Live2DとUnityで作った「デスクトップマスコット」のプロジェクトファイル公開!
こんにちは。
Live2DやE-moteでいろいろ遊んでいるフリーランスのmakotok1です。
今回は、Live2DとUnityで作ったWindows用の「デスクトップマスコット」のUnityプロジェクトを公開します。
こんな感じのマスコットです。
http://soukyu.net/ext/dl/SakuyasanClock.zip
マスコットデータは上記URLからダウンロードできます。
Unityプロジェクトのデータダウンロード
http://soukyu.net/ext/dl/Live2DDM.zip
プロジェクトファイルは上記URLからダウンロードできます。
ファイルサイズは55MBほどあります。ダウンロードする際にはサイズに気をつけてください。
このプロジェクトは【Unity 2018.3.5f1】で作成しています。
プロジェクトの基本部分
このデスクトップマスコットを作成するにあたって、やっちゃん(@y_a_s_l2d)さんのブログの内容、およびファイルを使用させていただいています。
基本部分はやっちゃんさんのブログを参照してください。
ここでは、ボクが追加した内容を簡単に書いていきます。
ファイルの構成
Live2DModel
Live2Dエディターから出力したMOCファイルやモーションファイルが入っています。
Scene
今回のシーン「DM」が入っています。
Script
ClockControl
ボクが追加した時計に関するスクリプトファイルです。
PlaceWindowtoFromt
やっちゃんさんのブログからダウンロードできる「ウィンドウを常に最前面に配置する機能」のスクリプトファイルです。
PositionController
やっちゃんさんのブログからダウンロードできる「モデルの移動拡縮させる機能」のスクリプトファイルです。
クリックしたときのモーション再生など、一部ボクが追加しています。
WindowTransparent
やっちゃんさんのブログからダウンロードできる「ウィンドウの背景を透過する機能」のスクリプトファイルです。
シーンに配置したオブジェクト
MainCamera
「PlaceWindowtoFromt」をアタッチしています。詳しくはやっちゃんさんのブログへ。
DMControl
ボクが追加したオブジェクトです。「ClockControl」をアタッチしています。
…なぜこの名前にしたのかは、不明です。たぶん「Desktop Mascot Control」のことだと思いますが、昔のことなので忘れました。
SakuyaDM
Live2Dエディターから出力したファイルをUnityにインポートすると自動的に作成されるプレハブです。
「PositionController」をアタッチしています。詳しくはやっちゃんさんのブログへ。
…DMはダイレクトメールじゃなくて、たぶん「Desktop Mascot」のことだと思いますが、昔のことなので(ry
追加している内容
やっちゃんさんのブログの内容に追加したのは、
時計表示
「ClockControl.cs」で実装。
Live2Dモデルの時計の針を動かすパラメーターに、現在時刻の情報を直接送っています。
詳しい内容はスクリプトファイルを参照してください。
マスコットのコントロール関連の追加
「PositionController.cs」に追記して実装。
ホイールボタンでのマスコット移動、ホイールによる拡大縮小などを追加しています。
クリックしたときのランダムモーション追加
「PositionController.cs」に追記して実装。
マスコットをクリックした時に、5種類のモーションがランダムで再生されます。
モーションの管理はMecanimを使用しています。
再生のタイミングはトリガーのフラグを使用。
連続クリックで、モーション途中に別のモーションが再生されることを防ぐためにフラグを使っていますが、このフラグの解除のタイミングに、モーションファイル内のアニメーションイベントを使っています。
※アニメーションイベントについて詳しくはこちら。
…おそらくプロジェクトを見て分かりづらい部分はこのくらいかと。
最後に
先日開催されたalveにて、ユーザーが作成したモデルを入れられるデスクトップアプリやスマホアプリをLive2D社さんが公式に作成中と発表され、アプリケーション利用にも注目が集まり始めているかと思います。
この機会に、動画やFaceRigなどのアバターだけでなく、いろいろなことにLive2Dが使用されるようになればと思い、今回のプロジェクト公開をしました。
このプロジェクトファイルを見て、マスコットを作ってみたい!と思う人がいてくだされば幸いです。
では、また。
※このプロジェクトファイルに入っている「Live2Dモデルデータ・モーションファイル」は、確認以外では使用しないようにお願いします。
※この作品に収録されているキャラクターは、上海アリス幻樂団様の「東方Project」の二次創作作品です。