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kindle出版は絶対にひとりでやっちゃダメ!

中山マコトだす。
と書きましたが、本当は「中山マコトです」ですよね?

でもね、意外と、こう言うの気づかないことが多くって、はるか昔、僕が某菓子メーカーのとんがりコーンの市場調査を担当していた時には、その数年前から、レポートタイトルが、
とりがんコーンの〇〇調査報告書」
となってました。
とんがりコーン→とりがんコーン(笑)

表紙のど真ん中に、デカイ文字でど~~んと!

とりがん

って書いてあります。
クライアントの社長も読むのに・・・・

でも、これね、レポートを作っている僕の会社の担当も、複数いるクライアントの担当者も、つまり菓子メーカーのマーケティングスタッフも誰一人気づかないまま5年以上、日付を変えただけで、表紙を使いまわしてきたわけです。
僕がたまたま気づいたけど、そうでなきゃ、まだまだ何年も同じ表紙を使い続けていたはずなんですよね。

と、ことほど左様に(←ちょっと難しい言い方してみた)人って、ミスをするものだし、そのミスに気付かないものです。

こうした誤字脱字、表現の間違いをチェックすることを、出版用語的には「校正」と呼びますが、これ一冊分の校正をひとりでやるのは結構、大変で、2回目の校正(2校)とか、3回目(3校)とか、最後の念校とか、色々あるわけです。

で、問題なのは、人って思い込む生き物だって事です。
・さすがに、表紙の商品名を間違うことはないだろう。
・これだけ何人もが見てるんだから、まさか間違うことは無いだろう!
・他の誰かが気づくだろう。
・自分が見たんだから大丈夫!(のはず)
と思い込む。

思い込むと、チェック漏れが頻発し、ひどい原稿になる場合もあります。
だから二度三度とやらないと危険なわけで、でも、その網の目をかいくぐって残るミスが実は結構あります。

校正がキチンと出来ていないと、著者も編集者も、本を愛していない感じが伝わって、評価も下がります。
以前、僕の教え子が初出版した時、初版で1万部印刷したんですが、ま~、とにかく誤字脱字がひどい。

2ページに一個くらいは初歩的なミスのオンパレードです。
状態→常態
行為→好意
選考→潜航
とかかな、憶えてるのは。

これでは、彼の本だけでなく、彼自身の評価にも傷がつくと僕は判断しました。
なので、僕は彼に、出版社と交渉させ、初版で書店に出回っている本を自分で買取り、回収しろと指示しました。

販売価格に直すと、ザっと1600万円くらいはかかります。

ま~、彼の場合はお金があったので、その指示を呑んでくれ、半数くらいを回収し、重版(改めて印刷しなおすことです)をかけて誤字脱字を直し、改めて修正版を書店に届けました。

その本は結果的に3万部以上売れて、使った800万くらいは無事回収できたんですが、僕にとってレベルの低い誤字脱字はそのくらい致命傷だという意識があるわけです。

また、校正とは別に、校閲(こうえつ)ってのがあって、これは書いてある内容の正誤チェックだったり、時代考証やファクトチェックなどをやるステップです。
一時、よく使われたエビデンスの確認などもこの部分ですね。

これは基本、シロートさんでは中々難しく、専門職としての職能も必要になります。

なんで、こんな事を書いているのか?と言うと、kindle出版の話です。

これ、間違いないんですが、kindle出版は、
■ひとりで本をつくるとミスをする!
ということです。

本づくりって、実に色々な種類の作業が組み合わさって出来るものです。

本を一冊作ろうと思うと、実に色々なステップがあって、そしてそのステップはステップごとに、求められる能力が異なります。

先ずは企画=テーマ探し、
これはある意味、時代の風を捉える感性と、他の人とは違うことに気が付く視点が求められます。
正直、漫然と生きている人にはとても難しいです。

それからタイトルを決める能力。
これは明らかにコピーライティングの技術が求められます。
特にkindleはタイトルが9割と言われるほど、タイトルの占めるウエイトは大きい。
ここ間違うと先ず売れる本にはなりません。
そして多くの場合、著者はコピーの技術、知識がありません。

