高カロリー食品のため、その後も栄養食として取り入れられていった。
帝国主義であるアメリカで大量生産されるようになり、アメリカンドーナツが主流となっていく。アメリカの主流ブランドは、クリスピークリームとダンキンが、アメリカ国内のドーナツ売上シェアは三分の一にも満たない。地元の伝統ある自営店や小規模チェーン店と互角である。
オーガニック食材を使い、地産地消ブランドを売りにするなど、店の個性を出していくことでファンを増やしている。
ブランドを作っていくという面でも勉強になった。
87、『貨幣の日本史』 東野 治之 (著)
間違えて購入した本。高祖父がちらっと登場してたから何かの縁を感じた。
中国の影響が大きく、日本貨幣の起源として和同開珎が有名であるが、富本銭という貨幣も同じくらい最古とされている。元来、貨幣とは銭のことを差し、厭勝銭(ようしょうせん)という通貨ではなく、おまじないの意味で趣味品として意味していた。
貨幣に通貨としての価値を政府が付けた。また、重くて管理もしにくいという理由で紙幣が作られる。ヨーロッパは銭と通貨価値が対等であったため、ただの紙ペラである紙幣が利用されるようになったのは後の話。アジアでは銭の時代から通貨価値は不対価になってきていて、紙幣ができたときには価値がほぼない状態。結局、貨幣に価値をつけているのは政府であり、民衆はそこに翻弄されているだけ。
高祖父の研究があったおかげで、このように現代まで受け継がれていることも知り、後世に何か残していくものが私にもできたらいいなと思った。
88、『密造酒の歴史』 コザー ケビン・R (著)
1780年頃イングランドで、密造酒は非合法のアルコール飲料という意味でムーンシャインという言葉が使われ始めた。しかし、密造酒は非合法の蒸留酒であり、古代からアルコール飲料は親しまれているため、実際には分からない。
自然の食物を発酵させることで高濃度アルコールとされる密造酒が作れる。低コストで高く売れるため、発展途上国で作られていることが多い。その人たちは文字の読み書きができず、伝統として言葉のみで教えられてきたため、詳しい書物も残っていない。
現代でも密造酒は流行っており、偽造されて売買されていることも多い。外見は同じなので、知識がないと国外のバーなどで飲酒する際に危ないなと思った。
メタノールは失明や致死率が高いが、早急にエタノールを摂取することで除去できるらしい。
本当は6冊いっきに載せようと思ったけど、まだ読み終わってないし、意外と文量もあったので、とりあえず3冊だけにしときます。
世界中の時代背景とか人物も出てきて、色んなことが学べるから面白い。特に密造酒とかは、研究しようと思う人がいなければこのような本も出版されていないとなると、過去を未来に伝え続ける研究者の方々には感謝したいなと思います。
MAKO
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