読書を始めて、人の人生に興味を持つようになった。
こんばんは、まこてぃです。
家にお酒は置かないようにしていたのに、解禁しました。せっかくだから原酒のボトルが良くて、ウイスキーを。お酒の中でウイスキーロックだけは飲めないのに、そんなことも忘れていた。
テキーラが好きだけど大人ぶってウイスキーを。晩酌してたらかっこいいかなっていうイメージ。まずはグラスに氷を入れて、2cmくらい飲んでみた。強すぎて全然美味しくないけど、一番酔いやすいからコスパは良し。飲みすぎに注意しないと、アル中になりそうで心配です。
では、ここ最近読んだ本たちを。
64、『Quiet 内向型人間の時代』 スーザン・ケイン(著), 古草 秀子 (翻訳)
以前、スーザン・ケインのTEDスピーチを友人の勧めで聴いた。
内向的な人は全体の1/3〜1/2はいるが、表面的には外交的に振舞っている人が多い。社会的には外交的であることが良いとされ、親は子供が内向的だと悩んだり、外交的になるように教育する親も少なくない。気質は内向的なのに外交的に振る舞う人は、外では明るく社交的な対応ができるが、自宅に帰った時にはエネルギーを消耗し、人格が変わったように無口になってしまう。こういうことが原因で、カップルや夫婦が不仲になってしまうこともあると。そういった意味でも、内向的な気質を持つ人について学べる。
実際に私も幼い頃は、親の後ろから絶対に離れない、内向的なタイプであった。チームスポーツをするようになってからは、自分から声を発せられるようになり、外交的になった。と思い込んでいただけかもしれない。
自分ではストレスを感じていなくても、免疫力が低下しやすかったり、病気を発症するまで自分の疲労やストレスに気付けない。自宅に帰る頃にはヘトヘト。でもみんな同じだと思っていたが、この理由の一つとして、気質が内向的だということが挙げられる。
社会の中では外交的に振舞っているつもりでも、実際には内向的な気質を持っていて、自宅に帰った時にはエネルギーの消耗のしすぎで何もできなくなってしまう人は多いのかもしれない。
内向的な人というのはマイナスのイメージを持たれがちであるが、そうではないことが分かる。アインシュタインやウォーレン・バフェット、ガンジーなど多くの偉人は、内向的だったがゆえに集中力や考察力が優れていたと言われている。
内向的な人には、自分の「スイートスポット」を探そう。
誰にも邪魔されず、独りになって心を落ち着かせられる空間のある場所。自宅でもカフェ、公園など、自分だけのスイートスポットを持つことで、エネルギーの回復ができる。だから、内向的な人にとって孤独な時間は重要。
65、『図書館巡礼:「限りなき知の館」への招待』 スチュアート ケルズ (著), 小松 佳代子 (翻訳)
積ん読(つんどく)歴、上位ランクイン!毎日視野に入っているのに開いていなかった本。写真が綺麗で、少し値段も高くて買った。
歴史は、直接学ぶのではなく、こういった他分野から世界背景や歴史の流れを学んでいくといい。と師匠に教えてもらったので、歴史嫌いの私には、通りやすい道だと思った。
朝活に持っていく気になったので、読書会でやっとお披露目。
図書館って、まだ1〜2世紀くらいの歴史の浅さしかなくて。印刷という技術が発展するまでは、1冊ずつ書き写したり、貼り合わせたり、全て自分たちの手で製本されていた。それだけ手間もかかっていて、貴重なものだから盗人もいたり、批判して燃やされちゃったり。書物を守るだけでも、図書館の管理は大変だったんだなと思う。
今はあらゆるところに図書館があって、私たちはどんな本でも読むことができ、平和で恵まれているなあ、と実感する。
66、『徘徊タクシー』 坂口恭平(著)
認知症のおばあちゃんはは、ボケているのではなくて4次元の世界へ旅しているのだという発想が面白い。徘徊ときくと嫌なイメージがあるが、この徘徊タクシーは認知症の人が行きたい、求めている世界へ連れて行ってくれる。近未来というか現実でも実現できるんじゃないかと思った。
これからの超高齢化社会に向けて、私たちは認知症の人たちが増えていくことも予測し、寛容に受け入れる社会を作っていかなければならない。認知症になっても、QOLが保ち続けられる社会づくり。家族や介護者にとっても、できるだけ楽しく介護ができるような環境が提供できたらいいよね。
67、『曽根幸明の昭和芸能放浪記 昭和の夢は夜ひらく』 曽根幸明 (著)
親戚の自伝本。昭和歌謡曲の代表とも言われる名曲を、数多く作ってきた作曲家だったらしい。美空ひばりや勝新太郎、藤圭子などとのストーリーも語られている。
昔から自宅にはあったが、やっとこの機会に読んでみたらとても波乱万丈な人生を送っていたことを知った。酒癖が悪かったり、刑務所に入ってるときに閃いた曲が大ヒット曲になったり。女性問題でもよくメディアに噂されていたそうだが、自分の意志だけを貫いてきたみたいで、頑固だけどそんな生き方がかっこいいと思った。今になって話を聞いてみたかったなあ、と。
最後にひとこと
本を読むようになり、著者や登場人物に興味を持つようになってから、今まで意識も向けなかった、周りの人たちにも目を向けるようになりました。お年寄りとか、人の話ってつまらないと思うことが多くて、ぶっちゃけ今まではほとんど、話を聞いていないことが多かった。(笑)
でも、人は死んでからは語れないし、話を聞くこともできない。と思ったら、なんか貴重な感じがして、興味も湧いてきた。
親族に面白い人たちがいることを知る機会も増えた。今までは周りの人や他人に興味がなかったから、知ろうともしなかったということかもしれない。
周りには私の知らない、面白い人がもっとたくさんいる。人生の師匠たちに話を聞く機会を、もっと作っていこうと思います。
今日も最後まで読んでいただき、ありがとうございました!
おやすみなさい。
MAKO