世界のトップリーダーはエンパシーを大切にしている
最近よく話題になっているHSP(Highly Sensitive Person)という言葉。
敏感な人を表し、これは病気ではなくその人の気質であると言われている。この類の記事は他でたくさん紹介されているので今回は割愛する。
私自身も人と接するのは好きだが、疲れやすく環境に左右されやすいことに悩んでいたとき、HSPを知った。そしてHSPに関する本を読んでみたりもした。
そして、HSPとも近い存在と言われているエンパス(=共感力の高い体質)という言葉に出会った。
ロサンゼルスの精神科医ジュディス・オルロフ著の『LAの人気精神科医が教える共感力が高すぎて疲れてしまうがなくなる本』である。
この本では人に共感しすぎて生きづらいと感じている人に向けて、どのように生きていったら良いのか、どのようにしたら快適に生きていけるか、などメディテーションの方法も交えながら説明されている。
正直、私はエンパスなのかは分からないが、エンパスという言葉に対してネガティブな印象を持っていた。相手の感情に共感しすぎることで自分自身が疲弊してしまうというのは、エンパス自身にとって辛いことなのではないかと。
ところが先日、『生き抜く力』という本を読んで、人に共感(エンパシー)できることはその人の武器なんだと知った。エンパスに対してもポジティブに捉えられるようになったのでシェアしたい。
スタンフォード大学オンラインハイスクール校長の星友啓さんの本である。
まず、世界トップのオンライン学校長が日本人だということにも驚いた。著者の人生も面白く、講義形式で語り口調になっているので理解しやすい。
そして、エンパシーについては第1講で語られている。世界のトップリーダーたちと間近で活躍している著者だからこそ、トップリーダーたちが何を大事にしているのかも説明されており、そこで強調されているのが「エンパシー」だ。
内容を書いてしまうとネタバレになってしまうので、是非本書を読んでいただきたのだが、エンパシーはかけがえのないギフトなんだってことに気付かされる。
相手や周りの環境に共感しすぎて疲れてしまう人、どうやって生きていくべきか悩んでいる人には、エンパシーを今までとは全く異なる視点から捉えることができる1冊ではないかと思う。
もちろんエンパシーに関することだけでなく、これからの時代をどうやって生き抜いていくのか、世界のトップリーダーとして、また日本人として助言を与えてくれる。
せっかく生きているのだから、生きづらいと思っているままでは勿体ない。
明るい未来を目指して自分らしく生きていけるよう、たくさんの視点を見つけることは自分にとってすごく大切なのではないか。できるだけノンストレスな生き方をしていこう。
MAKO