【大阪 梅田】露天神社~曾根崎心中~
今回は、あの有名な
『曾根崎心中』
をご紹介します。
この話は、「近松門左衛門」作で
江戸時代の中期 元禄16年に
浄瑠璃や歌舞伎等で上演され、
現代でも上演されてる有名なお話ですが
僕も名前は知っていたものの
詳しい内容までは、全然知りませんでした。
そして何より興味をひかれたのは
①実際に起きた事件が題材である。
②事件が起きてから上演まで1ヶ月である事。
この二点です。
「近松門左衛門」は、浄瑠璃や歌舞伎の作者で
ある事で有名で何となくで勉強すると
アーティスト要素が強いのですが
きちんと勉強すると
作家兼、報道(バンキシャ)みたいな感じで
僕は捉えました。
今で言う所の再現VTRに近いものを
上演してた感じですよね。
話の始まりは
現大阪市中央区にあります
『生國魂神社』です。
西国三十三ヶ所参りを終えた
堂島新地「天満屋」の女郎
『お初』と
内本町の醤油屋「平野屋」の
『徳兵衛』が
偶然、生國魂神社で再会します。
二人は以前から恋仲で
巡礼中に何の連絡も無かったことを
責めるお初さん。
しかし、徳兵衛さんも会えない間
大変な目にあってたのだとお初さんに
説明します。
徳兵衛さんは、実の叔父の醤油屋で働いており
凄く真面目で誠実に働くことから
叔父さんから
娘と結婚させて店を持たせると言う話が
出てきた。
徳兵衛さんは、お初さんと言う
意中の女性が居るからと話を断ったのですが
叔父さんと徳兵衛さんのお母さんの間で
強引に話が進み結納まで済まされてしまう。
それでも徳兵衛さんは、断り続けた所。
叔父さんは、怒り心頭
勘当を言い渡し、結納金の返済はおろか
今まで世話した衣服等も返せと言われる
羽目になる。
なんとか、母親から結納金を返して貰った
徳兵衛さんだったが丁度、その時
兄弟と思えるぐらい仲の良かった
『九平次』に
どうしても緊急のお金が要ると
頼み込まれ必ず返済してくれるように
言った上でお金を貸してしまう。
が、返ってこない
だから、大変なのだとお初さんに
話した。
丁度その時、九平次が数人の仲間と
生國魂神社を通りかかった。
お初さんと徳兵衛さんは、
九平次にお金を返すように言った所
九平次は、お金なんて借りてない!!
と言う所か徳兵衛さんを仲間の前で
有りもしない話をしたと詐欺師よばわりし
袋叩きにする。
お初さんは危ないからと周りの人に
強引に駕篭に乗せられ「天満屋」へ。
その頃、袋叩きにあった徳兵衛さんは
自分の潔白を証明する為には命を絶ってでも
証明する他ないと自害を決意する
そして一方、お初さんは
堂島新地の「天満屋」で
周りの女郎からも徳兵衛の悪口や
悪い噂を聞かされる。
更にそこへ
九平次がやって来て
徳兵衛から金をぶんどってやったやら
死んで身の潔白を証明すると言ってたと
自分が徳兵衛にした悪事を
馬鹿にするようにお初に話をした。
それを聞いたお初さんは
「徳兵衛さんが死んだら私も死ぬよ」
と一喝。
それを聞いた九平次は気味悪がって
天満屋を後にするのだが、、、
実は徳兵衛さんは天満屋の床下に隠れており
九平次の話を一部始終聞いていた。
そして、自分の身の潔白を証明する為
死ぬことをお初さんに告げ
一緒に心中して欲しいと頼む。
そして、
元禄十六年四月七日の早朝
曾根崎の「露天神の森」(現在の社の裏手)
にてお互いを松の木に縛り
まず徳兵衛さんがお初さんの首を短刀で切り
命を奪いその後、自らも命を絶った。
『未来成就疑ひなき恋の手本となりにけり』
と来世での固い契りとして結末となる。
そして、徳兵衛さんのお墓は分からなかったが
お初さんのお墓は、
大阪市中央区の久成寺にたてたが
所在不明となり
2002年に300回忌を機に住職と檀家らにより
再建されている。
今回は、『曾根崎心中』を
ご紹介させて頂きましたが、
この話を調べる経緯は勿論「怪談」です。
実際に事件が起きた場所を探してる内に
『近松門左衛門』に出逢い。
そこから日本における心中の形まで
ぐぅーっと調べ倒してしまいました。
日本における心中の解説は
YouTubeでも曾根崎心中と共に
解説しておりますので宜しければ
観ていただければと思います。
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詳しい解説
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