次に構成。
これはバラバラに点在する事象を何かの基準で並べ替えたり、まとめたり、分解したり、すんなり読めるようにする論理的考察が必要になります。

これも慣れが必要で、シロートさんが無理にやっても、実にギクシャクした分かりづらい流れになって、読んではもらえません。

また目次をつくるのも実はかなり難しくて、目次の一個一個をコピーライティング的なフレーズで考えないと魅力を感じてもらえず、買ってはもらえません。

原稿書き。
当たり前ですがこれが一番大変です。
シロートっぽい、子供っぽい、読み難い文章で綴られた本は世の中に沢山あって、僕は最初の数ページで読むのをやめてしまう事もしょっちゅうですが、文章ってのは「正解」がないんです。

こっちの文章が正しくって、こっちが間違いってものがない。
しかもあくまでも好みとか好き嫌いで読んだりするので、Aさんにとっては取り立てて問題のない文章でも、Bさんにとっては「なんだこれ!分らん!」となることも多い。

でも、自分で書いていると、その良し悪しの判定も出来ず、思い込みで突っ走ってしまう。
 
たに嘘でも何でもなくて、「これ、自分で読んでみたの?」と言いたくなるような本って沢山ありますよ。
でも、本人はまるで気づいていないんです。
これ、アウト!です。

そして校正・校閲。
これは冒頭に解説した通りで、なかなかに大変な作業です。

以降、本を売るためにはいわゆる営業、販売、PR、交渉などのプロセスが重要で、これも営業部、販売部、広報部などの、まるで職能の異なる人がそれぞれ動くわけですね。

まだ他にも沢山ありますが、要は本を作るというのは、沢山の質の異なる作業の組み合わせ、総体だということ。

ちなみに、僕はこんなこともやっています。
”あなたのnote記事をまたたく間に、売れるキンドル原稿に変身させる技。”
https://note.com/makotonakayama/n/n7ec747c34314

本来ならば何人かの専門スタッフが手分けしてやることをひとりでやっているわけです。

少し偉そうに言えば、経験があるからこそできる事です。

結局、本は本来、分業で出来上がるモノという言い方もできます。
それをひとりで、しかもさほど経験のない人がやろうとするのは、僕はハッキリ言って「暴挙」だとすら考えています。

良い本を作りたければ、一人ではやるな!

これが結論です。

では、誰とやればよいのか?と言うと・・・

もちろん、僕のような本づくりの専門家に力を借りる方法もありますし、知り合いのプロが居たらそういった方にアドバイスを求めるのも一つだと思います。

でも、それだと費用が掛かります。
費用をかけるのが絶対に嫌だ!という場合は、例えば、kindle出版のコミュニティに入れば、沢山の出版仲間、著者仲間、著者予備軍がいるので、そういった方と手を携えてやっていく方法もあります。

正直、内容的に、あまりオススメできる本は少ないですが、でも、kindleで「kindle本の出し方」みたいな本は沢山出ていますし、noteでも書いてる人は結構います。

とにもかくにも、大事なのは「複数の人」、出来れば経験者の目を通して仕上げて行く。
それこそが成功への最短距離だと思います。

実際、僕に相談に来る方の中には、一度書いた原稿を自分一人であ~でもないこ~でも無いといじりつづけ、それで1年が経過している人がいました。
人生棒に振ってます。

これね、僕と出会わなければ、まだずっと続けていたはずなんですよ。

答えのない、ゴールの見えない暗闇を手探りで歩くようなモノ。
いずれ怪我をしたり事故を起こすことは当然だと思うんです。

もう一度言います。
良い本を作りたければ、一人ではやるな!

今日も読んでいただき、ありがとうございます。
まだまだこれからも書いていこうと思いますので、ぜひまた読んでください。
明日もお待ちしています。

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さて、あなたも、正しい出版にチャレンジしてみませんか?
もし興味があるなら、中山マコトが無料相談やっています。
どんな内容でもOK。
ざっくばらんにお話してみませんか?
ご相談はこちらから。
https://17auto.biz/makotonakayama/registp.php?sno=227

中山マコトプロフィール。
https://note.com/makotonakayama/n/nae07da271ea6



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