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おもかげ 【詩】

黒砂糖を食べて
サトウキビ畑を想うように

古本に挟まっていたレシートで
見知らぬ誰かを想うように

小さな星を見上げて
続いてきた命のもとを探す

まっすぐになりたくて
忘れてしまった何かを探す

今、涙が1粒作られた
来たる日まで取っておこう


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