”脱毛後、1年経っても髪のうねりが戻らない”― 焦らず、自分のペースで向き合おう
このページでは、がんや脱毛症向けの専門美容室ディピアで実際の患者さんたちから寄せられた質問に、美容師さんと看護師さんが回答しているディピアチャンネル内の動画と内容をまとめたコラムです。
今回のテーマは 抗がん剤治療後、髪が伸びたけれど癖が強くてウィッグが手放せない」など、髪の毛の回復に時間がかかる方への情報まとめです。私たちが日々お会いしている現場での感覚と、ガイドライン(手引き)の内容を交えてお話ししています。
動画の下に内容をまとめた解説コラムがありますので、こちらもご覧ください。
髪の癖やうねり、戻るまでの期間
教科書的には2年で元に戻るとされる
ただし、個人差があり、2年経っても元に戻らないケースもあります。実感値としては3割の人がウィッグを継続利用
髪がうねったり、生え方が変わったりする人は少なくありません。突然ブーストがかかって伸び始める人もいる
急に髪が元気に伸びることもありますが、予測は難しいです。
焦らないための対策と心のケア
ウィッグの使用時間を減らす
外せる時間を増やすことで、髪への癖がつきにくくなります。特別なケアや高額な商品に頼りすぎない
健康的な生活、適度な運動が一番のケア。
育毛剤や高額なシャンプーは効果に過度な期待をしない。
気持ちの整理
書くことでモヤモヤを言語化
頭の中の気持ちをチラシの裏に書き出し、読み返したら処分することで心が軽くなることも。相談支援センターを活用
気持ちを言葉にするだけでも心が整理されます。
自分のペースで向き合う
「自分だけじゃない」と思って大丈夫
髪のうねりや癖が戻らない人は少なくありません。自分を責めずに、ゆっくり向き合いましょう。日々の中で小さな「良かった」を見つける
毎日3つ、楽しいことや良いことを書き出してみると、気持ちが少し前向きになります。落ち込んでしまう気持ち、嫌ですよね。気持ちをやり過ごすいろんな方法を試しながら、自分はこれがいいかなという方法を見つけてみてください。
参考URL
https://jamanetwork.com/journals/jamadermatology/fullarticle/2784689
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