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一度フルサイズへ戻ります

この約半年間、LUMIXのマイクロフォーサーズ機であるG99Dを愛用していました。決定的な不満はなく、自分にとってまさに"ちょうどいいカメラ"だと思っていましたが、結局売却してフルサイズ機のS5M2へ移行しました。

G99Dの前にS5を使っていたので、同じS5系のフルサイズへ戻る形になります。こんな話でもどこかの誰かの参考になるかもしれないので、理由をここで書いておきたいと思います。


そもそも普段どんな写真を撮ってるか

風景写真がメインです。望遠域が必要になることはほぼなく、基本的に標準域(それも広角寄り)で十分。動体撮影も基本しないため、高速連写できなくても全く問題ありません。

また、静止画メインで動画はほとんど撮りません。たまに10秒くらいの短い動画を記録用に残ることがある程度です。

つまり、被写体検出や6K以上の動画撮影などの高機能な上位機種は自分には完全に宝の持ち腐れです。しいて言うなら、操作性の観点でミドルクラスの機種は欲しいかなというスタンスです。

G99Dを使っていて感じたこと

12-60mm(H-FS12060)のズームレンズとセットで使用していましたが、基本的にこれで事足りていました。スマホでも綺麗に写せる今、マイクロフォーサーズの描写力でも自分にとっては十分だと今でも思います。

LEICAではないG VARIO 12-60mm。コンパクトで十分な描写力でした。

ただ、G99Dは気に入っていたものの、中身は2019年発売のG99と同等です。ちょっと暗い場面でのAFが気になり、この辺で新しめのカメラを購入しておいて長く使うか….とボディの乗り換えを考えたときに「求めているものと違うかも」と思ったのがきっかけです。

おそらくこのnoteを読んでいる方はご存知だと思いますが、G99Dの後継機は出ていないため、乗り換え先としてパッと思い浮かぶのは 「GH7」か「G9M2」の2つ。どちらも魅力的な機種ですが、価格とボディサイズの両方がフルサイズ並みに大きくなるのはちょっと…というのが正直な感想でした。

勿論、システム全体で考えるとレンズ分だけマイクロフォーサーズはコンパクトですが、望遠域がほぼ要らない自分には軽量化に対する恩恵はそこまで大きなメリットにはなりません。

自分のような静止画メインの場合、動画機能を少し控えめにしたコンパクト版をG9M2へ期待していた人もそこそこいるんじゃないかと。(微妙な評価が目立つのは、前のG9PROが良すぎたのもあるとは思いますが)

残念なことにG99/G99Dは人気がなく、既に生産終了モデルとなっています。本当にミドルクラスの後継機が出ていれば…という感じでした。

OM SYSTEMのマイクロフォーサーズ機は?

因みに、LUMIXのGシリーズだけでなく、OMDSの「OM-5」や「OM-1 Mark II」も移行先として考えました。どちらも良いカメラだと思いますし、個人的な利用用途を考えるならOM-5かなと。

ただ、LUMIXのフォトスタイルが気に入っていることもあり、今のタイミングでOM SYSTEMへの移行には踏み切れませんでした。強いて言うならもう一つ、OM-D E-M5 Mark IIを使ったことがある自分は、OM-5の外装があまりしっくり来なかったというのも少なからずあります。

本当は静止画メインの自分にとっては、OM SYSTEMの方が合っているような気はするんですけどね。

S5M2を購入したきっかけ

そんなことをぼんやり考えていた時に、安いS5M2ダブルレンズキットを発見したので思い切って購入してしまいました。

購入時の状態。全然許容範囲です。

薄暗いシーンでのAFの挙動やノイズなど、多少重くなる程度でそういった部分が解決できるならいいかなと。軽量で広角を写せる20-60mmのキットレンズも、自分の用途にとてもマッチしていることもありました。

最後に

LUMIX Gシリーズの上位機種があまり自分にはマッチしなかったという話でした。

自分のように静止画メインの場合、LUMIX以外の機種で例えるならNikon Z5とかCanon EOS RPとか、そういった機種で十分だという層も少なくないかと。風景写真なら、別に10年前の一眼レフでも特に不都合なく綺麗に撮影出来ると思いますし。

これを書いた時の自分はこう思っていたということで、記事として残しておきたいと思います。

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